tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し

2014-01-16 15:59:10 | 物申す
「下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し」
戸や襖、障子を閉じるのに、一寸ぐらい閉め残すのは下賤、三寸ぐらい閉め残すのはのろま、開けっ放しにするのは馬鹿というように、注意の足りなさで人の品格が分かるということ。


日比谷線に長時間乗ることがあるが、日比谷線には連結部のドアが自動で閉まる車両と、閉まらない車両がある。

閉まらない車両に乗ると、たいていは開けっ放しになる。
まさにタイトルにも挙げた慣用句=「下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し」そのもので、
「開けたものを閉めない」馬鹿、「閉め方が中途半端な」下種とのろまだらけだからだ。
そうすると、車内を相当な勢いの風が通り抜けること甚だしい。
夏の時季ならまだしも、厳寒のこの時季はかなり不快だ。

ただし、今は連結部のドアが自動で閉まる車両が当たり前だと思うから、
ドアが閉まらずに冷暖房効率も劣るに違いない、「ぐずぐずの車両」をいまだに走らせている鉄道会社の方が悪いだろう。

ドアが自動で閉まるのは東京メトロの車両、閉まらないのは乗り入れの東武鉄道の車両だ。

東武の車両はシートの色に「褪せたグリーン」を選んでしまうセンスもどうかと思うが、
この「お馬鹿なドア」、ぜひなんとかしてもらいたいと思う。

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自由が丘から蒲田・大森・大井町へ

2014-01-12 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
自由が丘で髪を切った後、歩こうと思った。
15:07 中心部の喧騒を抜け、住宅街を大井町線から離れずに歩く。

15:13 緑が丘駅。久しぶりに来たが、新しくなってるな。「丘」の名の通り、ホームが高台に乗っている駅で(その意味で、丘というよりむしろ「谷底」にある自由が“丘”駅とは異なる)、高台の突端から桟橋のようにホームが突き出た構造をしていたのがとても好きだったのだが、その良さはまだ残っているだろうか。

目黒線の踏切を渡る。緑ヶ丘を出た大井町線の上り線が目黒線を跨ぐ。線路際、壁が全面パネル張り(太陽光パネルか?)のビル、東京工業大学の施設だろうが、こんなのも前はなかった。

ここからは呑川に沿って歩こうと思う。看板に「清流の復活」と。この川は、世田谷区新町を源とし、かつては、上流は田畑の灌漑に、下流は小舟の水運に利用されていたそうだが、御多分に洩れず、都市化で水質が悪化。そこで、1999年、新宿区上落合の下水処理場(「水再生センター」なんて言うらしいが)から新宿・渋谷・大岡山を経る導水管を引き、高度処理した再生水を流し始めたそうだ。

だが、コンクリート直立護岸で、饐えた臭いも漂い、「ドブ川」そのもの。この下流には、巨大な岩に「清流の復活」と大書された碑まであったが、もしかしたら川の全長に匹敵するかも知れない長距離の導水管を無理矢理つないでいることといい、「心の安らぐ水辺環境づくりを目指しています」という先ほどの看板のフレーズといい、ずいぶん強引な「清流」の取り繕いようだ。

15:33 池上線をくぐる。「川沿い」ということは「谷沿い」ということであり、本当は歩くのなら「丘の手」の方が気持ちいいんだろうけど、あまり道を迷ったりする気にもなれず、安直な川沿いの一本道を歩き続けている。ただ、車があまり通らないのはいい。

15:48 新幹線・横須賀線をくぐり、線路を振り返る。前に「タモリ倶楽部」でタモリが、「都内の新幹線の車窓の景色で気になった所は、全部実際に歩いてみた」と言っていた。このあたりも歩いたろうか。台地(荏原台)の掘割を走ってきた新幹線が、低地に投げ出されるあたりだ。

16:10 少しだけ川を逸れ、本門寺へ。野球少年たちが石段を駆け登るトレーニングをしている。そのせいでもないだろうが、石段はずいぶん荒れている。

夕陽を浴びる本堂。

台地の突端にある本門寺。展望台がある。南側、横浜方面の眺め。西側には富士山も思わぬ大きさで見えた。

境内側、五重塔。余計な建物が見えない分、このあたりがまだ「里」だった頃の雰囲気が想像できる。

再び呑川沿いに戻り、歩き続ける。歩く人、自転車、意外と通行量は多い。日も暮れ、みんな家路につく時間だ。

川は京浜東北線をくぐり、東京湾へ注ぐ。寒風が吹きすさんでいそうな夜の東京湾へ行く気にはなれず、ここで川と別れる。

16:57 東急の蒲田駅。取り壊されてしまったかつての東横線渋谷駅にそっくりの眺めだ。
歩いたのはここまでで9km。アーケード商店街の中の「山田うどん」で豚生姜焼きとうどんの定食、それに、今日は100円だという餃子を食べる。もう少し黙々と歩きたかったので、再び歩き出し、京浜東北線沿いに大森・大井町と2駅、合計15km歩く。チョコレート工場の横を通ると、休みで閉まっているというのに、チョコレートの匂いがした。

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