情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

日本経団連がホワイトカラーエグゼンプションの早期導入を要求!

2005-10-14 23:07:01 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
日本経団連は、13日、「労働契約法制に対する使用者側の基本的考え方」を発表、この中で、ホワイトカラーエグゼンプションの早期導入を強く求めた。ホワイトカラーエグゼンプションについては、前にも書いたが、サービス残業を合法化するとんでもない政策だ。最近、サービス残業について、企業が厳しく取り締まられ、また、従業員への支払をさせられていることに対抗した動きだという見方もできよう。
日本経団連のウェブサイトには、「日本経団連としては、かねてより主張している、解雇の金銭解決制度、ホワイトカラーエグゼンプションについて早期導入を要求する」と明言されている。このような制度が導入されたら、もはや、人間らしい生活は望めなくなる…。立ち上がるのはいましかない!!

総務省のフジテレビへの厳重注意は表現の自由への侵害

2005-10-14 06:46:18 | メディア(知るための手段のあり方)
 少し古い話だが、毎日新聞によると、【総務省は5日、フジテレビジョンに対し、昨年3月から今年4月に計3回、朝の情報番組「めざましテレビ」内で、事実でない内容を放送したとして、厳重注意するとともに、再発防止に向けた体制づくりを求める行政指導を行った。放送法第3条(報道は事実はまげない)に抵触するとして省内で村上光一社長に文書で指導した。】という。
 問題となったのは、視聴者の疑問を調査するコーナーで、失恋してない女性に「1年ぶりに彼に電話する」などのやらせ演出をしたうえで放送したというもの。

 疑問なのは、この放送について、フジテレビは9月8日、管理責任を問い同日付で情報制作局長を減俸、情報制作センター室長ら2人を減給の処分にしており、別に放置しているわけではない(共同)にもかかわず、注意をしたことだ。

 最近総務省は、何かあれば注意を発するようになった。以前とは異質な姿勢である。政府から独立した機関からの注意であればまだしも、政府がメディアに注意をすることの意味は非常に大きい。

 今回のやらせも、一見、注意されても仕方ない、と思わせるような事案ではあるが、自らそれなりの対応をしているのであり、それ以上に総務省が注意をする必要があったのか疑問だ。