ついに,民主党が,憲法改正国民投票法案を次期国会で成立させることに同意した。共同通信によると,【衆院憲法調査特別委員会の中山太郎委員長と自民、公明、民主3党の憲法調査会責任者らが20日午後、都内で非公式に会合を開き、憲法改正のための国民投票法案について、来年の通常国会に議員立法で提出し、成立を目指すことで一致した。年明けから3党の調整を本格化させる。】という。
中身については,【与党側は、メディア規制に関し、虚偽報道禁止などを打ち出していた従来の方針から「原則自由」に転換したことを民主党の枝野幸男憲法調査会長に伝えた。民主党は規制なしを主張しており、与党側が歩み寄った形。最大の焦点となっていたメディア規制で調整の環境が整った。】と報じられている。
しかし,最大の焦点は,メディア規制ではなく,改憲案一括投票か個別条文ごと(関連条文はパッケージ)の投票か,という問題である。
自民党は,個別でもかまわないようなことを匂わせてはいるが,新憲法案をみると,到底個別投票をしようとしているとは思えない(ここ参照)。
民主党が,自民党に一括ではなく個別投票とするための踏み絵をさせないまま,次期国会成立に同意したということは,実質的には民主党も一括投票を認めたということになるのではないか?これは改憲大同団結ではないのか?
一括投票は国民を愚弄するシステムであり,それを野党たる民主党が容認するというのは,選挙対策としても愚劣な選択ではないだろうか?
民主党が踏みとどまることを切望する。
中身については,【与党側は、メディア規制に関し、虚偽報道禁止などを打ち出していた従来の方針から「原則自由」に転換したことを民主党の枝野幸男憲法調査会長に伝えた。民主党は規制なしを主張しており、与党側が歩み寄った形。最大の焦点となっていたメディア規制で調整の環境が整った。】と報じられている。
しかし,最大の焦点は,メディア規制ではなく,改憲案一括投票か個別条文ごと(関連条文はパッケージ)の投票か,という問題である。
自民党は,個別でもかまわないようなことを匂わせてはいるが,新憲法案をみると,到底個別投票をしようとしているとは思えない(ここ参照)。
民主党が,自民党に一括ではなく個別投票とするための踏み絵をさせないまま,次期国会成立に同意したということは,実質的には民主党も一括投票を認めたということになるのではないか?これは改憲大同団結ではないのか?
一括投票は国民を愚弄するシステムであり,それを野党たる民主党が容認するというのは,選挙対策としても愚劣な選択ではないだろうか?
民主党が踏みとどまることを切望する。