暴動まで起きた徳島刑務所の直腸触診陵虐事件で、12月7日、鳩山法務大臣は、保坂展人衆院議員の法務委員会での質問に対し、「問題が多すぎる。刑務所が十分な情報を視察委員会に出していないのではないかと感じる。調査チームには徹底的に調査させる」と答えた(※1)。従来、鳩山大臣は、「医療行為として直腸指診を行っており、虐待や行為の不当性、違法性は認められなかった」(東京新聞12月6日付特報面)と回答しており、7日の答弁は、これまでの対応が誤っていたことを事実上認めたものだといえる。従来、法務省は、「お尻の訴えがあったら、直腸指診は当たり前。指を突っ込んでやること自体は全く問題がない。推奨されている医療法」だと言い切っていたが、一度自分でこの医者の診察を受けてみてはどうかと言いたい。
監獄人権センターによれば、刑務所の相談は過去3年間に全国で約4500件の相談を受けているが、「肛門虐待の訴えがあるのは徳島刑務所だけだ」という(上記東京新聞)。それだけとっても異常なことは明らかだ。
問題は、視察委員会に対し、医療行為への苦情が昨年度だけで約60件も寄せられていたにもかかわらず、何らの改善もされずに放置されていたことだ。仮に虐待の事実がないとしても、これだけの苦情が来たのであれば、普通は、何らかの問題があると考えて、医師を交代させるなどの対応をとるはずだ。そのような措置をとらないってことは、刑務所側が受刑者を人間扱いしていないということだ。
人間扱いされていない受刑者が社会復帰することの怖さ…。私は、受刑者が人間として自分も他人も大切にするような気持ちになって出所してほしいと思う。いまのような非人道的な扱いをされた受刑者は、社会復帰後、世間に対し、いかに振る舞うか、目に見えているのではないだろうか…。
※1:衆院TV(http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib2.cfm?u_day=20071207)の12月7日、法務委員会の保坂議員の40分くらいのところ。
【関連記事】
徳島刑務所「変態医師」恐怖の“●●虐待”自殺した受刑者も~西岡研介@週刊現代 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/83e3013e27ad716a2c8891b6ba9cc79d
徳島刑務所暴動を伝える記事に陵虐事件のことが書かれていないのはなぜ?~告発パート2の画像付 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/c3287cc0f1a6cebcb913ec689f317707
徳島刑務所で大弾圧が起きているのではないか?~CPRからの連絡に回答なしとの情報あり http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/0d06d0a301b2b50be795d6ca3abdce0b
徳島刑務所暴動の背景にやはり医師による陵虐か?~中心人物がすでに移送されているとの情報も http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/1b6ae42f64360a9bfbb40217a2b4a8d0
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしていましたが(あまり実行できなかったが…)、辞任したので中止します(ここ←クリック)。
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問題は、視察委員会に対し、医療行為への苦情が昨年度だけで約60件も寄せられていたにもかかわらず、何らの改善もされずに放置されていたことだ。仮に虐待の事実がないとしても、これだけの苦情が来たのであれば、普通は、何らかの問題があると考えて、医師を交代させるなどの対応をとるはずだ。そのような措置をとらないってことは、刑務所側が受刑者を人間扱いしていないということだ。
人間扱いされていない受刑者が社会復帰することの怖さ…。私は、受刑者が人間として自分も他人も大切にするような気持ちになって出所してほしいと思う。いまのような非人道的な扱いをされた受刑者は、社会復帰後、世間に対し、いかに振る舞うか、目に見えているのではないだろうか…。
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