情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

-どうぞ いらっしゃい!!原子力空母、米産牛肉-橋本勝の政治漫画再生計画第125回

2008-06-09 16:41:19 | 橋本勝の政治漫画再生計画
【橋本勝さんのコメント】
 この8月から横須賀に配備されることになっている原子力空母ジョージ・ワシントンが太平洋上を航行中の5月22日、火災事故を起こした。数時間後、鎮火したが放射性物質をばら撒く大事故にもなりかねなかった。原子力空母の安全性など決して信用できないということの証明ともなった。同号の横須賀母港化ハンタイの声をさらに大きくしたいものだ
 さてオトナリの韓国では、米産牛肉の輸入を5月からアメリカの圧力もあり、再開することになっていた。だが、BSEの危険は解消されていないと大衆が猛反発、連日各地で数万単位のデモが展開され、ついに政府は米産牛肉の輸入をストップすることに。
 ところで日本では06年7月から、米牛肉の輸入は再開されているが、再開後、米牛肉の安全性を疑わせる不祥事が続発している。
 原子力空母といい、牛肉といい、安全性を後回しにして他国に押し付ける、アメリカの横暴さに、もっと怒れ!日本人よ


【ヤメ蚊】
 餃子の報道と牛肉の報道とを比較するとどう考えてもバランスを失しているようにしか思えない…。




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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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秋葉原無差別殺人をいかに防ぐのか~模倣犯対策と表現の自由

2008-06-09 09:02:47 | メディア(知るための手段のあり方)
 正直、弁護士として、人の不幸で飯を食っているという感覚は忘れてはならないと思っている。特にうちの事務所みたいに企業法務をしていないと、人生で最大の危機を何とかしてくれっていう気持ちで相談にくる方多い。もちろん、解決するために事件を受けるのだから、「不幸を利用している」わけでないが、その人に不幸が訪れなければ、私たちのところに相談にくる必要もないわけだし、しかも、そういう不幸を個別に解決しようとすることを生業としているのだから、「不幸」を一般的にいかに減らすか、という問題を常に考え続けなればならないと思う。

 メディアの場合はもっと直接的だ。なぜ、事件を報道するのか、と問われれば、事件を伝えることで、同様の事件の発生を防ぐためだと答えるほかないはずだ(もちろん、現状の報道が全てその目的に沿うものであるかどうかは別だが)。

 秋葉原での無差別殺人、土浦の事件に続いて起きた惨劇を前に、メディアのあり方についてコメントしてきた者として、どう書けばよいのか、まったく筆が進まない。秋葉原の事件が模倣犯である可能性は高く、メディアで取り上げられることを意図して起こしたようにも思える(何と言っても、いま、東京で注目度が高い街は、秋葉原だ)。

 自殺報道では、具体的な自殺の方法は報道しないことで、自殺数を減らすことができるという報告があるが、このような凶悪な事件でも同じ側面があることは間違いないだろう。しかし、このようなニュースを伝えないというわけにもいかない。

 もちろん、こういう問題を一般的な治安の悪化と関係あるかのように書くのは、メディアとして、報道する立場にある者として負うべき責任に向かい合っていないとは思う。

 しかし、この事件の事実を伝えること自体は、報道する者としての責任として当然だと言われると、それには反論がしにくいように思える。

 とはいえ、メディアとしても、模倣犯を生まないような報道の仕方を検討し続ける必要もあろう…。

 もちろん、本来書くべきこと(権力監視)が書けなくなるような「仕方」にしてはならないことはもちろんだが…。 

 …迷走状態です。






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