いま、NHK番組改編事件の最高裁判決報告集会の最中です。残念ながら敗訴です。NHK、その子会社NEP、番組制作受注会社DJ、いずれに対する請求も認められませんでした。詳しくは、また、書きたいと思いますが、NHK広報局が出した広報文を見れば、今回の判決の不当さははっきりと分かります。
広報文(http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/news/080612.html)は次のとおりです。
【きょうの判決は、どのような内容の放送をするかは、放送事業者の自律的判断にゆだねられており、取材を受けた側が番組内容に特定の期待や信頼を抱いたとしても、原則として法的保護の対象とはならないことを明確にしたもので、正当な判断であると受けとめています。
最高裁は、NHKの主張を認め、「編集の自由」は軽々に制限されてはならないという認識を示したものと考えます。
NHKは、今後も、自律した編集に基づく番組制作を進め、報道機関としての責務を果たしていきます】
これは、もはや、喜劇としか言えない。きょうの判決でも控訴審が認めた編集経過の不自然さが際だつ事実関係自体は認められている。安倍官房副長官と会った後、国会担当の局長が直接、番組制作スタッフに指示をして改変したうえ、さらに完成したテープを直接削ったという事実は消されない。それなのに、【放送事業者の自律的判断にゆだねられており】ということを言えるなって、思いませんか?
【NHKは、今後も、自律した編集に基づく番組制作を進め】…「今後も」って…。
いま、この広報文を紹介したら、失笑が漏れました。この失笑の意味を全てのNHKの関係者(もちろん、与えられた環境でがんばっている人がいることも分かっていますが…)にかみしめてほしい。
最高裁判決:http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=36444&hanreiKbn=01
高裁判決:http://www.news-pj.net/siryou/2007/nhk-kousai_zenbun20070129.html
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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広報文(http://www3.nhk.or.jp/pr/keiei/news/080612.html)は次のとおりです。
【きょうの判決は、どのような内容の放送をするかは、放送事業者の自律的判断にゆだねられており、取材を受けた側が番組内容に特定の期待や信頼を抱いたとしても、原則として法的保護の対象とはならないことを明確にしたもので、正当な判断であると受けとめています。
最高裁は、NHKの主張を認め、「編集の自由」は軽々に制限されてはならないという認識を示したものと考えます。
NHKは、今後も、自律した編集に基づく番組制作を進め、報道機関としての責務を果たしていきます】
これは、もはや、喜劇としか言えない。きょうの判決でも控訴審が認めた編集経過の不自然さが際だつ事実関係自体は認められている。安倍官房副長官と会った後、国会担当の局長が直接、番組制作スタッフに指示をして改変したうえ、さらに完成したテープを直接削ったという事実は消されない。それなのに、【放送事業者の自律的判断にゆだねられており】ということを言えるなって、思いませんか?
【NHKは、今後も、自律した編集に基づく番組制作を進め】…「今後も」って…。
いま、この広報文を紹介したら、失笑が漏れました。この失笑の意味を全てのNHKの関係者(もちろん、与えられた環境でがんばっている人がいることも分かっていますが…)にかみしめてほしい。
最高裁判決:http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?action_id=dspDetail&hanreiSrchKbn=02&hanreiNo=36444&hanreiKbn=01
高裁判決:http://www.news-pj.net/siryou/2007/nhk-kousai_zenbun20070129.html
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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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