日本政府は、13日(ジュネーブ時間12日午後)、日本を対象とする国連人権理事会の勧告26項目のうち、女性差別禁止、体罰の禁止、国内人権機関の設置など13項目を受け入れるものの、死刑制度の廃止、代用監獄の廃止、人種差別の撤廃、在日コリアンに対する差別の撤廃など7項目については受け入れを拒否した。この日本政府の対応からは、排他主義政策をとっているとしか思えない。この日本政府の対応には選挙民としてとても恥ずかしく思わざるを得ない。
日弁連のコメント(※1)の別紙(※2)によれば、日本政府が明白に勧告の受け入れを表明したのは次の13項目。
・ パリ原則に基づく国内人権機関の設置(2項目)
・ 女性に対する差別、少数民族に属する女性に対する差別の撤廃(2項目)
・ 性的指向に基づく差別の撤廃
・ 女性・子どもに対する暴力の撤廃
・ 女性・子どもに対する人身売買との闘いの継続
・ 現住所から不当に連れ去られた子ども、又は現住所に戻ることができない子どもが即座に戻れるような仕組みを作ること(ハーグ子奪取条約の批准)
・ 子どもに対する体罰の禁止
・ 難民認定審査手続を拷問等禁止条約などの関連の人権条約と整合するものとし、必要な場合には移住民に国が法律支援を行うこと
・ 引き続き社会経済的に発展する必要がある国を経済的に援助し、開発の権利を実現する世界的取り組みに対する支援を拡大すること
・ インターネット上の人権侵害防止の経験を他国にも伝えること
・ 国内レベルでUPR 手続のフォローアップに市民社会を十分に参加させること
日本政府は受け入れた項目については、国連人権理事会のフォローアップ手続などにしたがって、それぞれの課題を着実に実現していく責任を負う。
これに対し、受け入れを拒否したのは、次の9項目だった。
・ 従軍慰安婦問題について国連のメカニズムの勧告に真摯に対応することなど(2項目)
・ 平等と非差別の原則に適合するよう国内法を改正し、人種差別、差別、外国人嫌悪を禁止する国内法を緊急に制定すること
・ 在日コリアンに対するあらゆる形態の差別を撤廃する対策を講じることなど(2項目)
・ 停止や廃止を視野に入れて死刑について緊急に検討すること
・ 警察における取調べをモニターする方法について検討し、代用監獄制度のもとにおける警察での長期勾留の利用について再検証すること
・ 難民認定を審査する独立した機関を設けること
・ 不法滞在が疑われる移住者がいたら法務省のホームページに匿名で告発することを一般市民に呼びかける方式を廃止すること
受け入れた項目と比較すると、異国、異質なものを廃し、差別する方針は維持しようとする姿勢が明確になるように思う。
いつから日本はこんな恥ずかしいことを平気で言える国になったのだろうか…。
※1:http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/080613_2.html
※2:http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/data/080613.pdf
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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日弁連のコメント(※1)の別紙(※2)によれば、日本政府が明白に勧告の受け入れを表明したのは次の13項目。
・ パリ原則に基づく国内人権機関の設置(2項目)
・ 女性に対する差別、少数民族に属する女性に対する差別の撤廃(2項目)
・ 性的指向に基づく差別の撤廃
・ 女性・子どもに対する暴力の撤廃
・ 女性・子どもに対する人身売買との闘いの継続
・ 現住所から不当に連れ去られた子ども、又は現住所に戻ることができない子どもが即座に戻れるような仕組みを作ること(ハーグ子奪取条約の批准)
・ 子どもに対する体罰の禁止
・ 難民認定審査手続を拷問等禁止条約などの関連の人権条約と整合するものとし、必要な場合には移住民に国が法律支援を行うこと
・ 引き続き社会経済的に発展する必要がある国を経済的に援助し、開発の権利を実現する世界的取り組みに対する支援を拡大すること
・ インターネット上の人権侵害防止の経験を他国にも伝えること
・ 国内レベルでUPR 手続のフォローアップに市民社会を十分に参加させること
日本政府は受け入れた項目については、国連人権理事会のフォローアップ手続などにしたがって、それぞれの課題を着実に実現していく責任を負う。
これに対し、受け入れを拒否したのは、次の9項目だった。
・ 従軍慰安婦問題について国連のメカニズムの勧告に真摯に対応することなど(2項目)
・ 平等と非差別の原則に適合するよう国内法を改正し、人種差別、差別、外国人嫌悪を禁止する国内法を緊急に制定すること
・ 在日コリアンに対するあらゆる形態の差別を撤廃する対策を講じることなど(2項目)
・ 停止や廃止を視野に入れて死刑について緊急に検討すること
・ 警察における取調べをモニターする方法について検討し、代用監獄制度のもとにおける警察での長期勾留の利用について再検証すること
・ 難民認定を審査する独立した機関を設けること
・ 不法滞在が疑われる移住者がいたら法務省のホームページに匿名で告発することを一般市民に呼びかける方式を廃止すること
受け入れた項目と比較すると、異国、異質なものを廃し、差別する方針は維持しようとする姿勢が明確になるように思う。
いつから日本はこんな恥ずかしいことを平気で言える国になったのだろうか…。
※1:http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/080613_2.html
※2:http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/data/080613.pdf
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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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