ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

本、めーっけ。

2011-01-09 20:43:57 | 本・マンガ・絵

 

かんざしの本って意外とあるのですが、髪型の本はあまり出ません。

あるところにはあるんでしょうけれどねぇ。

ヤフオクで見つけたので、おもわず落札、しかも400円…と思ったら、元値が490円でした…。

日本の美術という月刊誌です。昭和43年発行。

こんな髪型にあこがれるんですよぉ…。

 それにしてもどうして昔の人って肩がちいさいんだろぅ…。

            

写真や絵を多用して、昔から明治大正アタリまで、かんざしなどもたくさん載っています。

モノクロが多いのが残念ですが…。この時代ではしかたありませんね。

 

一緒に見つけたのがこちら、服飾の本、十二単もや直衣直垂、水干や腰衣など、

実物の写真も絵もたくさん載っています。うれしくなっちゃいます。

これも同じく写真も絵も多用、着せ付けてあるものもあるので、よりリアルです。

こんなふうにきていたんだ、というのがよく分かります。

 

            

 

一枚だけちょっと画像を…首がないのがちとホラーですが…。

お引きの着物、帯もお尻くらいまでかかってますよね。

芸者さんの着物ではありません。身分の高い女性もしくはそういう人に仕えている女性の着物です。

 

               

 

もうひとつ別のシリーズ本、こちらは浮世絵、これも400円だったのですが、

こちらは1200円の本でした。ほかにもあったのですが、この「初期」というのに惹かれました。

大きすぎて全部スキャンし切れませんでした。ちょっと欠けてます、すみません。

 

            

 

もう一冊が、この前の「かいこやしなひぐさ」を描いた「勝川春章」の画集でしたので、

これもゲット。同じく400円、でもあとでアマゾンで探したら、もっと安かった…しくしく。

 

             

 

一ページごとに、和紙っぽい厚みやざらつきのある用紙を二つ折りにして、印刷されています。

 

            

 

発色がちょっとわるいかなぁと思いつつも、図柄はよく分かるのでヨシとしてます。

着物の着方や髪型、生活の風俗など、いろいろ垣間見えておもしろいです。

 

初期の方は、版画ではなく、肉筆の錦絵系列。顔つきも髪型も、着物の着方も、ほんとうにいろいろ違います。

いずれにしても、きものというものは本当に長く着られて、美しいものなのだなぁと、

つくづく思います。なんでこんなにあっというまになくなっちゃったんですかねぇ…。

 

明日は成人式、三連休でもあり、のんびりこの本をパラパラめくって楽しみたいと思っています。

 

 

 


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6 コメント

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素敵な本! (たま)
2011-01-09 21:52:13
すごい、すごい!
素敵な本をお求めに!!!
浮世絵、結構好きなんです。
画集は高すぎるし、そもそも収録絵師が限られてますよね~。

ひさし髪の写真も良いですね。
髪が豊かじゃないと日本髪って結えなそう。
羨ましいです。
昔、私のように猫毛薄毛巻き毛茶毛はどうしていたのか非常に気になります(><)
おすべらかしなら、かもじを付けるから、ありでしょうか?
謎なんです~。
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Unknown (さえ)
2011-01-09 21:54:21
とんぼさん、ほんとにおもしろいもの見つけてくるのがうまいですね。
思わず見入ってしまいました。
髪型だけの本って現代でも結構無いですよね。
美容院でセットしてもらうの前提で、どうやってセットするのか書いてない、、、みたいなのも多いです。
結婚式だとやっぱり写真に写った時に違うんですよねー
着物は長く着られる。。。は同感です。
洋服だともうゴミにしかならないほど古いものでも、着物なら八掛を変えたりしたら問題無かったりしますよね。
体型の変化もわりと大丈夫ですし、どうしても、っていうときは仕立てなおせば良いんですから。
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Unknown (とんぼ)
2011-01-10 00:04:17
たま様

本はほんやだけでなく「骨董屋」でも扱うので、
あちこちはいかいしていると、時に出会いがあります。

昔は「髪」を売り買いしました。
毎日梳いて抜けた髪もきちんととっておけば売れましたし、
お金がなくて髪を切って売る人もいました。
つまりかもじ、かつら、漉き込みの毛も
たくさんあったのですね。
いまでいうところのエクステンションみたいなのも
ちゃんとあったとおもいますよ。
最近の時代劇で、生え際がごく自然な女性の髪がありますが、
あれも後ろ部分に部分カツラを使って地毛を上から撫で付けるのです。
それとクセ毛も「ゆする(米のとぎ汁)」や香油などで伸ばしたようです。
かの清少納言も天パだったとか。
昔も髪に悩む人はたくさんいたと思いますよ。

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Unknown (とんぼ)
2011-01-10 00:10:04
さえ様

着物のことを知りたいと思うと、自然と髪型とかかんざしなんてものにも
眼が行くようになりますので、何かと気になってみています。
プロ向きの本なら、根わけ(アタマを部分ごとに区切るためにの分け目つけ)
からのっているのでしょうけれど、
普通の本では出来上がりだけが多いですね。
この本には「結い綿」の根わけから結い上がりまで、
わかりにくいけれど一応写真が載ってますよ。

長く着られる…は一枚一枚もですが、
1200年からの歴史もあると言うことです。
細かいところは変わっていますが、
ベースはずっとかわらないんですから、
すごいものだと思います。
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Unknown (陽花)
2011-01-10 07:59:46
たぼを入れてふっくらした髪型いいですね。
お友達のお母様はくせ毛で、子供の頃3年
タコを断ってびんづけ油を塗られてくせ毛を
直されたと聞きました。
昔の人は日本髪を結うのに随分苦労された
んですね。
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Unknown (とんぼ)
2011-01-10 18:12:46
陽花様

こういうフワンと大きい束髪、結ってみたいです。
「タコ断ち」…大変だったんですね。
日本髪はまっすぐ、というのが
まず第一条件ですから、クセ毛の人は
困ったでしょうねぇ。
私は逆にパーマがかかりにくくて困ったというのに…。
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