ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

解く前に・・・

2010-01-21 16:54:58 | 着物・古布
以前は、仕事の感覚で解きをすることが多かったので、
次はこれ、はいお次…と、バタバタしていたのですが、ゆったりとするようになって、
「これが着物であったときの記念に」と、写真を撮るようになりました。
今日の一枚はこれです。

これ、ちょっと小さいんです。子供、ではないのですが、少女ですかね。
私が着たらおはしょりほとんどナシ…です。細身だしぃ~~。
残念ながら、よーく見るとあちこちシミや汚れがあります。
色柄がこんなですから、目立たないんですけどね。
柄は和洋折衷?こちらは和柄の代表「牡丹」です。


       


白地部分と地色部分を分けて、わざとネガポジのように描いているところがおもしろいですね。
この牡丹の花びらのところにも、ちょっと細かい黄色のシミが飛んでます。惜しい!

こちらが洋風、バラの柄です。バラの上はムクゲみたいですね。


       


そのほかにも水仙や桜など、たっぷりではないのですが、大きさで華やかですね。
錦紗でやわらかく、シミはあってもまぁ承知の上なら着られないこともない…。
でもねぇ、仮にシミがなくても、仮に丈があっても、仮に横幅があっても…、
このハデさでは、私にはねぇ…。
なんてまた欲深いことをいろいろ考えていたのですが、
まぁ自分で着るのはあきらめるとしても、このままだと、小さい着物しかできません。
それでふと「羽織にどうだろか」と思って、ピンで留めて着せてみました。
こんなふうになりました。


                


ちょっとアンティークで、なかなかいいと思いませんか?
着物の色柄って、古くてもいつまでもモダンなもんですねぇ。
これはいっそ羽織にしたほうが、柄が映えるかもしれません。
元々、たぶん大人の着物だったものを、娘さんのために繰り回したのでしょう。
ティーンエイジャーにはちょっとジミですよね。

羽織は着物との組み合わせが楽しみですが、私くらいの年齢だと、
着物はジミでも、羽織はハデめのものが着られます。
つまり羽織なら私でも着られるかなと…要するに結局「物欲満載」じゃーん、アタシ。

今日はこれから解こうと思っているんですが、お天気がどうも下り坂…。
乾燥するこの季節には雨だとちとありがたいですね。
みょーーに暖かい昨日今日ですが、すでに風が冷たくすっかり曇ってきました。
潤いの雨待ちとんぼです。降ってくれないかなー…お肌カサッカサ!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (陽花)
2010-01-21 20:54:44
地味目な着物にこういう羽織はほんと
よく合いますね。
大正ロマンて感じでお若い人に好まれ
そうですよね。
自分が着るとしたら長襦袢にしてしまう
かも・・・
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Unknown (とんぼ)
2010-01-22 19:03:04
陽花様
こういう柄がありませんね。
あると「大正ロマン」とつけていても
なにか復刻版みたいで、どこか違うんですよ。
もうこんな色柄はでないのでしょうね。
長じゅばん、いいと思います。
実は解いて洗ったら、ほんとに傷多くて…。
襦袢にはしゅるしゅる感もよくてぴったりです。
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