以前振袖と一緒に頂いたものです。
お譲りいただいて、こんなことを言うのはなんですが、それほど高価ではないと思います。
まず「硬い」…。袋帯は、そりゃぁしっかりしているものではありますが、
やはり使われている糸、織り方によって、その「硬さ」が、ビミョウに違います。
この帯は六通で、とにかく柄の部分は、ほとんど全面ハデに「金糸(ホンモノではありません)」が、
柄として織り出されています。華やかな娘さんらしい柄です。
ほぼ帯幅8割かと思うような大きな八重梅に、ところどころに小さな八重梅が飛んでいます。
おめでたい席には、ぴったりの柄ですね。
柄のないところは、こんな織り。凹凸が細かくてわかりづらいですが「紗綾型」です。
縫い袋ですので、裏はちょっとにごった濃いめの朱です。
さて、礼装に使える帯といっても…一番需要がありません…。
ふと、これだけ大柄すぎて、さっぱりしているなら、いっそ七五三の帯はどうだろう…。
というわけで、帯端を解いてみました。なんとまぁうすーい芯。
芯を更に取ると、帯自体も薄手です。
これなら作り帯にして、背中に背負う飾り結び部分は、しっかりした芯を入れて、
胴のほうには薄い芯を入れたら、子供でも軽くて、しんどくないのでは…と思いました。
幸い汚れも傷もないようです。今年はもうシーズン終了??
これはゆっくりと形にしてみようと思います。
最近、七五三関係の「質問サイト」で、男の子で、紋付を親が用意してくれたが、
背中の紋が見えなくなるから、羽織は着せないといわれた…いいのだろうか…みたいな。
またまた「母親がそういったので…」という質問を見ました。
「母親さま」は、たぶん年齢的には、50代真ん中くらい?かなと思うのですが、
なんでそう断定的にいっちゃうのでしょう。
紋付は、羽織りを着るのが、たとえ子供でも「正式」です。
背中の紋が見えなくなる…というのが、よくわかりません。羽織にもついてますからねぇ。
もしかしたら、譲られ物かで、着物と羽織の紋が別々?
だったら「羽織の紋が家紋じゃないから」とか、そんな話になるのでは…と思うし。
ある和服の仕事をしている方が「わるいけど最近の40代50代は、着物の知識がないのに、
勝手に思い込んだり、きめてしまったりするので困る」と言ってました。
それこそ「これはこうでいいのよ」みたいな?…せめて「こういうのは、これでいいのかしら」と
聞いてくれたらありがたいんだけど、とも言ってました。
また、ブログの友人の呉服屋さんは「60代の女性が、娘のものを買いにきたが、
とにかく何をみても『高い』の連発。着物はそれなりにするもの、それがわからない」と嘆いていました。
そしてそのお客さんは「私は、60になるこの年まで、着物はいーっかいも着たことないのよ」と言ったと。
それが、着たことないのでわからないとか、一度くらい着たかったわ、ではなく、
「洋服しか着ていないことを自慢している」という言い方だったそうです。
つまりは、こんな金のかかるものには、世話になっていない…みたいな?悲しいですねぇ。
着物はネットが広がって、少しずつ息を吹き返しつつある気がしていますが、
どうせ息を長く続けるなら、普通の息…でと思ってしまいます。
さて、例の編み物、160目を間違えた4段、解いてヒッシで目を拾って…ただいま順調に進んでおります。
セーターだったら、ちょうど袖ツケのアタリまできましたかね。
長くて太い針を振り回すのが疲れるので、輪編みではないのですが「輪バリ」を使っています。
輪編みならぐるぐるまわってりゃいいんですけど、平編みなので、一段ごとに裏編み。
私、裏編み好きじゃないんですー。
昔々、友人が中細の毛糸で、ひたすらぐるぐるとメリヤス編みをしていました。
彼氏へのプレゼントです。ほんとにせっせせっせという感じ。
細いですからなかなか編み進まず、三日四日ぶりに会っても、なんだかちっとも進んでないような…。
それでもまぁ少しずつ20センチくらいになったので、もう少しでてっぺんの減らし目?
てっきり帽子だと思っていた私がそう聞くと、彼女一言「これ、腹巻だから」…。
折り返して二重にする…と言ってましたから、たぶん60から70センチくらいは編まないと…。
ちなみに完成品は見ませんでした。彼氏は無事オナカをあたためられたのでしょーか。
いやいや、ヒトゴトではありません。これもまだ30センチです。まだ4分の一…がんばるぞーん。
当然でしたが、10歳ほど下の方は先生に
敬語じゃなく友達感覚なしゃべり方でした
から、教えてもらうという意識があまり無い
のかもしれませんね。
随分編めましたね。
肩を凝らさないようにしてくださいね。
あのふんわりとした
毛糸のてざわりが
恋しくなるものです。
私は今頃ゲージとりです。
お仲間先生の見本に
あこがれて編むのです。
陽だまりと編み棒、
こんなことに幸せを
感じています。
疲れないように
してくださいね。
何時もひろし爺1840のブログにお越し頂き有り難うございます。
☆金色に輝きお金が貯まりそうな物入れに成りましたね。
何を作られてもお上手ですね~!
('_')それではまた!・・バイ~バ~ィ!!
!(^^)!小生のブログの方にも遊びにお越し下さいネ!
私の時代は、とりあえず年上の人なら…と、
気を使って話したものですが、
いまや「お友達」感覚ですねぇ。
今日、昼間も少し編んで、夜テレビ見ながら…のつもりが、
蛍光灯が壊れましたー。
年末でなくてよかったけど…。
あれだけ触るのもイヤ…なんて思っていたのに、
暑さがひくと、このモコモコがいい感触です。
ヒザの上に広がる分が、だんだん大きくなってくると、
せっせ、せっせ…と思います。
横にお茶など置いて、なんだかとても幸せになりますね。
紅葉前線も、どんどん進んでいますね。
我が家のイチョウはまだ緑ですが。
これは帯なので、まだ何もしていないんですよ。
これから子供用帯にしようと思っています。
> どうせ息を長く続けるなら、普通の息…でと思ってしまいます。
このくだりで何度もうなづいてしまいました。
普通に・・・これが案外難しいのかもしれませんねぇ。
最近は、こちらの思う「普通」が、
すでになんだかわからなくなってますかねぇ。
ほんと、むずかしくなってますねぇ。