ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

古羽織が一箱…

2010-05-17 22:09:00 | 着物・古布
いえ、わかってはいたんですが、重なっている小さいほうの箱だと思っていたら、
その隣の大きい箱でして…。ほんとメモをつけておかないと振り向いたら忘れてる…。
どっと出てきました…ははは・・・あ~ぁ、また解かなくちゃ・・・。

トップ写真は、ねずみちゃんがかわいくて入手したもの、ねずみと大根。
なんかごちゃごちゃしてわかりにくいのですが、真ん中に「打ち出の小槌」があります。
字の書いてある紙はなんかの冊子「伊勢内宮」と言う字が見えます。
「縁起」がかいてあるのかもしれませんね。


     


米が主食の日本、ねずみは米倉をねらうわるいもののはずなのに、
なぜかかわいがられてますね。
ねずみは「ねずみ算」といわれるほど、子供が次々生まれます。
つまりは「子孫繁栄」の象徴なわけですね。
お米も大事だけど、子供はもっと大事、「子宝」っていうくらいですからね。
また、神話にも出てきて神様を救ったり、大黒様のお使いだったり・・・。
もっと実用的なお話しになると「ねずみのいる家には災害がない」といいます。
これは、ねずみは地震や火事などの災害の前には、それを察知して逃げ出すからですね。
実際には、ねずみでなくとも動物は、人間にはわからない「能力」で、
地震や火山噴火などを察知して逃げると言います。
ねずみは、いつも人間のすぐそばで暮らすものだから一番めだったのでしょうね。
京都の伯母の家の天井裏にはいつもねずみがおりまして、寝ようとするとドタバタ走る。
最初は驚きましたが、伯母はけろっとして
「運動会してはんねん、カオにご飯粒ついてなかったら齧られへん」なんて・・・。

さてさて、ほかにはこんなのを順番に解いてみようと思います。
これと言って珍しくはないのですが、絵がきれいとか、結構おもしろいとか・・・。

こちらは富士山、柄としてはポピュラーですが、だからこそ「形」とか「色使い」が、
デキの良し悪しを決めるんですよね。なかなかの富士山だと思います。
雲なんか、けっこううまいじゃん、なんて思っています。
ただねぇ・・・白い部分がちょっと黄変しているんです。なんとかなるかなー。


     


我が家の物干し台からはこんなに下のほうまで見えないんですが、
こんな風に雪をかぶった富士山がすっきり見えると、なんか得した気分になるんです。
今の時期は早朝でないと、けっこうもやって見えないんですけどね。

こちらは京都の景色、なんといいますか「へたっぽいうまさ?」
京都はさすがに日本屈指の観光地、この清水寺や五重塔は、よく題材になります。
あんまりじょうずじゃないけれど「清水の舞台」にみえちゃうところがねぇ、です。
「擬宝珠(ぎぼし・ぎぼうし)」がついた橋は、単純に考えれば「五条大橋」。
まぁ実際には五条大橋からは「舞台」が正面に見えることはありませんが、
まぁそのアタリは「みんな知っててのウソ?」ってとこで・・・。


     


五条大橋の近くには、せとものやさんがたくさんありまして、
毎年夏の盛りに「陶器祭り」が開催されます。
五条大橋から、東大路通に突き当たるまでの通りのお店とたくさんの露店も出ます。
HPを見つけました、こちらです。
距離的にはあっという間の長さですが、見て歩くと時間を忘れます。
若いころしか行ってませんが、なんたって毎年真夏のさなかですから、
覚悟していかないと、なのです。会社勤めのころ、友人に案内してと言われて
「暑いからやだ、毎回干物になりそーなんだから」と言ったのですが、
結局拝み倒されて一緒に行きました。お互いの休みがうまく合わず、
結局なんと日帰り・・・その年はまた特別暑かった年で、
途中でカキ氷食べたりジュースを飲んでいる時間のほうが長い・・・。
途中のちょっとしたお店で私はもーイヤだーと、
「私ここですわって待ってるから、アンタみてらっしゃいよ」
「ダメっ」
「なんで」
「値切るのはアンタの方がうまいから」・・・おいおい・・・。

確かに、値切るのも楽しみのひとつです。ただねぇ、モノがモノですから、
安いからと買い込んだら、あとがたいへん。
今日、ここでお知らせするのにHP調べたら、今は「宅配受付所」なんてのができてます。
昔は「宅配便」がありませんでしたから、自宅へ送ってはくれるのですが、
なかなかたいへんでしたし、露店では「宅配しません」のところもあったりしたものです。
何十万なんてツボから3枚100円なんて小皿まで・・・楽しいですよ。暑いけど!

暑いと言えば、今日は暑かったです。しばらく暑いそうですが、
今の暑さって湿度が低いですから日蔭にいれば気持ちがいいですね。
お天気に合わせてちゃっちゃと洗ってしまいたいと・・・思うだけですが。へっへっへ。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2010-05-19 11:31:38
こいけ様

ほんとにおめでたい柄です。
後ろ側もびっしりで、すっきり柄とはいえないのですが、
これはこれで面白いですね。
建物はあんまり上手ではないんですけれど、
「伊勢内宮」とあるので、お伊勢さんかなとも
思ったのですが、足場が高くなっているので、
単純に「昔の米倉」かもですね。
そんなことを考えるのも楽しいです。
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大根鼠 (こいけ)
2010-05-18 22:46:25
1枚目の羽裏、大根・鼠・福の字・宝尽くし。
大根鼠で大黒さんですね。まあお目出度い。
真ん中のお堂のような建物はなんでしょうね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2010-05-18 22:01:36
陽花様

富士山そばで見ると、迫力あるでしょう。
私も新幹線の窓からは、まだ3回くらいしか
全景みてません。きれいですよね。

あの陶器市は、どうしてあんな暑い時期に
やるんでしょ。すごいですよねぇ。
そのうえすごい人が出るから、
よけいに暑苦しい?行きたいと思いつつ、
暑さを思い出すと、足が止まります。
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Unknown (陽花)
2010-05-17 23:31:33
お宝がまた沢山出てきたんですね。
一度だけ新幹線の中から富士山の
すそ野までスッキリ綺麗に見た事が
あります。美しい姿でした。

五条の陶器市は私も10代に一度
行きましたが、暑さに懲りました。
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