入手したとき「舞妓さんの着物の洗い張り」という説明でした。
届いてびっくり、さすがに疋モノ、おもた~い。
反物のように紙芯に巻いてあったので、とりあえず巻きを解いたんですけど、
長いのなんのって、まぁ疋モノですからしゃーないですが。
途中で手がかったるくなりました。
残念ですがシミも汚れもあるし、いいところを見てカットするよりないかなと、
なにせ長いので、ずーっとそのまんましまってありました。
春の、少し夏の気配もでてきたころにいい柄ですね。
色はですねぇ…元は「水浅葱」つまりややグレー味のある水色、
それの更にうすーい感じです。
それが褪せたりしてるもんで、全体になんかグレーっぽい…。
舞妓さんたちはお仕事で回数着ますし、また舞妓さんが衿替えをすると、
つまり芸妓さんになると、妹舞妓に帯や着物を譲ったりするそうですから、
これもずいぶん着られたようです。色がさめているところがあるくらいですから。
身頃だけでも「お引き分」があるので、普通とは違って
肩から裾まで260cm、つまり身頃二枚だけで10m越えるのですよ。
更にお袖が片方240cm…それに当然おくみも長い、共八掛も長い…。
巻いても巻いても終らないのですー。
とりあえずちゃんと長さを…と思ったのですが、
これだけの長さをいくら二尺指しや、2mの巻尺で計っても、
ぐしゃぐしゃになりますから、1mを測って、それを折畳んでいったわけです。
もう正確じゃなくていい、おおよその長さ…と。
そしてここまできました。ホラ色さめてるでしょ。
そして、せっかくこうして巻きを解いたのだからと、袖を測り身頃を測り、
めもめも…あっこんなとこにおっきなシミが…チェックチェック…
おっここは色が褪せてる…おやおやこの小さいのはどこの部分だろ…。
そして私は「1mが何枚だったか」、それだけを書き忘れたのです。だっはっは。
一番おしまいのところはなんかもー細かいのがいっぱいです。
舞妓さんの着物って、お高いのでしょうねぇ。
ところで、舞妓さんは「まだ一人前じゃない」という扱いですし、
年齢も10代です。そこで肩揚げをしていますが、袖にも揚があります。
こちらは毎年呉服屋さんからいただくカレンダー、
丈が70㎝もある大型のもので、昔っからずっとかわらず「舞妓さんの写真」。
その中から、部分でお借りしました。
いかがですか?矢印のところ、向かって右側の座っている舞妓さんの脇あたり、
袖がつまんであるのが見えますね。左側の舞妓さんの袖の途中も、
たたんで止めてあります。それでもコレだけ長い…着たいわぁ~(コレコレ)
最近は「舞妓体験」なんてのがありまして、
京都の町を歩いていると、とんでもないところで出会ったりしますが、
一目でホンモノニセモノの違いはわかります。
過日テレビで見たのですが、花見小路など、
もともとホンモノの舞妓さんが歩くところで、
カメラマンがズラリと並んでいたり、一緒に写真を撮ってくれとか、
握手してくれとか…そういうのが急に増えて、
舞妓さんの「出勤」に差し支えているのだそうです。
中には悪いのがいて、舞妓さんの後衿の中にタバコの吸殻を投げ込んだり、
簪を抜き取ったり、あるんだそうですよ!いったいどうなっているんでしょ。
組合の人たちが、ガードマンを買って出て、舞妓さんの行く先々で、
それとなくガードしているのですが、相手は観光客がほとんどですから、
やたら押し返したりもできない…。舞妓さんも「写真を一緒に」といわれると、
むげに断ることもできない…。
ゆんさんのブログでも、里山の桜を見に来て人の庭にズカズカ入ったり、
花や山菜を盗って行ったり…傍若無人が減らないそうです。
観光地でのいたずら書きもそうですが、どうして「迷惑」ということを
単純に考えられないのでしょうか。
舞妓さんの場合は、いわゆる「観光案内」の中にもモンダイがあって、
舞妓さんがそこを歩く、この時間に行くと会える、というのを、
観光のために舞妓さんが、パレードみたいにコースを歩いてると
思われていることもあるとか。彼女たちは「出勤」なんですよ。
旅先ではつい開放的な気分にもなりますが、
決して「旅の恥はかき捨て」ではないことを、自覚したいものです。
なんかハナシがそれてしまいましたね。
とりあえず、この長~~いのは、きれいなところをよく見て、
カットしてみようと思います。
届いてびっくり、さすがに疋モノ、おもた~い。
反物のように紙芯に巻いてあったので、とりあえず巻きを解いたんですけど、
長いのなんのって、まぁ疋モノですからしゃーないですが。
途中で手がかったるくなりました。
残念ですがシミも汚れもあるし、いいところを見てカットするよりないかなと、
なにせ長いので、ずーっとそのまんましまってありました。
春の、少し夏の気配もでてきたころにいい柄ですね。
色はですねぇ…元は「水浅葱」つまりややグレー味のある水色、
それの更にうすーい感じです。
それが褪せたりしてるもんで、全体になんかグレーっぽい…。
舞妓さんたちはお仕事で回数着ますし、また舞妓さんが衿替えをすると、
つまり芸妓さんになると、妹舞妓に帯や着物を譲ったりするそうですから、
これもずいぶん着られたようです。色がさめているところがあるくらいですから。
身頃だけでも「お引き分」があるので、普通とは違って
肩から裾まで260cm、つまり身頃二枚だけで10m越えるのですよ。
更にお袖が片方240cm…それに当然おくみも長い、共八掛も長い…。
巻いても巻いても終らないのですー。
とりあえずちゃんと長さを…と思ったのですが、
これだけの長さをいくら二尺指しや、2mの巻尺で計っても、
ぐしゃぐしゃになりますから、1mを測って、それを折畳んでいったわけです。
もう正確じゃなくていい、おおよその長さ…と。
そしてここまできました。ホラ色さめてるでしょ。
そして、せっかくこうして巻きを解いたのだからと、袖を測り身頃を測り、
めもめも…あっこんなとこにおっきなシミが…チェックチェック…
おっここは色が褪せてる…おやおやこの小さいのはどこの部分だろ…。
そして私は「1mが何枚だったか」、それだけを書き忘れたのです。だっはっは。
一番おしまいのところはなんかもー細かいのがいっぱいです。
舞妓さんの着物って、お高いのでしょうねぇ。
ところで、舞妓さんは「まだ一人前じゃない」という扱いですし、
年齢も10代です。そこで肩揚げをしていますが、袖にも揚があります。
こちらは毎年呉服屋さんからいただくカレンダー、
丈が70㎝もある大型のもので、昔っからずっとかわらず「舞妓さんの写真」。
その中から、部分でお借りしました。
いかがですか?矢印のところ、向かって右側の座っている舞妓さんの脇あたり、
袖がつまんであるのが見えますね。左側の舞妓さんの袖の途中も、
たたんで止めてあります。それでもコレだけ長い…着たいわぁ~(コレコレ)
最近は「舞妓体験」なんてのがありまして、
京都の町を歩いていると、とんでもないところで出会ったりしますが、
一目でホンモノニセモノの違いはわかります。
過日テレビで見たのですが、花見小路など、
もともとホンモノの舞妓さんが歩くところで、
カメラマンがズラリと並んでいたり、一緒に写真を撮ってくれとか、
握手してくれとか…そういうのが急に増えて、
舞妓さんの「出勤」に差し支えているのだそうです。
中には悪いのがいて、舞妓さんの後衿の中にタバコの吸殻を投げ込んだり、
簪を抜き取ったり、あるんだそうですよ!いったいどうなっているんでしょ。
組合の人たちが、ガードマンを買って出て、舞妓さんの行く先々で、
それとなくガードしているのですが、相手は観光客がほとんどですから、
やたら押し返したりもできない…。舞妓さんも「写真を一緒に」といわれると、
むげに断ることもできない…。
ゆんさんのブログでも、里山の桜を見に来て人の庭にズカズカ入ったり、
花や山菜を盗って行ったり…傍若無人が減らないそうです。
観光地でのいたずら書きもそうですが、どうして「迷惑」ということを
単純に考えられないのでしょうか。
舞妓さんの場合は、いわゆる「観光案内」の中にもモンダイがあって、
舞妓さんがそこを歩く、この時間に行くと会える、というのを、
観光のために舞妓さんが、パレードみたいにコースを歩いてると
思われていることもあるとか。彼女たちは「出勤」なんですよ。
旅先ではつい開放的な気分にもなりますが、
決して「旅の恥はかき捨て」ではないことを、自覚したいものです。
なんかハナシがそれてしまいましたね。
とりあえず、この長~~いのは、きれいなところをよく見て、
カットしてみようと思います。
ようこそおいでくださいました。
ほんとにひどいですね。
マナーなんて、子供のころからの
しつけの基本だと思うんですが…。
舞妓さん好みの襦袢、かわいいですね。
イマドキの普通の襦袢は、淡いボカシ程度ばかりで
つまらないです。
隠れたオシャレなのに…。
驚きです。
新緑さわやかなころにきたんでしょうかねぇ。
5月なら「花菖蒲」でしたっけ。
これが着物だったときに、見たかったです。
なにによらず「手」をかけること、
「手間」をかけること、
そういうことが減ってきて、
どこかでつながっていたものが、
ブツブツと切れている気がします。
ひとりで生きてるわけじゃないのに。
いわゆる「一疋もの」ですね。
こんな感じの小紋もありますが、
裾模様のなんかはもっとたかいでしょうねぇ。
お引きで着てみたいものです。あはは。
初夏の汗ばむけれど、すがすがしい、そんな空気が そのまま写されたような布ですね。どんなかんざしが合わされたんだろう…なんて想像するのも楽しいです。
観光地にも生活がある・ということさえ想像できないなんて、ほんとに 自己中心的なんだと思います。
そういう人って、きっと、スーパーの野菜もスーパーの中の「工場」で作れるように思っているんじゃないかなぁ。
何をするにも「心」が籠ってるって知っていたら、人に迷惑をかけないように気遣いますよね
なんですね。帯はだらりの帯にされるから
特別に織られるのは分かりますが、着物も
身頃が肩から6尺以上あるなんて初めて
知りました。
こういうのってめったにお目にかかれません
ものね。