写真は30才の時、神戸の博覧会「ポートピア」に行った時のもの。その後行った京都の「仁和寺」です。
アフロヘァでもパンチパーマでもありません、念のため…。
着物は母から譲られた「街角柄」の古い大島。ツギアテ箇所もあるというシロモノです。
ピンボケですが、このとき一人旅でしたので、通りがかりの観光客のかたにお願いして撮ってもらいました。
文句はいえまへん、第一このころはデジカメじゃありませんでしたからねぇ。
それでも、やせているが故の貧弱さはわかりますね。当時体重40キロ少々。
強風の時は、歩道橋でヨレヨレと流されるというアリサマでした。
脇の部分、飛び出してるし、補正なしで着ているので、胸がペタンコですね。
今でも補正はキライなんですが、このときは一応持っていったのに、
朝、ホテルで着物を着るとき「やっぱ、ヤダ」と、なしで着ています。
写真を見て「あぁやっぱり必要だぁ」と後悔したので、よく覚えています。
さて、身長体重は言うに及ばず、骨格や肉付き、体型というものは、千差万別です。
年齢でも変わってきます。着物はそれに合わせて着るのが普通…と、私は思っています。
着付け教室で着るのは「美しく着る」わけですが、それは着物そのものを見たとき、しわがよっていない、
半衿とか胸元に乱れがない、おはしょりの具合がちょうどいい…といった「着物の姿」がきれいなのであって、
みんながみんな、その着方で合うわけではありません。
いつも言っておりますが、私は首が短いので(写真見るとわかりますよね)
若いころは、どうしても母と比べて衿をつめ気味に着るのがいやでした。
中年過ぎて「衿元もゆったり」でよくなって、ほんと嬉しいのですが、それ以外にも、
着るものによっては繰越を多くしてもらったり、着るときに首から少し離したりと、涙ぐましいドリョクをしています。
最近は…言わずもがなのデブリンとんぼで、つい5年位前までは「太ったから自前補正でいいのよー」
などといっていたものが、最近は「この補正、脱げないのよねー」です。まったく…。
ことほどさように体型は変わってくるわけですから、当然着方も少しずつ変えなきゃなりません。
そして、悲しいことですが、私は母を見ていて「あぁ年をとるということは、こういうことなのだ」と、
体型でも感じでいました。母は、70半ばくらいでしたか着物を着なくなりました。
背が縮んで着丈が合わずおはしょりが長くなり、それを調節するのがめんどくさい…などと言っていましたが、
今になってわかります。背中もいやでも丸くなる…あれってフシギですが、別に前かがみになっていたり
元々猫背だったりするわけではないのに、背中の肩から肩甲骨の辺りが丸くなってくるんですよね。
母はそれでなくとも、私よりたいへん姿勢のいい人だったのに…。
365日、着物で過ごしていれば、少しは違ったかもしれませんが、
母はそうではなかったし…なにより、身近な友人に言われたのです。
「おばさん、アンタがすぐ近くに越してきて、ほっとしたら急に老け込んだね。アンタのせいだわ」と。
確かに精神的に緊張感もとけたのかもしれませんし、たぶんですが少しずつ病にも冒されてきていたのだと思います。
あれだけシャッキリオシャレであったものが(中年らしくおなかは出ていましたが)
それ以上に体がしゃんとせず、自分の体が思うように動かなくなってきて、
着物を着てもばーさんにしか見えない…それがイヤだったのだと思います。
母、80歳ちょい前の写真です。
これは、父が買ってきた服が「珍しくも」気に入ったと喜んだので、それなら写真を撮っておこう…と
表に出て撮った一枚だそうです。服の折シワはお店の袋から出したばかりだからです。
このころ既に、一人の外出の時はハイヒールはやめていました。久しぶりにはいたのではないでしょうか。
体型もおなかがへこんで腰が前に出る…ウエストサイズはあっているのに、スカートがぶかつく…。
こんなふうに変わっていくのですよね。
今、私は太めになっていまして、着物でさえ不経済…になりつつあるので、
進まないけれど「やせる」ドリョクをしています。
母が着物に見切りをつけた年までは、まだかなりありますが、できればみっともなかろうと
ずっと着たいものだと思っています。
そのためには、少しでも体型をなんとかすることと、着かたの工夫…と努力…かなと思っています。
着物はそれができる「着るもの」なんですから。
肉布団はそうそう簡単に取れないし、体型の
変化に何とかしなければとあせるばかりで・・
近い年齢の芸能人の方を久しぶりにテレビで
見て、若い頃とあまり変わらず、体型も維持
されているのをみると、スゴイ努力をされて
いたんだろうなぁと思います。
着物は調整の効くものですが、痩せすぎたり
太り過ぎては体にそわず、仕立て直さないと
着にくくなりますね。
ハァー・・・ヤバイです。
半襟と帯揚げとバックもピンク系のようですが
帯締めもピンクだったのでしょうか。
地味めの色合いの着物に映えますね
私の母はハレには着物を着ていましたが
腕が後ろに回らなくなったと
帯を作り帯に仕立て直して 暫くは着ていましたが
やはり 70半ばで着なくなりました。
背が10センチ近く縮んだと嘆いていましたが
綺麗に真っ直ぐだった足がO脚に・・・
ちょっと悲しくなりました
太った陽花様が想像できないーー。
でも、増えだすと「順調に」肉がつきますね。
ついに胸の補正が必要になったのと、
身幅が狭い…で、今瀬戸際です。
がんばりまっしょ!
ピンクっぽく見えていますが、
実は「朱系」です。
着物をくれたとき、母が八掛を朱系に変えてくれたので、
それにあわせました。帯締めも朱です。
全部朱ではきついかと思い、帯は白地に黒の揚羽蝶がドーンとあるもの。
その帯も昼夜で裏が朱でした。
八掛変えて、いまだに着ています。
親の老いは哀しいものですね。母も10cmくらい小さくなりました。
うしろから歩き方を見ていると、あぁおばあさん歩きになったなあと。
いずれ行く道ですが…。
私も頂き物の着物は 昔の反物幅では私の裄寸法にはなりませんが
それでも洗い張りして 八掛けを新しくして仕立て直しをして頂いています。
母からの着物は皆無ですが 頂戴した着物も大事に着たいです。
桜の下で、色白の着物の女性・・
素敵な写真ですね
義妹に、冬に着物で写真を取るのに、
着物はダイエットしなくていいから
いいね、と言われましたが、お着物でも
体型はやっぱり気にしたほうが良いの
ですね。
せめて5kは痩せたいのですが・・・・
ダイエット頑張りたいけれど食欲がね………
長く着て当たり前のものって、ほんとのエコですね。
母にもらって物は元々地味な八掛ですが、取り替えなきゃ
って思っているうちに、ちょうどよくなっちゃいました。
遠めでピンボケで30年前ですからねぇ。
今よりはちっとマシ…程度です。
有名な御室の桜には間にあわなかったのですが、
わずかに残った桜とつつじがキレイでした。
洋服よりはずっと融通が利きますが、横幅はさすがにあまり変わると
縫い直さねばなりませんね。
ほんとに、どうしてこう野放図に広がるのかと、
わが身ながら情けないです。
おいしいものが多くなる季節、厳しいけれどかんばらんば…。
仕立て直し代考えたら…きっとがんばれるっ?!