ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

本のご紹介

2007-12-16 20:43:58 | 本・マンガ・絵
すみません、ピンボケでテカってます。

「ネットリテラシー診断ドリル」という本です。
「技術評論社」発行、「佐橋慶信」氏 価格は1380円です。
「リテラシー」とは、直訳すれば「読み書きの能力」と言うことだそうです。

本の内容について、あまり詳しく抜書きしたりはできませんので、
カンタンに説明しますと、要するに「ブログ」とか「掲示板」での、
トラブル回避について、どれだけ理解とか危機感をきちんと持っているか、
ということが診断できると言う本です。

私たちが毎日のように見たり書き込んだりしている
「ブログ」「掲示板」「SNS」「オークション」などで、
実際にコメントを書いたり画像を載せたりしているということ、
「こんなことくらい」と思っていたり「これはこうでいいだろう」と
たいして気にもしていないことが、実はトラブルの元になったりする…、
なんてぇお話しです。「ドリル」ですから、問いと答えがあります。
こたえは四択、それぞれにどの答えを選ぶかで点数が違います。
最終的に「総合」で「あなたはこんなタイプですよ」という講評があります。

ネット用語でいうと「荒らし」「炎上」「祭」、私、言葉だけは知ってましたが、
実際遭遇したことはありません、幸いなことに…。
そんなことにはかかわりたくないものですが、ほんの些細なことが、
それを引き起こすコトだってある…と警鐘をならしています。

必要以上神経質になることはないとは思います。
なにもかもこわがっていたら、ネットをやめるしかないですもんね。
でも「神経はきちんと張り巡らせておくこと」は必要だと思うのです。
日常生活の中でもそうですよね、地域の中での問題はいろいろあります。
だからと言ってそれがイヤだから引っ越す、なんてキリがありません。
だからこそ大人の知恵とか、一般常識でうまく折り合いつけていくわけです。
但し、実社会の中にも犯罪を犯したり、人に多大な迷惑をかける人が
必ずいます。ネット社会でもそれは同じこと。
自分がそういう人たちの「犠牲者」にならないように、という注意も必要だし、
自分が知らないうちに、そういうトラブルメーカーにならないように、
そうすることが、ネットをする上での、本当のネチケットだと思うのです。

ネットはとても新しい世界です。
そして、こまったことにパソコンはどこにでもあるけれど、
その中味ってのは「はいってみないとわからない」んですね。
知らない世界には、その世界のルールがあります。
例えば「インドでは子供の頭をなでてはいけない」とか、
そういう「えっ」と思うような習慣の違いが、世界にはありますよね。
ネット社会でも、初めてのコメントには「はじめまして」と書く、とか
そういったことはルール以前のアタリマエのエチケット、ですが、
ちょっと一歩踏み込むと「ネットのルール、ネットの常識」
或いは「そこのブログ・掲示板独特のカラー」などがあって、
ひょんなことで、「それはちょっと」とひっかかってくることがあります。

私が一番読み返しちゃったページは「デジタル万引き」のところでした。
つまり本屋さんなどで「必要なページだけケータイカメラで撮ること」です。
これって実際には「個人で使う」つまりメモのかわりで、
その画像を個人でしか使わない場合は、別に罪に問われることはない、
でも、ネットで配布しちゃうと「著作権など」にひっかかってくる場合がある…。
店側としては、いくら法律に引っかからなくても、営業上困る…。
今、これって問題になってるんだそうで…。
いやーたいへんだわ、気をつけねば…

私もよく「本」を載せますので、いつも気にしつつです。
もちろん著作権のことはいつも考えますので、質問できるところはしてから。
でも古い本で、しかも雑誌なんかだと「お答え」いただけない場合もあるんです。
以前「子供の着物の戦争柄」の時には、でたばかりの本でしたから、
著者に直接メールさせていただき、事務局の担当者様から許可をもらいました。
そのあとご本人からご丁寧なメールをいただき、
恐縮しておもわずモニターに最敬礼しちゃいました。

本には著作権、一部の画像や顔写真には肖像権があります。
気心知れた仲間内では問題にならないことでも、
場所がかわれば、と言うのはありえます。
そういうことも、きちんと知っておかないと「訴訟」になったらたいへんです。
アメリカは訴訟王国だそうですが、日本ではまだまだ
「数が多いからもうあきらめてる」っていう部分があるそうです。
それがここへきて、デジタル万引きが増え始め「こりゃなんとかせねば」、
というような動きもでているようです。
なんでもかんでも法の規制をかけりゃいいってもんじゃありませんが、
そうしなければならないようになってきている原因のひとつとしては、
時として「軽い気持ち」「いけないなんて知らなかった」という、
私たちの無知や関心の薄さもあるのではないか、と思います。

実社会でも当然あることですが、ネット特有、というのがあることを、
少しずつでも理解したり、敏感にキャッチしたり、
そういう努力は必要だ…と思うのです。
このドリルの答えも、単純に○×ではなく点数制です。
点数が低くても、単純にマチガイではなく、それだとこういう配慮がたりないよ、
とか、それだとこんな問題に発展する危険があるよ、というような、
そういうドリルです。
勉強になりました…。

追記…少し早い時間にこられたかた、別記事の原稿を
まちがってアップしていました。あれはまだ書きかけです。
ほんとにすみません…。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2007-12-16 21:40:38
PCは触っているし、オークションや
メールのやりとりもしているし・・・でも
詳しい事は分からないままです。
ひとつ間違えれば、被害者にも加害者にも
なってしまう怖い部分が多いですね。
「無知は罪」と言いますが、まだまだ知らない事
だらけです。
返信する
Unknown (もも)
2007-12-17 00:19:14
「無知は罪」のひと、ここに一人居りますね。
昨日の記事と言い、今日の記事と言い、
これ、私へのメッセージですわ。
勉強しなくや!です。
ありがとう。
返信する
ハンドルを握ると (Suzuka)
2007-12-17 19:17:46
ヒトがかわる、ということがありますが。
ハンドルを名乗ると、ヒトがかわる、ということもありますか。

しかし、かわるのではなく、制御が利かなくなっちゃうのかもしれません。

でも、ことばにする作業は、
自己を客観視する行為でありたいと思うのです。

酔うのではなく。

そのすきまとは、ひとりでわかるものではなく、
ひととむきあってはじめて
わかることなのでしょうから。
返信する
Unknown (とんぼ)
2007-12-17 21:42:40
陽花様
知らないうちに人に迷惑かけたくはないですよね。
通常の使用ならそんなにコトは起きないと思いますが
一つ間違えば…っていうのはありますよね。
気をつけたいと思います。
「被害」のことについても書こうと思っています。


もも様
「知らないうちに」というのは、
自分としても悲しいし申し訳ないですよね。
少しずつでも…と私も思っています。


Suzuka様
ハンドル握ると「ヘンシン」する私ですが…?!
自分のブログだけど、自分ひとりじゃない、
ただの「気持ちをかってに放逐する場」ではない、
と、そんな風に思います。
ごめんなさい、のこともあるけれど、
自分磨きの場にもしたいですね。

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