イッキにやってしまうつもりが、すわって始めようとすると「ピンポーン」、
またすわるとピロリロピロリロ(電話)、またまたすわって…と思ったら、
またピンポーン…なんかアタシに恨みでも?といいたくなるくらい、細切れで…。
こんなことってありますよね。で、途中であきらめて、いつもの家事を済ませ、
そのあと残り時間でラストまで…の結果、2着だけ解けました。
上の薄紫は小紋の羽織、下はウールの着物でした。
羽織は着物の繰り回し、私、着物で着たかったなぁ。
母が色は違いますが、こんな感じの小花柄を持っていました。こういうの一枚あるといいんですよね。
さて、今回解いたものは、着物好きの方のもの、繰り回しもありました。
もう一度着物に…羽織に…は、無理なものの方が多いのですが、少し小さめならいけそうです。
元々横が広くて背は低い方のものだったようで…ん?アタシにピッタシじゃん…。
とりあえず、今回は糸くずの始末を全部後回しにしましたので、これからテレビでも見ながら糸くずを、
ペタペタテープで、とっていきます。それだけでも時間がかかりますわ。そのときに最終チェックもしましょう。
さて、羽織なんですが「昭和の羽織」でほとんどが短いもの。
私が解かずに残してある「濃い紫」のものは、75センチなのですが、できればあとせめて5センチほしい…。
伸ばせないかなぁと、広げてみました。
羽織の丈が伸ばせるかどうかは、その羽織の状況によります。
繰り回しのものだったりすると、もうそれまででギリギリ…が多いです。
コレは繰り回しではないので、こんな感じ…
余りに暗いので、明るく薄めにしてあります。
羽織の返しと衿のおしまいのところ、赤いラインまで生地があります。
羽織は「衿」を長く取りますので、衿先の折り返し、つまり縫い代として入っている部分が、
伸ばせる限界、です。これは7センチ弱ですねぇ。いけそうだな。
身頃の裏側は、それより短いです。でも、その場合は「羽裏を下の方まで伸ばせればいいわけ。
時々、繰り回しの結果、もう身頃の返しが10センチくらいしかなくて、
羽裏の変わりに羽二重や、元はじゅばんらしき綸子などが、ついていることもあります。
あまり返しがすくないと、ちょっと広がったときに見えますから、
できればあまりギリギリでないほうがいいですね。
もうひとつは、絵羽の場合、後ろの柄の位置は変えられませんから、
羽織としてきたとき、後ろの柄が上の方について見えます。
それでも…私は少し長い羽織が好きです。
これは柄は刺繍で、ちょこっとしかないので、まぁ柄の位置は「いっか」です。
こんど呉服屋さんの奥さんがきたら、私の「結論」でいいかどうか、聞いてみましょう。
で…、できるとしても、羽織になるのは順番から行くと…来年の…秋??だいぶ先だわん。
とりあえず、今日は思ったほど仕事は進まなかったものの、雨も降るところまではいかなかったので、
玄関先での仕事もできました。どうやら関東も今月中に梅雨入りのようです。
まぁ今日の湿気の高かったこと…と思って、母の言葉を思い出しました。
「解きもんはなぁ、晴れて湿気のない、ちょっと風のあるくらいの日ぃがええねんで。糸のきしみが違う」
すんません、湿気の高い、どんぐもりの、風のない日にやっちまいました…。
は 祖母の口癖でした!
本当に そのとおりで 着物は乾いてる方が するする解けますね!
長い間眠ってた着物は 2.3日干してからの方が
解きやすい気がしますね!
わたしなんかは いかにも ザ昭和的な丈の羽織は
思い切って 衿を天継ぎして長羽織にしたりなんかしますが
それも 解いてみないと・・・絞りの羽織なんかは 衿の半分の巾だけしか絞ってないのもありますから・・・
それは それで またなにかにと考えるわけで
で・・・結論(笑い)
ほどけば 何かが見えてくる
ほどけば 幸せみえてくる!
ほどけば ボケ防止になる(手先と頭を使うので)
みなさん どうぞ ほどいてみてください!
ほこりととの戦いの後には きっと きっと 良いことが怒るかも!です!
ほこりとの戦いの後には きっと きっと 良いことが起こるかも!でした!
糸を切るしかないので、糸くずが
増えますね。
丈が延ばせるといいですね。
羽織り紐もおしゃれですね。
私はまだまだ、和服の入口に立ったばかりで・・・
せっせとオークションクリックしたり、仕立てたりの最中ですわ(≧∇≦)b
> ほどけば 何かが見えてくる。
ホントにそうですね。
我が家に来るものは、だいたいホコリくさいだの、
樟脳くさいだの、時にはカビくさいだの…。
なので、どうしても表で解くことが多いですが、
解きながら、ああでもないこうでもないと、
先々のスガタを想像したりしています。
布に戻すと、フシギと着物であったときより、
いろんな可能性が見える気がしますね。
楽しい作業ではありますが…目がツカレル。
ほんとに、気持ち悪いほど、キシキシときしみます。
黒いものだったりすると、目に来ますねぇ。
羽織紐、取りたいのですが、乳にがっちり食い込んでます。
なんとか取らないと…。
自分で仕立て直す方もいらっしゃるし、
私のように、小物作りなど加工のために
伸子張りするには、解かないと…なんです。
それに、「解き代」も、払わなくてすみますしね。
わずかな代金ですが、お茶くらい飲めるしー!?