ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

つれづれにいくつか…

2006-11-25 21:59:59 | 着物・古布

まずは一枚目の写真、この前京都に行ったときの写真を整理していて、
あっこれわかりやすーい、と思いまして。
つまり「衿を大きく抜いた着方」です。舞妓さんですから、髪を結います。
後ろに大きく抜くだけでなく、横にも少し大きめに…。
うしろから見るとよくわかるでしょう?その結果、肩が外側に落ちる…。
昔はみんなこういう風に来ていたわけです。
今より身幅の大きい着物を、大きく半衿を出し、しかも後ろにも横にも
広げて着る…すると、どうしても帯は幅が広いもので、胸高に締めないと、
着物が外側に崩れてしまうわけです。
浮世絵などの着物の着方は、半衿も普通の着物ほど大きく出して着ています。
それもくしゃんとしていたり外側に広がっていたり。
つまり、今よりラフに着ていたんですね。
髪型も小さくなり、暮らしが洋風になるにつれて、
キリキリとさっさとうごけるように、着物が「体にぴったりするように」
着付け方も変わったわけです。結局、着づらくしてしまったようなカンジですね。
礼装はともかく、普段着はもっとラフに…と言うのは、
だらしなく着るのではなく、ゆったり着る…ということなんです。

さて次は…友人が送ってくれました。
しばわんこの切手です。





しばわんこの「和のこころ」は本になってますし、テレビでもやってますね。
ほんわかした絵と、しばわんこのまったりした性格?、
ニャンコのやんちゃぶりがかわいいです。
一昔前の下町風の家、縁側があって、座敷には座卓。
お客様を迎えたとき、何か贈り物をするとき、
そんな日常の「日本の習慣」を、しばわんことニャンコでやって見せてくれます。
割烹着に姉さんかぶりのわんこと、フツーの人間が「こんにちは」なんてやると
なんかもう、ほんとにこうだったらいいなぁなんて思っちゃいます。
この切手は「振込み」で申し込むそうなので、来週申し込むつもりです。
締め切りは、12月15日です。

さて、考えてみると(かんがえなくても)連休にしてお休み…というかたも
多いんですね、明日まで。紅葉にはいい季節ですし、
ご旅行のかたもいらっしゃることでしょう。
私も今日は、みじかめで。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2006-11-25 23:48:50
着物を着て割烹着をつけて姉さんかぶりのスタイルは
私達の子供の頃は、母や近所のおばちゃんたちも
みんなそんな風にしていましたが、今の若い人達は
現実には見ていないのではと少し寂しい気がします。
返信する
Unknown (とんぼ)
2006-11-26 18:42:13
陽花様
母も「割烹着」使ってました。
近所のおばあちゃんは、襟のところに
いつも手ぬぐいを折ったのをかぶせてたし…。
懐かしい風景です。最近みませんねぇ。
返信する
しばわんこ (ゆか)
2006-11-26 22:05:28
私はネコキチなんですが、しばわんこは大好きなんですよ
これ、絶対手に入れよう!
返信する
ひょっとして、 (ぶり)
2006-11-26 23:13:15
この芸妓さんの着物、衿を大きく抜いて着るため、
そのように仕立てているのではないかと思うのですが。
職業や身分で、衿のあき具合違っていましたし、
個別には、首の長さに応じて、裁断・仕立て加減を
変えいました。 古着をまとめて見る機会が
あったので、比較して、よくわかりました。
返信する
Unknown (とんぼ)
2006-11-26 23:50:24
ゆか様
かわいいですよねぇ!
手に入れてもつかわないんだっ!

ぶりねぇ様
当然そうだと思います。
髪を結わなくなったり、ピッタリ着るようになったり
そうやって着物の形はすこしずつ
かわっていったんでしょうね。
今より半衿を大きく、この写真に近い着方を
していたと思われる昔の着物は裄が短い、
というより袖幅が小さいんですよね。
体格の差もあるでしょうが、肩にひっかけるみたいな
着方だったんでしょうね。イカリ肩もめだたなくて
よかったでしょうね。
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