写真はとりあえず出してあるゆかた。
すでに過去、お眼にかけたものばかりですが、 色目並べるとつくづく「年だわー」と感じます。
帯は今年おろそうと思っているもの…もちっとハデなのにすればよかった…。
こちらは現在「ほこりよけ&目隠し」に使っているただの四角い布…ですが、
実は嫁入りに持ってきた浴衣…楊柳です。全部「紺白」ものだったのですが、
これだけが私にしては…の色。当然、母の押し付け…いやいや愛情…。
でも、透けるのと、どうしてもこの色が自分に似合うとは思えなかったことで、回数は着ませんでした。
40過ぎていくらなんでも…になったとき、出してみたらしみが出ていまして…。
それで解いて母に託したら「お助け掛け」にしたよ、と。
長く取れるところをただ繋ぎ合わせて、風呂敷のようにしただけ。これ、便利なんです。
ほこりよけもなるし、ちょっと散らかった部分にさっと掛ければ目隠しにもなるし…。
というわけで、浴衣話題。
毎年今頃になると、今年の浴衣について、ワクワクとヤレヤレと…の時間をすごします。
たまたまミクシで教えていただいた「らくちん浴衣」…。
~~じゃないかなーと思っていたら案の定…でした。
いやね、着物を着たことのない若い方が「夏のファッション・アイテム」として、
浴衣着た~い、と思う気持ちは嬉しいことですし、着ていただきたいと思います。
ただ、この「らくちん…」を着物の入り口とは思わないでほしいし「私は浴衣が着られる」…とは思わないでほしいものと。
もっとも、これを楽しくお召しになられる方は「着物だかどうだか、そんなことはいい。『ゆかた』が着られれば」
と言うような感じだと思いますが。
以前は浴衣話題が出ると、何かとキモチがチリチリすることもありましたが、最近は年のせいですかねぇ、
まぁ好きに着ればいいんじゃないですか…みたいな、こんじょなし、になりつつあります。
それでも言わせていただくならば…私はこの「らくちん浴衣」を見たとたんに大笑いしました。
要するに子供の着物と同じですもの。
子供の着物の場合は「おはしょり」ではなく「腰揚」になりますが、
最初から丈を合わせてあまった分をつまんで縫って、ヒモもつけてまわせばOK…小学生の世界ですね。
まぁ着物の基本も知らないわけですから、これを着た時に、腰の横の妙なふくらみかげんも、
腰から下が妙に「筒型」である不自然も、下にへんな広がりがあることも、
かっこ悪くは見えないのでしょう。ついでに帯も付け帯ですし。
少し前までは、たとえアロハシャツみたいな色柄であろうと、レースひらひら衿飾りであろうと、
浴衣を着ることで、着物の入り口を覗くことになる、そこから着物が好きになる…
そのきっかけになるだろうから…みたいなこと、よく耳にしました。
でも、この浴衣では、入り口に立つより「赤ちゃん帰り」ですがな。
最近は、なんでも「簡単便利」が重視されますが、簡単にしなくてもいい部分もあると思うんですよねぇ。
だって、浴衣の着方なんて、そんなに難しいことではありませんし、本も出ているし、
ネット検索すれば山ほど「浴衣の着方」なんてありますでしょう。
それでも今ふうに言うなら「メンドい」「ムズい」???
最近、若い人に「浴衣の着方」を教えるより、50代60代のかたに
「娘や孫に着せるために」、教えたほうがいいんじゃないかなんて思います。
あるサイトでは「簡単な浴衣がほしい。二部式?下がはだけるのがイヤだからキュロット?誰か作って…」
ジンベ着てステテコ穿いてください。キュロットではもはや「浴衣」以外のものです。
これに呼応して「寝ると、はだけるのがいや、甚平のようにヒモつけたら少しは違うかも」
浴衣はそれで寝れば、はだけるのはアタリマエ。
昔の人は寝るときにゆかた着ても、ヒモじゃなくて幅の広い伊達締めのようなものを締めました。
少なくとも祭り半天のように、おなかにヒモが残り、浴衣は上から下まで左右に泣き別れで、
ボディはフル・オープン…なんてことはございません。
どうしても浴衣で寝てはだけて足が見えるのがイヤなら、伊達締め締めてステテコはいてください。
あぁやっぱり「シンパイ」だぁぁ、というキモチになります。
今年は初心にかえって「ゆかたの着方」なんてのを、書いてみようかなぁ…。
浴衣を!とはわかりますが、私達の年齢では
寝間着にしていた着方ですよね。
ホテルでも浴衣を無料貸し出しになっていた
ので借りたら、対丈腰紐無しで半幅帯だけ
でした。
これでゆかたとは言ってほしくありません
でした。
そして文庫だけは教えましたが
今や 私自身が帯結びに四苦八苦しています。
それにしても ・・・
浴衣は確かに着物へのとっかかりとしては良いと思うけれど
みなさん一様に「着物は高くて面倒」の意識が強いように見受けられます。お嫁入りのとき持たされてしつけがついたまま。その子供世代が30代で、着物のことは何も親から教わることなく。やはり戦争は、何かをぷっつりと切ったんですね。しみじみしました。
同年代のまわりを見ても、着物に興味を持って好きになる人口は、常に一定割合なんじゃないかと感じます。子供の絶対数が減ってますから、これからも減り続けるのでしょう。
メーカーは、使い捨て着捨てのユーザーばかり相手にしてると思います。自分の首を絞めてるのがわからないんでしょうかね?昔のような商売はできないのだから、本当に大切なものを残せばいいのに、と素人考えながら思います。
バッチリ着れましたぜ。
そーそーとんぼさんがおっしゃるよーに、いっくらでもテキストは集められます。
半幅帯も必死こいて練習したお陰であねさまも文庫も結べるようになりました。
いやー快挙です。
実はアンサンブル式の浴衣が一等最初だったんですが、やっぱ本格的に着たいって思いますよ、着物好きなら。
そうじゃない人は(赤ちゃんがえり)で浴衣もどきでもしようがおまへん。(ちょっと上から目線)
ひとつ質問、浴衣の衿、普通の長着の着付けの時のように綺麗な形を作ろうと、衿の縫い目を少し解いて衿芯を差し込むって人がいるんだけど、そうすべきかしら?
確かにシワシワなんですよん。
浴衣の着方、是非是非レクチャーお願いします!!!!!
1,2時間あれば着れるようになると思うんですけどねぇ。
浴衣と半幅は地域の家庭に呼びかけていらない物を集めたら、結構眠ってるのがありますよね。
それこそ練習用なんだからシミがあったっていいじゃんと思います。
昔はそれぞれの家庭で教えられたものでしょうけど、今は親の世代がチンプンカンプンの時代ですから、学校できちんと日本の文化として教えてほしいなぁと思いますし、何より楽しそうじゃないですか~、そんな授業があったら(^^)
そんなにキツキツに着んとあきませんか?って感じの
本とかサイトがありますよね。
昨年の大阪天神祭の帰り道、
前を歩く今風のモリモリ頭のお嬢さん二人が気になって仕方が無くて
エスカレーターを上っていく後に付いていってしまいました。
(同じ方向だったので良かったです。。。)
肩揚げと腰揚げに三尺帯、、、今風の兵児帯でもないし、
浴衣も子供用かなと思われる白地にピンクや黄色の花柄。
肩揚げしてるから携帯電話で話してる脇の下が丸見えで
オペラピンクの下着、上下ともはっきりくっきりでした。
もう一人のお嬢さんは黒地にバラ柄の浴衣を肩をはだけてお召しでした。
なんとも対照的なお二人で、コスプレですか?聞きたくなりました。
今年はどんなお嬢さんにで出会えるか、楽しみでもあり怖くもあり。
それらしくなっていれば…で、なんでもゆかたとされるのは、
なんかいやですよね。
昔は母の寝巻きはこれでしたわ。
白地に紺の柳の柄をかすかに覚えています。
別の意味での「締められない苦労」ですねぇ。
せめて着物の他たたみ方くらいは、と思いますが、
すでに50代の方ではわからない人もいたりして。
着物へのとっかかり…なら、なおのこと、ベースは崩さないでと、
そう思います。なんだかなーです。
私が62歳で、友人たちもみんな「嫁入りには」と、
親が箪笥に着物をつめて送り出してくれた年代です。
それが「着られないから」と、とめそでや訪問着のみ、
着付けを頼んで着るだけ、ばかりです。
おっしゃるとおり、今のままでは「着物人口」は、一定割合の下り坂、でしょうね。
確かに「着物離れ」があって、着物関係のお商売のかたの、
生き残るためにはなんでもあり…という気持ちもわからないでもないのですが。
目先のもうけが優先、というのがどうもねぇ。
息絶えるまえに、大切なものを考え直してほしいものです。
最近の子供たちは、辞書を引かない…と聞きます。
なんでも、より簡単なほうへと流れるのでしょう。
浴衣に衿芯、別におかしくはありませんが、
元々浴衣の衿はどうしても厚地になりますから、特別芯を入れなくても、
きれいに着られると思いますけど。
たいへん失礼ですが、つるしでミシン縫いの浴衣などは、
和裁で仕立てていない場合もありますから、衿が1枚でふにゃふにゃ…
ということがあります。その時は芯も必要かもですね。
浴衣の着方、やってみようかと思いつつ、何しろ「書こう」とおもっているものが
いろいろありますので…。
まぁなつに間にあうようには書きたいです。
元々浴衣は、糊をパリッと利かせて着るものなのです。
家で洗うと、タライに糊の液を作って浸してね。
アイロンかければ、衿もピシリとします。
私は糊がキライなので、昔から、洗うとアイロンかけのとき、
衿のところだけバリバリにスプレー糊で固めてました。
今はそんなこともありませんね。
それと、最近はあの衿のボテボテがいやで、ゆかたも普通の着物のように、
広衿にしてもらっています。