今日はひょんなことから、草履をだすことになり、
ついでのことに気になっていたので全部調べました。
今年は梅雨が長かったのに、忙しさにかまけて風とおしをしていなかったのです。
毎年梅雨時は、誰も来ない日に下足入れのとびらを開けっ放し、
箱の蓋をあけて風を通しています。それを今年はやっていなかったので、
もしかしてカビてたら…と心配していました。
おかげさまで、カビもなく、悪臭もこもっていませんでした。
写真は、私の日和ゲタ4足、足二本しかないってのに…。
これは全部もらいもの、黒の喪服用はちょっと新しいのですが、
あとの三足はなんと「嫁入り」からそのあとすぐのもの。
全部30年からまえのものです。
左上の鎌倉彫は、昔となりにすんでいたおばちゃんからいただいたもの。
私が若かったので、かわいい色をとピンクのビニール鼻緒です。
その右の黒いのは、京都の一番年上のイトコから。実はこの色が一番好き!
左下は母が喪服用の草履と一緒に準備してくれたもの。
右下は、けっこうはきやすかったのでガシガシはいて、
おかげでかかとが欠けてます。
ゲタはつまずいて先の方を欠くことはよくあるので、
母が「何でこんなとこ欠いたんや、器用なやっちゃなー」と…。
めだつのでマジックを塗ってかくしてるんですー。
鼻緒と爪皮がおそろいの麻の葉柄です。
同じ日和ゲタでも、いろいろあるものですね。
下の写真の一番上の鎌倉彫は、一度もはいてないんです。
これは今のゲタのようにゴムがついておらず、雨用に歯がうすいので、
ちょっとためしばきしてもカラコロといい音がします。
台はジミですから、鼻緒を換えてはかなきゃもったいないですね。
真ん中はすみませんゴムが伸びちゃって(そりゃ30年もおいときゃ伸びるわ)
わざと後の歯にゴムをかけてます。
こちらも歯は薄めですが、底ゴムはついてます。
一番下は、今の普通のゲタに爪皮をつけたもの、
日和というだけあって、晴れた日は爪皮はずして普通にはけるんですね。
それでけっこう履いたわけで、へんな減り方してるわ、かかと欠けてるわ…。
こんなに手持ちのゲタをしげしげとみたことはあまりありませんで、
今回裏を見ていて「おっ、そーだった」と思い出しました。
歯の位置とかがちょっとずつ違いますが、ひとつ目立って違うところがあります。
どこだかわかりますか?左のゲタ、爪皮を挟み込む「受け金具」がついてます。
上の「三足を横から見た写真」を見てもわかりますが、
実は爪皮というのは、確かにゲタの前部分にかぶせて引っかかりますが、
けっこうパカッと浮いてるんですね。
どうかすると、つま先を水たまりにつっこんで、(そそっかしいので)
ここからぬれてしまうなんてことがあるんですが、金具でうけていると
しっかり止まって安定しますし、水はね泥はねも防げます。
自分が日和をイロイロ持っているので、
最近の雨ゲタをゆっくり見たことがないのですが、
みんなこうなっているんでしょうかねぇ。
これは京都からおくられてきたものですから、あちら方式なのかもしれません。
どれもまだまだ履けますから、派手な鼻緒を取り替えて、
特に鎌倉彫のは、普通のゲタとして履きたいですね。
もう梅雨はおわってしまったけど、ホコリをはらってカバーを磨きながら、
遠い昔、雨の日に急いで出てきたのか割烹着のまま、爪皮つけた高ゲタで、
かさを持って駅まで迎えに来てくれた若いころの母を思い出してました。
まさしく「ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん」の世界でしたね。
最近は道路がみんなアスファルトになって、ぬかるみもなくなりましたから、
雨ゲタではなく「雨草履」や「草履カバー」で歩くことが多いですが、
私はやっぱり「雨には高ゲタ」がスキです。
ついでに草履も磨いたのでお見せしましょう。
実は、元から私のものは二足だけ。左上の黒に朱の鼻緒のと、
下の左から二番目ふちが黒い朱のもの。この朱は珍しく「繻子地」です。
あとは全部母からのお下がりです。
右下のシルバーグレーなんて、母が60すぎてからのものですがな。
合う着物なんかありゃしない。
おまけに、私はここ数年は「からす畳」の小判型、が足に合うので、
こういう草履はめーーーーったに履きません。
この先の細い草履は、私のバンビロの足だと足の外側が落ちて痛いんです。
こないにぎょーさんどないすんねん…と、見るたびに思うのですが、
もったいない、ちょっとずつ履きますわ…。
というわけで、今日は思いがけず「草履とゲタ」のお手入れ日となり、
実はまだ片付いてなくて、狭い玄関は箱だらけ…です。
ついでのことに気になっていたので全部調べました。
今年は梅雨が長かったのに、忙しさにかまけて風とおしをしていなかったのです。
毎年梅雨時は、誰も来ない日に下足入れのとびらを開けっ放し、
箱の蓋をあけて風を通しています。それを今年はやっていなかったので、
もしかしてカビてたら…と心配していました。
おかげさまで、カビもなく、悪臭もこもっていませんでした。
写真は、私の日和ゲタ4足、足二本しかないってのに…。
これは全部もらいもの、黒の喪服用はちょっと新しいのですが、
あとの三足はなんと「嫁入り」からそのあとすぐのもの。
全部30年からまえのものです。
左上の鎌倉彫は、昔となりにすんでいたおばちゃんからいただいたもの。
私が若かったので、かわいい色をとピンクのビニール鼻緒です。
その右の黒いのは、京都の一番年上のイトコから。実はこの色が一番好き!
左下は母が喪服用の草履と一緒に準備してくれたもの。
右下は、けっこうはきやすかったのでガシガシはいて、
おかげでかかとが欠けてます。
ゲタはつまずいて先の方を欠くことはよくあるので、
母が「何でこんなとこ欠いたんや、器用なやっちゃなー」と…。
めだつのでマジックを塗ってかくしてるんですー。
鼻緒と爪皮がおそろいの麻の葉柄です。
同じ日和ゲタでも、いろいろあるものですね。
下の写真の一番上の鎌倉彫は、一度もはいてないんです。
これは今のゲタのようにゴムがついておらず、雨用に歯がうすいので、
ちょっとためしばきしてもカラコロといい音がします。
台はジミですから、鼻緒を換えてはかなきゃもったいないですね。
真ん中はすみませんゴムが伸びちゃって(そりゃ30年もおいときゃ伸びるわ)
わざと後の歯にゴムをかけてます。
こちらも歯は薄めですが、底ゴムはついてます。
一番下は、今の普通のゲタに爪皮をつけたもの、
日和というだけあって、晴れた日は爪皮はずして普通にはけるんですね。
それでけっこう履いたわけで、へんな減り方してるわ、かかと欠けてるわ…。
こんなに手持ちのゲタをしげしげとみたことはあまりありませんで、
今回裏を見ていて「おっ、そーだった」と思い出しました。
歯の位置とかがちょっとずつ違いますが、ひとつ目立って違うところがあります。
どこだかわかりますか?左のゲタ、爪皮を挟み込む「受け金具」がついてます。
上の「三足を横から見た写真」を見てもわかりますが、
実は爪皮というのは、確かにゲタの前部分にかぶせて引っかかりますが、
けっこうパカッと浮いてるんですね。
どうかすると、つま先を水たまりにつっこんで、(そそっかしいので)
ここからぬれてしまうなんてことがあるんですが、金具でうけていると
しっかり止まって安定しますし、水はね泥はねも防げます。
自分が日和をイロイロ持っているので、
最近の雨ゲタをゆっくり見たことがないのですが、
みんなこうなっているんでしょうかねぇ。
これは京都からおくられてきたものですから、あちら方式なのかもしれません。
どれもまだまだ履けますから、派手な鼻緒を取り替えて、
特に鎌倉彫のは、普通のゲタとして履きたいですね。
もう梅雨はおわってしまったけど、ホコリをはらってカバーを磨きながら、
遠い昔、雨の日に急いで出てきたのか割烹着のまま、爪皮つけた高ゲタで、
かさを持って駅まで迎えに来てくれた若いころの母を思い出してました。
まさしく「ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん」の世界でしたね。
最近は道路がみんなアスファルトになって、ぬかるみもなくなりましたから、
雨ゲタではなく「雨草履」や「草履カバー」で歩くことが多いですが、
私はやっぱり「雨には高ゲタ」がスキです。
ついでに草履も磨いたのでお見せしましょう。
実は、元から私のものは二足だけ。左上の黒に朱の鼻緒のと、
下の左から二番目ふちが黒い朱のもの。この朱は珍しく「繻子地」です。
あとは全部母からのお下がりです。
右下のシルバーグレーなんて、母が60すぎてからのものですがな。
合う着物なんかありゃしない。
おまけに、私はここ数年は「からす畳」の小判型、が足に合うので、
こういう草履はめーーーーったに履きません。
この先の細い草履は、私のバンビロの足だと足の外側が落ちて痛いんです。
こないにぎょーさんどないすんねん…と、見るたびに思うのですが、
もったいない、ちょっとずつ履きますわ…。
というわけで、今日は思いがけず「草履とゲタ」のお手入れ日となり、
実はまだ片付いてなくて、狭い玄関は箱だらけ…です。
場所とるんですけどねぇ、でも捨てられなくて。
ゲタは履きなれないとカコンカコンって
なるんですよね。高歯だと余計です。
今の人は靴で育っていますから、
足をすって歩くというのは苦手だと思います。
さらに高歯だとまっすぐすりつつ、
足を持ち上げる…ですからちょっとコツがいります。
がんばって履いてください。いいもんです。
色々な草履や下駄を見るのって楽しいです!
梅雨前に実家から雨下駄を拝借してきたのですが、やはり、こけそうで履く勇気が無かったです。
お天気の悪い日は基本的にウレタン草履になりそうなので、せめて夏の間だけでも下駄を!と思ったのですが・・・
昔は「履物やさん」って言いましたね。
草履を履く身としては、直してくれるところ、
鼻緒を挿げ替えてくれるところが、
身近になくなって困っています。
あのカバーは関東では「つまかわ」、
関西では「むこうがけ」といいます。
青め猫様
どうも同じところをやりますね。
「足クセ」が悪い、とよく言われます。
一番ひどかったのは「割った」こと。
家の庭だったので、困りませんでしたが、
足をケガしましたよ。もう昔のことですが、
母は「何かわるいことが…」って、
仏壇に手をあわせてましたっけ。
私も下駄を欠けさせてしまいます。
いつも決まって右前の同じ場所なんです。
たぶん、歩き方に原因があるとは思いますが、
自分の癖はなかなか気がつきません。
欠けた部分はとんぼさんと同じように黒だったら、油性マジックで塗ったり、アクリル絵の具で塗ってそのうえからニスを塗ったり試行錯誤してます。
そうそう、確か親戚から「礼装用の草履とバッグ」の
セットをもらったんですが、なんとも華々しい色で、
数年後に友人にあげてしまいました。
結局いつも履くのはおんなじのばっかり、ですね。
今回、最後に玄関の一番奥の棚から、
履いてないゲタが出てきました。
いつ買ったのかも覚えてない~。
リストでも作っておかないとダメですねぇ。
みやざえもん様
気になる気になる!そういうもんです。
上村松園…褄を持ちあげて…和傘…
いやー「プリーツさん」を着て、
自転車かっ飛ばしてるの知っちゃってるとねぇ(爆)
人の「下駄箱」の中も実は気になるみやざ。
見てるだけで自分のもののような気になってくるのは私だけでしょうか(爆)。
私も雨草履が多くなりましたが、
やっぱり上村松園や鏑木清方、
伊東深水らの美人画にあるような、
雨に褄を持ち上げて高下駄で
和傘を差して歩く姿が憧れです。
え? 望み、高すぎですか?
お祝いにいただきましたね。
私も履きつぶすほども履かなくて、多分
ガレージの物入れに下駄が入っているはずと
思うのですが、本当にあるかな~。
草履も下駄もどうしても履きやすいものばかり
履いてしまいますね。