今日は、子供用の着物を少し整理しました。
子供の着物、というとお宮参りの掛け着、「のしめ」とも言いますが、
それが多いのですが、これは実際子供に着せたもの、です。
子供のものは平絹が多いのですが、これは「ちりめん」で薄く綿入り。
柄のアップです。
おたふくやひょっとこ、恵比寿様のお面がぶらさがっています。
右は「投扇興」ですね。上のイチョウの葉のようなものは「的」で
「蝶」といいます。下の台は「枕」、枕の上に蝶を置き、
離れたところから開いた扇を飛ばして「蝶」を落とす、という的当てゲーム。
飛ばして落とすだけなら、少し練習すれば出来るのですが、
蝶の落ち方によって「点数」が変わります。
蝶の下に小さな支えがありますから、落ちても立ったままだったり、
扇が蝶と絡んだり…それこそ「投げてみなけりゃわからない」わけですね。
この枕、蝶、扇の落ちたときの形を源氏物語になぞらえて名前をつけ、
点数を変えているわけです。私も詳しいことは分からないのですが、
一番分かりやすいのは、みごとにふっとんで蝶も扇も枕のまわりにバラバラ、
離れ離れ…というのは、形が整わずあまり美しさがない、
それで花が散ってパラパラ落ちた跡と見立てて「花散里」と言うのだそうです。
当然点数は低くなるわけですね。また蝶の上に扇の竹の部分が乗って、
竹の下に蝶が見える、これは「虫かごに入っている虫」と見立てて「鈴虫」。
これでさまざまな「見立て」に当てはめて点数をきめていくので、
やたら落としたからといって勝てるわけではない…というわけですね。
なんとも「優雅」な遊びです。
「投扇興」の元となったのは「投壺(とうこ・なげつぼ)」という
中国の古い遊びだそうですが、初めてそれを聞いたときは「壺を投げる?」と
かなりカゲキな遊びを想像してしまったのですが、そうではなくて、
耳(もち手)のついた壺に「矢」を手で投げ入れて遊ぶのだそうです。
考えてみますと、ほんの少し前まで、競うゲームというと、
自分で投げるとか廻すとか、体を使って自分自身が直接やるものでした。
今は「ボタン」の操作で、キカイが投げてくれたりとんでくれたり、
しかも投げたり廻したりは扇だの矢だの、はたまたメンコや独楽ではなく、
「槍、刀、爆弾、ミサイル…」こわいことですねぇ。
さて、話がそれてしまいました。次の着物です。
写真を急いで撮りましたので、よけいなものまで写ってましてすみません。
こちらはものすごい綿いれ、モッコモッコです。
たぶんまだ赤ちゃんのうちはこれにくるむようにして使い、
少し大きくなってからは、着せたのではなく「掻巻」として、
寝具に使ったものと思います。なんとモダンな柄でしょう。
子供のものなんですが、こんなのも入ってたりして…。
平絹です。たぶん、男物の襦袢の繰り回しだと思います。
最近では、子供の着物は「掛け着」だけで、あとは最初のころの肌着くらい、
すぐにベビードレスやロンパースなど、洋装になってしまいます。
お座りが出来るようになってきたら、着物スタイルの方が
着替えもオムツ交換も、ラクなんですけどねぇ。
足の方がむき出し・・・が気になったら、大人の作務衣のように、
短い着物とパジャマのパンツのようなズボンにするといいです。
子供の着物姿はかわいいものです。
せめて夏だけでも、じんべさんとか浴衣とか、着せてあげたいですね。
子供の着物、というとお宮参りの掛け着、「のしめ」とも言いますが、
それが多いのですが、これは実際子供に着せたもの、です。
子供のものは平絹が多いのですが、これは「ちりめん」で薄く綿入り。
柄のアップです。
おたふくやひょっとこ、恵比寿様のお面がぶらさがっています。
右は「投扇興」ですね。上のイチョウの葉のようなものは「的」で
「蝶」といいます。下の台は「枕」、枕の上に蝶を置き、
離れたところから開いた扇を飛ばして「蝶」を落とす、という的当てゲーム。
飛ばして落とすだけなら、少し練習すれば出来るのですが、
蝶の落ち方によって「点数」が変わります。
蝶の下に小さな支えがありますから、落ちても立ったままだったり、
扇が蝶と絡んだり…それこそ「投げてみなけりゃわからない」わけですね。
この枕、蝶、扇の落ちたときの形を源氏物語になぞらえて名前をつけ、
点数を変えているわけです。私も詳しいことは分からないのですが、
一番分かりやすいのは、みごとにふっとんで蝶も扇も枕のまわりにバラバラ、
離れ離れ…というのは、形が整わずあまり美しさがない、
それで花が散ってパラパラ落ちた跡と見立てて「花散里」と言うのだそうです。
当然点数は低くなるわけですね。また蝶の上に扇の竹の部分が乗って、
竹の下に蝶が見える、これは「虫かごに入っている虫」と見立てて「鈴虫」。
これでさまざまな「見立て」に当てはめて点数をきめていくので、
やたら落としたからといって勝てるわけではない…というわけですね。
なんとも「優雅」な遊びです。
「投扇興」の元となったのは「投壺(とうこ・なげつぼ)」という
中国の古い遊びだそうですが、初めてそれを聞いたときは「壺を投げる?」と
かなりカゲキな遊びを想像してしまったのですが、そうではなくて、
耳(もち手)のついた壺に「矢」を手で投げ入れて遊ぶのだそうです。
考えてみますと、ほんの少し前まで、競うゲームというと、
自分で投げるとか廻すとか、体を使って自分自身が直接やるものでした。
今は「ボタン」の操作で、キカイが投げてくれたりとんでくれたり、
しかも投げたり廻したりは扇だの矢だの、はたまたメンコや独楽ではなく、
「槍、刀、爆弾、ミサイル…」こわいことですねぇ。
さて、話がそれてしまいました。次の着物です。
写真を急いで撮りましたので、よけいなものまで写ってましてすみません。
こちらはものすごい綿いれ、モッコモッコです。
たぶんまだ赤ちゃんのうちはこれにくるむようにして使い、
少し大きくなってからは、着せたのではなく「掻巻」として、
寝具に使ったものと思います。なんとモダンな柄でしょう。
子供のものなんですが、こんなのも入ってたりして…。
平絹です。たぶん、男物の襦袢の繰り回しだと思います。
最近では、子供の着物は「掛け着」だけで、あとは最初のころの肌着くらい、
すぐにベビードレスやロンパースなど、洋装になってしまいます。
お座りが出来るようになってきたら、着物スタイルの方が
着替えもオムツ交換も、ラクなんですけどねぇ。
足の方がむき出し・・・が気になったら、大人の作務衣のように、
短い着物とパジャマのパンツのようなズボンにするといいです。
子供の着物姿はかわいいものです。
せめて夏だけでも、じんべさんとか浴衣とか、着せてあげたいですね。
本当に優雅な遊びですね。
最近は凧揚げ、コマ回し、羽根つきなどしている
子供さん本当に見なくなりましたね。
孫達には少しでも昔の玩具で遊んでほしいと思い
けん玉を買いましたが、まだ無理な事が分かって
急きょ隠しました。
実家の甥っ子達は赤ちゃんの時こういう綿入れの
着物に包まっていました。いいですねこういうの。
思い出しました。子供をおぶって着るねんねこ、お召しではなく、紋綸子で綿入れのねんねこ作ってもらって持ってます。まるでよそ行き、訪問着着て子供も訪問着、其の上に一度だけ着たことあります。まるで時代劇、そのまんま持ってます。
一つ身、訪問着も友禅もあわせ、本モスの一つ身は綿入れに袖なし、箪笥に邪魔だな~と思いつつ、処分できません。
私にとってはまだ経験の範囲です。
竹とんぼとか、けん玉とか、ダルマ落としとか、
ゼッタイ教えてあげてくださいね。
さすがに産着は覚えていませんが、冬になると
ずーっと「綿入ればんてん」でしたねぇ。
蜆子様
私もちょっとだけ経験の範囲…ですが、
それにしても「綸子のねんねこ」はすごい。
やっぱり呉服屋のお嬢さんでいらしたからでしょう。
タンスの肥やしといわず、どうぞご保存ください。
今は骨董でもなかなかでませんから貴重品ですよ。