![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/1e/30c809be8448b987cbe388d610e6839c.jpg)
今日は、子供用の着物を少し整理しました。
子供の着物、というとお宮参りの掛け着、「のしめ」とも言いますが、
それが多いのですが、これは実際子供に着せたもの、です。
子供のものは平絹が多いのですが、これは「ちりめん」で薄く綿入り。
柄のアップです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e9/bae1634e1e893dad41a948096c7bc5bc.jpg)
おたふくやひょっとこ、恵比寿様のお面がぶらさがっています。
右は「投扇興」ですね。上のイチョウの葉のようなものは「的」で
「蝶」といいます。下の台は「枕」、枕の上に蝶を置き、
離れたところから開いた扇を飛ばして「蝶」を落とす、という的当てゲーム。
飛ばして落とすだけなら、少し練習すれば出来るのですが、
蝶の落ち方によって「点数」が変わります。
蝶の下に小さな支えがありますから、落ちても立ったままだったり、
扇が蝶と絡んだり…それこそ「投げてみなけりゃわからない」わけですね。
この枕、蝶、扇の落ちたときの形を源氏物語になぞらえて名前をつけ、
点数を変えているわけです。私も詳しいことは分からないのですが、
一番分かりやすいのは、みごとにふっとんで蝶も扇も枕のまわりにバラバラ、
離れ離れ…というのは、形が整わずあまり美しさがない、
それで花が散ってパラパラ落ちた跡と見立てて「花散里」と言うのだそうです。
当然点数は低くなるわけですね。また蝶の上に扇の竹の部分が乗って、
竹の下に蝶が見える、これは「虫かごに入っている虫」と見立てて「鈴虫」。
これでさまざまな「見立て」に当てはめて点数をきめていくので、
やたら落としたからといって勝てるわけではない…というわけですね。
なんとも「優雅」な遊びです。
「投扇興」の元となったのは「投壺(とうこ・なげつぼ)」という
中国の古い遊びだそうですが、初めてそれを聞いたときは「壺を投げる?」と
かなりカゲキな遊びを想像してしまったのですが、そうではなくて、
耳(もち手)のついた壺に「矢」を手で投げ入れて遊ぶのだそうです。
考えてみますと、ほんの少し前まで、競うゲームというと、
自分で投げるとか廻すとか、体を使って自分自身が直接やるものでした。
今は「ボタン」の操作で、キカイが投げてくれたりとんでくれたり、
しかも投げたり廻したりは扇だの矢だの、はたまたメンコや独楽ではなく、
「槍、刀、爆弾、ミサイル…」こわいことですねぇ。
さて、話がそれてしまいました。次の着物です。
写真を急いで撮りましたので、よけいなものまで写ってましてすみません。
こちらはものすごい綿いれ、モッコモッコです。
たぶんまだ赤ちゃんのうちはこれにくるむようにして使い、
少し大きくなってからは、着せたのではなく「掻巻」として、
寝具に使ったものと思います。なんとモダンな柄でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/9e/0713f257f7f9cfbabc1f262ca00008c6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/6a/fec246656d55c97a5dee9ad993aa48d9.jpg)
子供のものなんですが、こんなのも入ってたりして…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/9d/5bb675d4c81f4c01496ec53f92ac44c2.jpg)
平絹です。たぶん、男物の襦袢の繰り回しだと思います。
最近では、子供の着物は「掛け着」だけで、あとは最初のころの肌着くらい、
すぐにベビードレスやロンパースなど、洋装になってしまいます。
お座りが出来るようになってきたら、着物スタイルの方が
着替えもオムツ交換も、ラクなんですけどねぇ。
足の方がむき出し・・・が気になったら、大人の作務衣のように、
短い着物とパジャマのパンツのようなズボンにするといいです。
子供の着物姿はかわいいものです。
せめて夏だけでも、じんべさんとか浴衣とか、着せてあげたいですね。
子供の着物、というとお宮参りの掛け着、「のしめ」とも言いますが、
それが多いのですが、これは実際子供に着せたもの、です。
子供のものは平絹が多いのですが、これは「ちりめん」で薄く綿入り。
柄のアップです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e9/bae1634e1e893dad41a948096c7bc5bc.jpg)
おたふくやひょっとこ、恵比寿様のお面がぶらさがっています。
右は「投扇興」ですね。上のイチョウの葉のようなものは「的」で
「蝶」といいます。下の台は「枕」、枕の上に蝶を置き、
離れたところから開いた扇を飛ばして「蝶」を落とす、という的当てゲーム。
飛ばして落とすだけなら、少し練習すれば出来るのですが、
蝶の落ち方によって「点数」が変わります。
蝶の下に小さな支えがありますから、落ちても立ったままだったり、
扇が蝶と絡んだり…それこそ「投げてみなけりゃわからない」わけですね。
この枕、蝶、扇の落ちたときの形を源氏物語になぞらえて名前をつけ、
点数を変えているわけです。私も詳しいことは分からないのですが、
一番分かりやすいのは、みごとにふっとんで蝶も扇も枕のまわりにバラバラ、
離れ離れ…というのは、形が整わずあまり美しさがない、
それで花が散ってパラパラ落ちた跡と見立てて「花散里」と言うのだそうです。
当然点数は低くなるわけですね。また蝶の上に扇の竹の部分が乗って、
竹の下に蝶が見える、これは「虫かごに入っている虫」と見立てて「鈴虫」。
これでさまざまな「見立て」に当てはめて点数をきめていくので、
やたら落としたからといって勝てるわけではない…というわけですね。
なんとも「優雅」な遊びです。
「投扇興」の元となったのは「投壺(とうこ・なげつぼ)」という
中国の古い遊びだそうですが、初めてそれを聞いたときは「壺を投げる?」と
かなりカゲキな遊びを想像してしまったのですが、そうではなくて、
耳(もち手)のついた壺に「矢」を手で投げ入れて遊ぶのだそうです。
考えてみますと、ほんの少し前まで、競うゲームというと、
自分で投げるとか廻すとか、体を使って自分自身が直接やるものでした。
今は「ボタン」の操作で、キカイが投げてくれたりとんでくれたり、
しかも投げたり廻したりは扇だの矢だの、はたまたメンコや独楽ではなく、
「槍、刀、爆弾、ミサイル…」こわいことですねぇ。
さて、話がそれてしまいました。次の着物です。
写真を急いで撮りましたので、よけいなものまで写ってましてすみません。
こちらはものすごい綿いれ、モッコモッコです。
たぶんまだ赤ちゃんのうちはこれにくるむようにして使い、
少し大きくなってからは、着せたのではなく「掻巻」として、
寝具に使ったものと思います。なんとモダンな柄でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/9e/0713f257f7f9cfbabc1f262ca00008c6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/6a/fec246656d55c97a5dee9ad993aa48d9.jpg)
子供のものなんですが、こんなのも入ってたりして…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/9d/5bb675d4c81f4c01496ec53f92ac44c2.jpg)
平絹です。たぶん、男物の襦袢の繰り回しだと思います。
最近では、子供の着物は「掛け着」だけで、あとは最初のころの肌着くらい、
すぐにベビードレスやロンパースなど、洋装になってしまいます。
お座りが出来るようになってきたら、着物スタイルの方が
着替えもオムツ交換も、ラクなんですけどねぇ。
足の方がむき出し・・・が気になったら、大人の作務衣のように、
短い着物とパジャマのパンツのようなズボンにするといいです。
子供の着物姿はかわいいものです。
せめて夏だけでも、じんべさんとか浴衣とか、着せてあげたいですね。
本当に優雅な遊びですね。
最近は凧揚げ、コマ回し、羽根つきなどしている
子供さん本当に見なくなりましたね。
孫達には少しでも昔の玩具で遊んでほしいと思い
けん玉を買いましたが、まだ無理な事が分かって
急きょ隠しました。
実家の甥っ子達は赤ちゃんの時こういう綿入れの
着物に包まっていました。いいですねこういうの。
思い出しました。子供をおぶって着るねんねこ、お召しではなく、紋綸子で綿入れのねんねこ作ってもらって持ってます。まるでよそ行き、訪問着着て子供も訪問着、其の上に一度だけ着たことあります。まるで時代劇、そのまんま持ってます。
一つ身、訪問着も友禅もあわせ、本モスの一つ身は綿入れに袖なし、箪笥に邪魔だな~と思いつつ、処分できません。
私にとってはまだ経験の範囲です。
竹とんぼとか、けん玉とか、ダルマ落としとか、
ゼッタイ教えてあげてくださいね。
さすがに産着は覚えていませんが、冬になると
ずーっと「綿入ればんてん」でしたねぇ。
蜆子様
私もちょっとだけ経験の範囲…ですが、
それにしても「綸子のねんねこ」はすごい。
やっぱり呉服屋のお嬢さんでいらしたからでしょう。
タンスの肥やしといわず、どうぞご保存ください。
今は骨董でもなかなかでませんから貴重品ですよ。