もう親子で「ヒッキーズ」みたいな暮らしなので、電車列車にはずいぶん乗っていません。
まぁ近隣は車ですから、山のてっぺんでこもっているわけではないんですけどね。
さて、この生地は、2009.8.3にご紹介した「男物半じゅばん」です。
今日、やっと解いて洗いました。
ずっとそのままで保管してあったのですが、男物じゅばんをまとめようと思って、
引っ張り出してきまして…おもしろ柄です。
詳細は、過去記事にありますので、ダブるお話になりますが、切符を重ねた形のデザイン。
下地の白と青の線は「レール」でしょうね。
当時は3等車もありましたから、それぞれの乗客の感じも違って描かれています。
特に違うのは「お食事」、こちらは3等車ですね。持ち込んだお弁当を広げています。
左端のおじさん、なぜかバンザーイ…。
こちらは食堂車、洋食や~。
こちらはどうやら軍人さん、お隣はちょんまげ。この人どうやら「関取さん」ですね。ほんと「席取り」だし。
鉄道の車内では身分も関係ナシ?
なんで関取かといいますと、この絵のすぐそばの絵、貨物室で、乗務員が荷物の整理。
黒地に赤の文字で「常盤山」…これは「明け荷」と呼ばれるお相撲さん専用のこおりです。
場所入りでしょうか、それとも地方巡業?
こんな柄、もう惜しくて惜しくてなのですが、とりあえず洗ったら…。
いつもそうなんですけどね、まんまの形であるうちにもダメージは見つかるのですが、
解いて洗って張ると、益々ダメージがはっきりするのです。
織りムラに縫い目の弱りの穴、ヤケにシミ…。
でもねぇ、イロイロ考えて、見えないところに使うより、見せて使いたい…となれば作り帯…。
全体に弱りがあるので、まず布接着芯の薄いのを全面に貼って、そこからですね。
おたいこと前、そこだけでいいから、一番いい柄を出したいんですが…。
とりあえず半じゅばんなので、身頃2枚と袖が2枚あります。いいとこを選んで…作ってみたいですね。
ちなみに、こんな感じになりますかね。
反巾まんまなので、ちょっと両端修正しました。それと「たれ」部分は別の生地。
できれば、絵の中の臙脂色か、焦げ茶の裏にして、たれのところもその色で…。
作ってみたいですね。旅行に行くときに締めたらいいなぁ…新幹線にコレ締めて乗る…わはは。
梅雨というのに雨はナシ、涼しい風で、今頃「五月の陽気」を楽しませてもらっているような…。
でも近くのゴミ集積場脇の梅が、ボロボロ落ちています。やっぱり「6月」なんですよね。
もう、すみずみまでルーペで眺めました。
こういうのが、どうして今作られませんかねぇ。
帯、やっぱいいですよね。ふふふ。
今日は少し曇りましたが、まだ雨はナシ。
台風がきているそうで、来週は降るかな?ですね。
繻子の黒以外を探すのはほんとにたいへんです。
見つかってもボロボロだったり…。
何か別の生地で色の合うものを…と、すでに妄想開始です。
一昔前の男物は、みえないところに気張っておしゃれしてますから、
おもしろいものが、たくさんあります。
あしかけ8年も書いてますので、余分なおしゃべり記事も多いと思います。
何かお役に立てることがあれば嬉しいです。
窓からおじさんを呼んで駅弁買う…なんて、
懐かしい思い出です。
新幹線も、車内販売はありますが、なんか買うものがありません。
ガタンゴトンの旅が懐かしいです。
いいでしょ、これで新幹線。
いえいえ、実際にはなかなか縫うことに移行できないのです。
針仕事はスキなので、たまに「禁断症状」が出ますので、
そんなときは、ちょこっとお針仕事…でガマンしています。
こういう柄は、今ありませんから、貴重だとは思うのですが、
ただとっておくのもねぇ…と、つい「欲」を出しています。
これは見ていて飽きませんね~
昔の列車の旅はどこか風情がありましたね。
ぜひ帯にしてお披露目してくださーい。
そうなれば梅雨の合間の五月晴れ♪~
とそんなことはどうでもよくて、
ステキな帯☆ですね!
エンジやブルーのタレでもいいですが、(探すのも大変そうなので)
良くある黒でも、ステキです。(せっかちうまこ)
次回のご旅行までに是非是非☆
過去ログ少しずつ読んではいるのですが、またたどり着けない。
勉強になります。
何年前までか忘れましたが、近鉄特急に
乗るとおしぼりとお弁当なども売りに来たり
してそれなりにプチ旅行感覚を味わえたもの
でしたが、今はそれさえもありませんね。
切符の柄帯で新幹線に乗る、いいですね~
よくこんな長襦袢がありましたね。
又それを作り帯に変えるなんて
とんぼさん、すごいです。
運針が苦手な・・出来ない私には考えられない事ですわ。