写真は息子の「もう一台の車イス」、後ろのゴチャゴチャはいいかぁと思ったんですが、
ほんとにゴチャゴチャで輪郭がわからない…で、ボカしてみました。見づらくてすみません。
ソージしようと思いつつ、一日延ばし…ではなく「何ヶ月延ばし」にしてきまして…、
バチがあたりました。
お雛様も引っ込めたし…と、小さな花瓶に裏の「育ちきっちゃったふきのとう」を入れて
玄関に置いたのは良かったんですが、それを倒してしまいまして…。
その下に置いてあったのがこの車イスでして、これ、さびるんですよ。
だもんで結局「あわわ、おぉぉっ」と、全部引っ張り出し、
ついでだからおそうじするか…と、この雨の降る日に玄関先で…。
まぁ屋根はあるからいいんですが、さぶかったよぉ~。
と、バチの当たった言い訳はともかく、久しぶりに出しました。
こんな車イス、皆さんはあまりごらんになったことはないと思いますが、
「座面昇降型車イス」といいます。
文字通り、座るところがあがったり下がったりするものです。
こんな感じ。もう一度トップ写真ですがこれが通常の車イスの高さです。
こちらが一番下まで下がった状態。前から撮ったのでわかりにくいですかしら。
これはもう15年くらい前に購入したものです。
油圧式で、高さは好きなところで止められます。
ざっと説明ですが、見づらいですけれど、介助者用の右ハンドルに、
油圧調節レバーがついています。イスを一番上の状態にしてこれを握ると、
乗っている人自身の重みでイス(座面)が下に下がります。
あがるときはハンドルを握ると勝手に上がります。
ブレーキは、タイヤを抑えて止めるものなので「ちょっと一時停止」はできません。
足乗せ台は取り外しできます。(今つけていない状態です)
つけたまま座るときは、足乗せ台を左右に開けますのでつけっぱなしも可能。
これは、本来は「下半身不随」の方用なんです。
つまり、知的に問題がなく、自分で手動の操作ができる障害者用。
なので、本来のレバーは、上の赤丸印のところにありました。
息子は自分では操作できませんので、レバーをうしろにつけてもらいました。
これを作ったころは、こういうものの出始めでした。
製造元の会社も「オプション」という形で作るのが始めてということで、
「こういう機能も必要ですねぇ」と、あちらも研究しながらの改造でした。
今は、油圧式ではなく「電動式」で、もっといいものが出ています。
まぁ油圧のほうが、イザというときバッテリー切れってのはありませんけどね。
この座面昇降機つきは、まずコタツに入れるってのがあります、ははは。
つまり、家の中が「たたみとちゃぶ台」の暮らしでも大丈夫ということなんですね。
今の住宅は、ほとんどが洋式で、食事もダイニングテーブルだし、
テレビもソファに腰かけて…ですよね。
そういう暮らしだと、こんなもの用がない…と思われるかもしれませんが、
体の不自由な人にとって、横になる、起き上がる…は、なんとかできても、
自分の視点の高さを変えることは容易ではありません。
私達は、たとえば洋風の暮らしであっても、たまに床や畳に寝そべって新聞読んだり、
お座りして洗濯物たたんだり、テレビの前に陣取ってビデオやDVDの出し入れしたり。
つまり立ったり、イスに座ったり、下にしゃがんだり、やってますよね。
車イスに座った人は、イスに座ってやることはできるけれど、
しゃがんでものを広いあげるとか、ペタリと座って何かを操作することはできないのです。
介護は「看護」ではない、と誰でしたか言ってました。
そう「介」って「助ける」という意味もあります。
その人が、普通に人間らしく暮らせるように「たすける」のが介護、です。
道具はうまく使ってこそ「道具」です。
昇降型の車イスを購入したのは、当時の暮らしが、ダイニングテーブルを除いて、
息子のリハビリと介護のため、ずっとカーペットの上でのお座りの暮らしだったからです。
残念ながら、こちらへきてから、生活動線の具合でちょっと使いづらくなったのと、
息子がかなりお座りなどをできるようになったため、結局使わなくなってしまいました。
しばらく使わないでいたら、油圧のダンパー不調になってしまいました。
ちょっと専門家に聞いたところ、油圧の部品ごと取り替えなければならないそうで、
これを作ったところに…はっはっは、もう部品があるわけないっ!
いえ、会社はあるんです。発展しまして、大きくなってました。
社長さんの弟さんが「筋ジストロフィー」で、だんだん筋力が衰えていく弟さんのために、
いろいろ考えてつくったものが基本だったようです。
会社は、今もこういうものを扱っていますが、すっかりスマートになっていて、
しかも電動が中心…。もう直してもらえないかもですね。
いえ、たとえできても、なんたって「京都」なんですよー。
もんのすごーく重いんですよ、これ。
まぁ使ってはいないのですが、ダンパーさえ取り替えればまだ使えます。
いやーお世話になりましたからねぇ、おいそれとゴミなんかにゃゼッタイ出せません!
ほんとにゴチャゴチャで輪郭がわからない…で、ボカしてみました。見づらくてすみません。
ソージしようと思いつつ、一日延ばし…ではなく「何ヶ月延ばし」にしてきまして…、
バチがあたりました。
お雛様も引っ込めたし…と、小さな花瓶に裏の「育ちきっちゃったふきのとう」を入れて
玄関に置いたのは良かったんですが、それを倒してしまいまして…。
その下に置いてあったのがこの車イスでして、これ、さびるんですよ。
だもんで結局「あわわ、おぉぉっ」と、全部引っ張り出し、
ついでだからおそうじするか…と、この雨の降る日に玄関先で…。
まぁ屋根はあるからいいんですが、さぶかったよぉ~。
と、バチの当たった言い訳はともかく、久しぶりに出しました。
こんな車イス、皆さんはあまりごらんになったことはないと思いますが、
「座面昇降型車イス」といいます。
文字通り、座るところがあがったり下がったりするものです。
こんな感じ。もう一度トップ写真ですがこれが通常の車イスの高さです。
こちらが一番下まで下がった状態。前から撮ったのでわかりにくいですかしら。
これはもう15年くらい前に購入したものです。
油圧式で、高さは好きなところで止められます。
ざっと説明ですが、見づらいですけれど、介助者用の右ハンドルに、
油圧調節レバーがついています。イスを一番上の状態にしてこれを握ると、
乗っている人自身の重みでイス(座面)が下に下がります。
あがるときはハンドルを握ると勝手に上がります。
ブレーキは、タイヤを抑えて止めるものなので「ちょっと一時停止」はできません。
足乗せ台は取り外しできます。(今つけていない状態です)
つけたまま座るときは、足乗せ台を左右に開けますのでつけっぱなしも可能。
これは、本来は「下半身不随」の方用なんです。
つまり、知的に問題がなく、自分で手動の操作ができる障害者用。
なので、本来のレバーは、上の赤丸印のところにありました。
息子は自分では操作できませんので、レバーをうしろにつけてもらいました。
これを作ったころは、こういうものの出始めでした。
製造元の会社も「オプション」という形で作るのが始めてということで、
「こういう機能も必要ですねぇ」と、あちらも研究しながらの改造でした。
今は、油圧式ではなく「電動式」で、もっといいものが出ています。
まぁ油圧のほうが、イザというときバッテリー切れってのはありませんけどね。
この座面昇降機つきは、まずコタツに入れるってのがあります、ははは。
つまり、家の中が「たたみとちゃぶ台」の暮らしでも大丈夫ということなんですね。
今の住宅は、ほとんどが洋式で、食事もダイニングテーブルだし、
テレビもソファに腰かけて…ですよね。
そういう暮らしだと、こんなもの用がない…と思われるかもしれませんが、
体の不自由な人にとって、横になる、起き上がる…は、なんとかできても、
自分の視点の高さを変えることは容易ではありません。
私達は、たとえば洋風の暮らしであっても、たまに床や畳に寝そべって新聞読んだり、
お座りして洗濯物たたんだり、テレビの前に陣取ってビデオやDVDの出し入れしたり。
つまり立ったり、イスに座ったり、下にしゃがんだり、やってますよね。
車イスに座った人は、イスに座ってやることはできるけれど、
しゃがんでものを広いあげるとか、ペタリと座って何かを操作することはできないのです。
介護は「看護」ではない、と誰でしたか言ってました。
そう「介」って「助ける」という意味もあります。
その人が、普通に人間らしく暮らせるように「たすける」のが介護、です。
道具はうまく使ってこそ「道具」です。
昇降型の車イスを購入したのは、当時の暮らしが、ダイニングテーブルを除いて、
息子のリハビリと介護のため、ずっとカーペットの上でのお座りの暮らしだったからです。
残念ながら、こちらへきてから、生活動線の具合でちょっと使いづらくなったのと、
息子がかなりお座りなどをできるようになったため、結局使わなくなってしまいました。
しばらく使わないでいたら、油圧のダンパー不調になってしまいました。
ちょっと専門家に聞いたところ、油圧の部品ごと取り替えなければならないそうで、
これを作ったところに…はっはっは、もう部品があるわけないっ!
いえ、会社はあるんです。発展しまして、大きくなってました。
社長さんの弟さんが「筋ジストロフィー」で、だんだん筋力が衰えていく弟さんのために、
いろいろ考えてつくったものが基本だったようです。
会社は、今もこういうものを扱っていますが、すっかりスマートになっていて、
しかも電動が中心…。もう直してもらえないかもですね。
いえ、たとえできても、なんたって「京都」なんですよー。
もんのすごーく重いんですよ、これ。
まぁ使ってはいないのですが、ダンパーさえ取り替えればまだ使えます。
いやーお世話になりましたからねぇ、おいそれとゴミなんかにゃゼッタイ出せません!
感じですね。
普段当たり前のようにしている事が
出来ない不自由さは、身近にそういう
人がいない健常者には、なかなか理解
出来ないし、気が付かない事が多すぎ
ますね。
いつもとんぼさんの薀蓄を楽しみに覗いています。
車椅子の修理ですが、もしも修理が必要になった時は恐らく製作会社じゃなくても機械修理を行う鉄工所なんかが近くにあれば、そこでも修理可能だと思います。
うちの鉄工所でも多分修理できますが、なんせ九州なもんで(笑)
ご参考までに。
これからも楽しみに覗かせていただきます(^^)
そうそう、リフトです。
今はもう形も小さいし、スマートなのが
出ていますが、これは出始めでしたから、
ごつい、重い、場所をとる…です。
私は不自由ないのですが、
息子と母を見ていると、こんなのあったらとか
いろいろ思いますねぇ。
補助が出るものもありますから、
もしかのときは、どんど探すほうがいいです。
ようこそおいでくださいました。
おしゃべりが、何かしらお役にたったら、
と思いつつ「ムダ話」も多い私ですー。
なるほど…ダンパー関係扱っていれば
いいわけですよね。
あぁぁ九州ですかぁ…。遠いですー。
ちょっとこちらで探してみようと思います。
貴重な情報をありがとうございました。