この本を見ていたら「体型別・似合う着物、似合わない着物」の比較例のページがありました。
年代によっての流行とか、美意識の変化とか、その時代の風潮とか、
さまざまなことで「似合う」という感覚も違ってきます。
また逆に「基本的に変わらないもの」もあります。たとえば「喪服姿は誰でも美しい」とか?
いえいえ、たとえば日本人に多い肌の色に基本的に合う色、とか、そういったことです。
そんなことを思いながら見ると、似合う似合わないは「やっぱり自分で決めたい」と思います。
先日、ちょっと白い着物もきてみたい…と書いたところ「大丈夫、似合う」と、
応援メッセージをいただきました。うれしいですー。
実はそう、似合うかなという心配の中には、自分自身の苦手意識ってのもあるんですよね。
さて、自分のお話はさておいて、このページ、素人さんモデルみたいでわかりやすいです。
「太って背の低いぽっちゃりタイプ」…あたしってこんなか…そうだビッタシだ…。
まぁカラーページではありませんので、色はこっちへ置いといて「濃淡」と「柄の大きさ」ってことで…。
「ダメ・コーデ」の方の説明には「引き締めるはずの濃色のウールですが、張りがでるため
このヒトのやわらかい持ち味を殺してしまっている」とあります。
私、ぽちゃっとしているから、ぴりっと張らせるのもるのも、テじゃないかと思いますけどねぇ。
まぁ「おおまかな分け方」ってことですから、細かいこと突っ込んでもしかたないんですが。
こちらみたいにどちらも同じような姿勢で写すと、なんとなくわかりやすいです。
「太って背の高いかた」
「(大柄なひとには)大きな飛び柄はいけないという伝説は見事にくつがえされました」とあります。
大きな飛び柄って、小柄のヒトにタブーといわれませんでした?
こちらは「やせて背の低いきゃしゃなタイプ」
コメントは「なんとなく大まかに見えるだろうという常識は誤りだという例です」
こういう大柄のものをる時に「大まかに見えるだろう」と思って着ることはないんですが…。
ちなみにこれは「栗色地」の大島だそうです。そっちの方が気になるわ…。
全部一列に並べるともっとわかりやすいと思います。これだとみんな「それなりに」見えてしまって。
なんちゃって、文句ばかり言っていますが、
これはこれでこの時代の「新しい着方」の模索だったのだと思います。
大きいヒトに飛び柄は・・・とか大柄は大まかにみえるだろう…とか。
私の感覚ではそれはありません。
ここからさらに時代は変わっているわけですし、
洋装だけ見たって、今の中年女性は私の子供のころの中年とは大違いです。
いろんなことが変わってきている今、こういう比較は「こういう時代もあったんだ」という
そういう参考だと思います。
今はむしろこういうものを見て自分の感覚、というものを磨いたらいいなと思うのです。
今の私の場合、好きだとか似合うとかにプラスして、そろそろ「年代」ということを
考えるようになりました。若いうちは、極端に言えば「若さ」が何でもOKにする…、
そういうところがあります。赤い派手なものも渋い地味なものも…。
でも、年を取ると若さでカバーしたり抑えたりできる部分がなくなりますから、
みたまんま勝負…?母は「年を取ったら『くすまない』ように」とよく言ってました。
色柄はなんであれ、どよーんとしてはだめなんですよね。
着物もどんどん美的基準なんてものは変えて、着ることを楽しみたいと思います。
ちなみに…この手前のページに「随想」って記事がありまして、この号のゲストが…。
このとなりに「体型別…」の特集ってのはねぇ…。
これ見て「あっよーするに好きなものを好きなように着りゃいいのよね」になりました。
それにしても、ほんとに肝っ玉かあさんがぴったりのかたでしたね。
即座に思ったのはいいけれど、名前が思い出せなくてもやもやします。
思い出さないとボケると言いますからア行から
順に・・・でも無理そう。何十年も前の事なんて。
京塚昌子さん…ですよね。
そういう「チリチリ」する思い、しょっちゅうですよぉ。
なんとか京子さんだったかな、京が
あった所までは思い出せたんですが
名字に京が付いていたとは・・・
だんだん、あの、その、ほらっ、て
肝心な所が思い出せなくなりそうで
イヤですね。
おかげで今夜は考えずに寝られます。
私もなんですが、父がこのごろ「あのそのほら」が多いんです。
年取ると記憶の引き出しが、なかなかあきませんねぇ。
今夜はぐっすりお休みください。
一番「アリ」なのはやっぱり京塚さん!
今雑誌で「太って背の高いかた」なんて例を
出したら婦人団体やらネットで炎上やら波紋を呼びそうではあります苦笑。
今とは感覚が違うんでしょうねぇ。
色もありますけど、おおむね書いてあるような
「おかしさ」は感じませんね。
なるほど「太って」なんてのは
大ヒンシュクですよね。
そういえば最近は「ふくよかな」とか
そんな表現ですよね。
えぇあたしも「ごくふくよかなオナカ」ですー。
私は、体系は勿論あるとは思いますけど、それよりも顔写りの方が気になったりします。
自分で着る時も、体系よりも顔で似合わないことが多いような気がしますし~。
(尤もこれは背が高くないと似合わないだろうな、ってなものは最初から敬遠してはいるのですが。)
ブログ始めたばかりの頃、お友達と同じ着物を着て「ほぉらこんなに似合わない」という実証実験をやったことがあります。
体系は同じような感じですけど、顔が全く違うんです。
面白いくらい似合うものが違ってました。
おっしゃるとおり、イメージというのは
体格同じでも個々でちがうものですし、
その人のもつカラーといいますか、
雰囲気といいますか、そういうものが
まず大事じゃないかなと思います。
これはまぁ時代的に言って、着物離れの
始まったころの本ですから、
ノウハウ本としての記事だったんでしょうけれど、
ちょっと大雑把ですよね。
あの「検証」は、大爆笑ながら、
なるほどなぁと勉強になりましたよぉ。
着物が好きで また楽しいお話なので時々訪問させて頂いています。
お茶などで時々着物を着る機会があるのですが「合わせる」のって難しいなって日々思っていますが「似合わない・似合う」って…最近はあまり着物などでは言わないような気がしますね。
でも数十年前のモデルさんはポーズも素敵でどちらの着物もお似合いですね。
はじめまして。コメントありがとうございます。
楽しいといっていただいて、嬉しいです。
昔は「世間の目」というのも今より強かったですから、
ほんとはもう少しハデなものを着たいと思っても、
「あそこの嫁は」なんていわれやしないかとか…。
そんなこともあって「それなりに」とか「無難に」
だったのでしょうね。
それよりはましな今の時代、着物は楽しく着たいですね。
昔のモデルさんたちって「あいそ」がありますね。
このポッチャリモデルさん、お姉さんのような気がします?!