本の題名は「着物しらべ」、昭和52年初版。著者は稲垣美穂子さん。
私くらいの年代だと、女優さんとしての彼女をよく見ていると思います。
上品なイメージというのでしょうか、良家の奥様とか、そういう役どころが多かったと思います。
ちなみに現在81才、まだ現役で、お仕事は劇団を主宰なさったり、実業家でいらっしゃいます。
元々お医者様の家の娘さん、おばぁちゃん子だったそうです。
着物に精通し、こういう本を書き上げたのも「おばぁちゃん」の影響ではないかとのこと。
さて、この本の内容は、要するに「着物について」のいろんなお話しです。
ずいぶん大雑把な言い方ですみません。「着物のしきたり」もあれば「コツ」もある…。
小物や履物についても細かく書いてあります。ノウハウ本ですね。
いやぁちょっとショックでしたが、この本が書かれたのは昭和52年。
私が27歳のときです。私はまだまだ「自分が着ること」にしか興味のない時代でした。
そのころ女史は40ちょっと手前くらい。なるほど、私が自分以外の着物についてのことを
「あれっ?」と思い始めたのもその年齢のころでした。
女史は女優業をしていたので、人が着物をきることについても、私よりはるかに目にすることも、
ハナシをすることも多かったのでしょう。
最初に書かれているエピソードは、ある時代劇で、武家の奥女中役の10代のエキストラのこと。
若い女性ばかり何十人もいるので「肌襦袢と裾除けだけ自分でつけて、待ってください」
だったそうな。そのときある女性が、裾除けをエプロンのように前からうしろへまわして
体を包み、うしろで紐をちょうちょ結びにしていたのだそうです。
「それじゃ前が開かないじゃないか、歩けないよと」と着付けのヒトに笑われていたとか。
そのとき、女史は「こんなこともわからなくなっているのだ」と感じたのが、書く事のきっかけだったと。
生まれも育ちも職業も、まったく違う私ですが、着物の危機について感じることは
同じだったのだと思うことと、それがすでに昭和50年代に始まっていたということが
やっぱりね、でもあり、ショックでもありました。
当時はネットもありませんでしたから、本という形で発信しても広がりは緩やかで狭かったのだと思います。
女史のなさったことと同じことはできないかもしれませんが、あとに続く者として、
なんて生意気なことをいわせていただきますが、ネットと言う新しい環境もあり、情報があふれ、
「着物」に興味を持ってくださる方が増えてきているこの時期に、
私ができることがあるのではないかという思いを強くしました。
いつか着物ビギナーさん向けのノウハウ形式の本とか、着物の掘り下げたハナシとか、
書いていくつもりですが、そのほかにも使えるツールは使って、もっと発信していけたら…
と、そんな風に思っています。ゆーちゅーばーになる?わっはっは。
とりあえず写真が最初のほうだけありましたので、ちょっとだけご紹介。
さすがに昭和50年代…というべきか、ちょっと着付けに難アリですねぇ。
コレ、写真の撮り方だとおもうんですが…吉沢京子さん、大竹しのぶさん、
ちとふくよかすぎ…。
吉沢京子さん 着物は色鮮やかな紅型。あのころの若い女優さんって、
モデル体型の人もいれば、ぽっちゃりタイプもいましたけれど、着せ方と撮り方、ヘタです。
そしてなんとも…な髪型。ん~どうなってるんだろ。
こちらは大竹しのぶさん。彼女も確かぽっちゃり型でしたけど、
もうちょっと着物の柄選んであげてほしかったし、袖の具合とか、やっぱりカメラマンさん、手抜き?
さて、昨日は「倉庫建物(とうとう呼び方も倉庫になってしまいました)」のセキュリティの契約をしました。
一般家庭よりは、ちょっときつめのセキュリティかと思いますが、夜はヒトがいなくなりますからねぇ。
とりあえずは防犯カメラも設置ということになりましたが、まぁ最近のカメラの性能のいいこと!
奥まった「倉庫」の玄関先につけただけで、10メートル先の前の道路もバッチリ写ります。
ちなみにセコムしてますかーのセコムです。
リフォームも昨日のお話しでは、28日には引き渡し…とのことでした。
またお尻に火がついています。あちらに運ぶもの、どうすんの?これ…というくらいの数。
どげんかせんといかん!がんばらんば!
たいへん遅くなりまして、申し訳ありません。
ようやく復活の兆しです。
着物倉庫、今自宅にあるものはすべて運ぶつもりですが、
その整理だけでも気が遠くなりますー。
ユーチューバー、なんかむずかしそうですが、以前動画も一度やってますので、
勉強しなおすつもりです。
そのときは登録おねがいしまーす。
たいへん遅くなりましてすみませんでした。
遅ればせながら、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
時代で変化するのは当たり前ですが、遠い昔のものを見ると、
こんなのよく着てたなぁとか、こんな髪型お辞儀できない…とか、
笑ってしまうものもありますよね。
この紅型は今でも通用しますが、今のものに比べたら「ジミ」です。
髪型は「いかにも」ですねぇ。ほんとに流行ってふしぎなものです。
ユーチューバー…どんなものかもよくわかっていないのに4…はははです。
でもメリットあるものならと、いろいろ考えています。
ツイッターもフェイスブックもやっていない私なんですけどねぇ。
着物を着始めて、いつの間にか五年が過ぎましたが、まだまだ分からないことが多く、たまに調べ物をしていると、とんぼさん記事に行き当たって、お元気かなぁ〜と思ってました。
着物倉庫を作られたんですね!
見学に伺いたい。。(笑)
YouTuberになられたらわたしもファン登録します!( ´∀`)♪
お久の訪問ですが、いきなり珍しい着物姿。これってとても沖縄を意識した佇まいですね。ついでに髪型も。その時代時代で感覚も変わってきて、今、変じゃないものも未来社会では妙なものになってしまったりしかねないって事ですよね。
とんぼさん、ユーチューバーデビューされます?????
もしそうだったらしっかり応援しますよん💛
当分は今度はあちらの「お片づけ」に終われそうです。
それでも夢が少しずつカタチになってくると、
やんなきゃ!と思います。
この写真、まぁ古いからと言ってしまえばそれまでなんですが、
地筒はどちらの写真も、稲垣美穂子さんが、
隣に写っているのです。
ご自身は細身できれいに着付けていらっしゃるのですが…。
写真ができた時点で、何か意見はでなかったのでしょうかねぇ。
小柄で華奢な感じのかたでしたけど、
バイタリティあるたのようで、すごいですね。
仕事場は出来るものの「仕事」は、どうなりますかねぇ。
まだ先がぜんぜん見えなくて…。
今年はきっと忙しくなるんでしょうねえ。。。
素敵な年になりそうな予感ですね~
画像興味深く拝見しました。
確かに、、、もうちょっと何とかならなかったのと思ってしまいました。
着物の世界は奥が深いと思いますがどんどんと忘れられていくのが何とも残念ですね~
なんですね。若い頃伏見でロケをされてた
のを見たことがありました。小柄な方で上品
で着物がよくお似合いでした。
お仕事される準備も順調に進んでいるようですね。楽しみにしています。