先日の「筥迫」の中の「紙入れ」のナゾを、プロのかたに教えていただきました。
つまり、筥迫の厚みがないのに、かんざしはどうやって挿すのか…。
「脇にかんざしを入れる『口』があります」…と教えていただきました。
早速見てみました。ありましたっ。
私、こまごまひっくり返して見たのに、鏡を差し込む口だと思っていました。
筥迫の鏡って出し入れできないものが多いのですが、中には裏がちゃんと黒塗りになっていて、
出し入れできるものもあります。
よくよく見れば「口」は上下がくっついていて、鏡が出るだけの大きさがない…見落としでしたー。
それと、厚みのある筥迫の「ふた」にあたるところを「かぶせ」といいますが、
紙入れ式のものの、中の小さなふたは「小かぶせ」というそうです。
考えてみると、モノにはなんでも名前があって、それにはそれぞれ「部分名称」というのがあるわけなんですが、
知らないことって多いですよね。
というわけで、トップ写真が「こんな感じかな…」です。あってるといいんですが…。
また「嚢」についてですが、調べたとき「医学関係」の言葉として、袋状になるもののことについて
「嚢(のう)」という文字が多く使われていました。「嚢胞」とか「嚢腫」とか…。
これはコメントでもいただきましたが「中に何か入った状態」のことだと…。
「袋」っていうと、確かに紙袋とかポリ袋の「本体」を思い浮かべますよね。
漢字って奥が深いんだぁ~~と、改めて思ったしだいです。
そうそう、先日のこちらの「筥迫」の写真、自分で見ていて「なんかヘン」と思っていたら…
あらら簪がでていないじゃないの。そうです。ビラビラ簪は、丸いところが外側に飛び出すようにさして、
ビラビラがちゃんと下がるようにします。なんで気がつかなかったのか…あっ年のせいということにしておきます。
今日はもうひとつお話しですが、以前手に入れた「大島」。
大島の柄のお話のところでアップしました。
着物だったときは、布力もあるし…と思っていましたし、多少縫い目の部分の弱りがあっても、
中にいれれば…なんて思っていたのですが…。
解いてみたら、部分弱りのすすんでいるところがあってちと心配になり、プロに見ていただきました。
やはり、ちょっとねぇ…というところが多い…とのことで、縫い直しは却下されてしまいました。
部分的に薄いところ、ヒケがある…と。繰り回したんでしょうねぇ。
というわけで、せっかくなでしこなんて珍しい柄…と思いましたが、着物にはできなくなりました。
かといって羽織とかそういった大きいものにもちと無理…
裏打ちして小物か、傷みを避けて部分取りでつなげるか…これはしばらく保留でしまっておくことにしました。
残念ですー。
さて、今日はまたしても九州熊本ではものすごい雨、被害もたくさん出ています。
お見舞いの言葉を並べるだけしかできません。
ニュースで見る映像は、信じられないくらいに増水した川とそれに浸かる家々…。
聞くたびに「最高記録」などと、こんなことでは聴きたくない言葉が続きます。
関東はというと…今のところ雨はほんとにパラパラ…代わりに台風の前触れのような風です。
そういえば、今日もまた地震がありました。
なんかおかしい…といい始めてから、いったい何年になるでしょう。
自然環境は、悪くなるばかりです。
ばらかせたらどの様になっていたのか
分からないですものね。
撫子柄の大島、布力が少なくて着物にならない
なんて残念ですね。
集中豪雨の被害、目を疑いたくなります。
自然災害が多すぎますね。
大島の古いものはよくお召しになったんだろうなあと感心するほど補修の跡があるものがありますね~~
なんとか良いとこどりで使えるといいですが。。。
九州の大雨は酷いですね。
TVを見ながら溜息です。
平打ち部分が少々隠れる程度に差し込むと安定します。
通常の筥迫のびら簪の差し方は、これで間違いというワケではありません。
平打ち部分を少し出した方が、被せの装飾もよく見えて、かつビラ簪の下がりの雰囲気もよくわかって、全体的に華やかになるというだけです。
筥迫は続くよどこまでも!に「嚢物とハンドバッグ」について書いてみました。
女の子がおもちゃにしたがるものですよね。
私のは…いまだに出てこないんです。
撫子柄、これもなんとかしたいとこねくりまわす…
子供のころからそうなのかもです。
九州、犠牲者がたくさん出て、愕然としています。
もういいかげん、やんでほしいものです。
大島って丈夫だから、ほんとによく使い込まれてますよね。
これはもったいないので、できるだけ大きく使いたいと思っています。
九州のニュースを見ると、ずっとため息が止まりません。
早く落ち着いてくれるといいですね。
もう少しおくに入れると、形がいいんですね。
古いものなので、おそるおそるやってまして…。
あのビラビラは、やっぱり外に出したほうがいいですね。
そのほうが華やかなのと、あまり押し込むと、金属と布がこすれて、
なんか傷むような気がして…。
ブログ、さきほど拝見させていただきました。
ご紹介ありがとうございます。
やはりおくが深い…とつくづく思っています。
また「字」の違い、よくわかりました。
老眼のせいにはしたくないのですが、パソコンの字は、
見ているとどっちかわからなくなって…。
先に使ったほうがでてくるだろうと、勝手に考えたりして…。
キカイ任せはいけません…。
もう一度、字のことも含めて、書かせていただこうと思っています。
ありがとうございました。