写真は、実家の壁に飾られた「昔の天秤ばかり」です。母のいなかにあったもの、骨董市でみつけたものいイロイロ・
毎度、父のことを書きますと、お褒めの言葉を頂きます。ありがたいことです。
そりゃもう、父はまじめでまっすぐ、働き者でがんばりや…です。
でもねぇ、そりゃ人間ですからね、長所イコールいいところ…とばかりはいえない…のは当然ですよね。
そりゃ誰でもおんなじです。
父は、たいへんせっかちです。気が短い…のではありませんので、
すぐにカッカときて怒鳴ったりは全くありません。相手がモタモタしているときには、じっと待つほうです。
だから欠点にはならないのですが、そのせっかちさが時として「あらら」になったりするわけです。
先月7日の記事にも書いてありますが、手術前二人で横浜に行きました。その時のお話です。
近くの駅から横浜行きに乗ろうとしたのですが、そこはまぁターミナル駅のようになっていて、
各駅が急行を待ち合わせたりもあります。そのとき父が突然、階段を急いで降りだしたので
「あれは各駅停車、急行待ち合わせだからすぐにはでないよ」というと
「そうか、いやーここで各駅なんかに乗ったら、横浜に着くのがすーぐ5分やそこいら遅くなっちゃうんだから」
と言いました。そこで「じーちゃん、退院するときにお医者さんから『何事もゆったり』って言われたでしょ。
こういうときに『すーぐ5分やそこいら遅くなっちゃう』って考えないで、
『ここであわてても、横浜で5分かそこいらしかかわらない』って考えるのがゆったりするってことだよ」と言うと
「あぁそうか、そうだよねぇ…あっ急行きたよ、乗るぞ」…乗るんですね…。
やがて横浜に着きまして、まだ約束の時間までにはだいぶありましたので食事をしました。
あちこち歩くのは面倒なので、一番手前の「更級そば」に…。
小さなウィンドーケースの中には、一番上に「おかめそば」の見本、それから「ナントカセット」だの
「天せいろ」だの、あれこれいっぱい盛り付けたものの見本が3段ほど。
私は体のために温かいおそば…と思ったので「おかめ」をチラリと見ながら、
「山菜そばがいいかなぁ、山かけもいいかなぁ」などと考えておりました。
お昼時のことで、どこも並んでいましたが、ちょうど人が減ったところで、待合のイス二番目に座れました。
隣に父がすわるなり「何食べるんだ?決めた?」というので
「いろいろあっても食べきれないから普通の、ホラどんぶりに入ってるおそば」というと
「そんなのあったか?」…「上の左におかめがあったでしょ、ああいうの…」、父はまた見に行きました。
せわしない人です。中に入ればメニューだってありますがな。
そこへ係りの女性が出てきて「もうすぐですので人数を確認させていただきます」と。
右の女性が「私ひとりです」といい、次に私が「ここ、二人です」と、父を指差しながら言うと、
父がすかさず指をVにしながら「おかめふたッつ!」…。
もぉぉぉ「人数確認なんだから、今注文しなくたっていいのよ」とたしなめると、「早いほうがいいと思って」。
そこで注文したって、早く作り出すわけじゃありませんぜ、おゃっさん。
第一私は「おかめは見本」で、山菜か山かけか…と迷っていたのです。
すぐにまた同じ女性がきて、案内されました。
メニューが立てかけてありましたので、すわってバッグとコートを置いて、さっメニュー…とおもったら
「こちらおかめふたつでしたね。少々お待ち下さい」…あぁぁぁぁぁっ!
いろんなもんテンコ盛りのおかめはたべたくなかったのだよぉぉぉぉ。
あまりのせっかちに、母はいつも「はい、別行動」と、デパートでも自分の見たいところをじっくり。
父が様子を見にこようが、ウロウロしようが一切無視。
父もまた「早くしろ」とか「まだか」とは、一切言いません。
でも、私は父と二人の外出にはなれていないので、ただもうハイハイとついていきました。
そのせっかちな父が、手足が思うように動かなくなって、どれほどショックかと思います。
「どうもなぁ、つまさきの具合がおもしろくないんだよ」といい、
医師が「マヒとしては中と軽の間くらい、軽いほうですよ」と言っても「そうかなぁ」と疑心暗鬼…?
八つ当たりする性格ではないので、ひたすら、自由にならない自分の手足に「がんばれよ、まったくもー」と
言い続けているのだと思います。「ゆっくり、たらたら、休まずに」だよ、と、今日も電話で言いました。
予定がまた少し延びましたが、私としては、病院にいてくれるほうが安心ですから。
そして私…歯茎からちとばい菌が入りまして、ただいま右のほほからしたが膨れてまして…。
父に「おたふくガオがさー、雪ダルマガオだよ」と言ったら、やや間を置いて大爆笑。想像せんでもよろしっ!
抗生物質様のごやっかいになっております。口の脇の「ほうれい線」がすっかりきえてるんですがねぇ。
このままってわけにはいかんでしょうなぁ。
いう事がありますが、一事が万事急かれる
のも、頼んだ事をいつしてくれるのか分からないほどのんびりも困りものですね。
長所でもあり短所でもある人の癖って面白い
ですね。
自分の癖を棚に上げていう事では無い?ですね。
目に浮かぶようです。
歯の方はいかがですか。
こちらも、ストレスから、歯をくいしばって
しまい、白米ゴハンが食べられません(笑)
おかゆと、うどんと、そうめんのローテです。
おだいじにされてくださいね。
傍で聞いている分には笑い話ですね(ごめんなさい)。
せっかちさんにして文句を言わない姿勢はしかし大したものですよ~~
歯の方はいかがですか?
年末に義母が同じようなことになって大変な騒ぎでした。
80才を過ぎても全て自分の歯という羨ましい人なので、殆ど初めての歯のトラブルじゃあないのかなあーー凄いショックだったようです。
やはりかなり腫れて落ち着くまでかなりかかりました。
どうぞお大事に~~
両親のやっているとおりにすると、
実にコトがスムーズに運ぶのはわかっているのですが、
あまりにもせっかちで「せわしないなぁ、ホンマ」と、思います。
こりゃ基本的に、私がズボラだからなんですが…。
ほんと、クセっておもしろいですね。
歯って、以外に体調で出ますよね。
私は歯周病系が心配なほうなので、
なにかあると、歯茎が腫れたりします。
季節の変わり目なんて、要注意ですね。
おかゆ、うどん、そうめんのローテ…
おんなじでっせー。
えぇもう笑い話はたくさんあります。
本人大真面目ですからねぇ。
ほんとに、それで人に当たることはないのが
立派だと思います。優しいひとですわ。
私も歯は年をとっても自分の歯で…とおもっているのですが、
維持するのはタイヘンですわ。
80過ぎての歯わずらいは、さぞかしおつらかったと思います。
私の方はおかげさまで、ピーク越えました。
歯磨き、歯茎磨きは、大事ですー。