先日の祝箸の「手製箸袋」の作り方です。
母が昔テレビでやったのを見て作ったらしいのですが、
肝心の作り方を残さず(母にしては珍しい…)、はいっていたメモには平成5年とありました。
向きを反対に作れば「不祝儀用」ということと、テレビで見て作れたんだけど、
みたいなことが書いてありましたので、しばらく経って出してきたけど作り方ないわ…だったのでしょう。
これ一つしかないので、広げてしまってわからなくなったら…という思いもあったのですが、
好奇心の方が勝ちました。やってみたら…カンタンでした。
用紙ですが、母はお菓子の包装紙、和歌の入った品のいいがらです。
たぶん小倉山荘?と思うのですが…。とりあえずそれを使っています。
まず、これは出来上がると全部「表」が出ますので、裏は白でも何でも大丈夫です。
大きさですが、母の残したものは、できあがりが23センチ×7センチくらい。かなり大きいです。
これを広げてみたところ、用紙の大きさは43センチ×26センチ。
こういうものですから、ゼッタイこの大きさ…ということではなく、ダイジなのは縦横の比率です。
縦が短くなれば、袋が短くなる…ということですね。
なので、今回は母のものをごく大雑把な数字に置き換えました。43の26を「45の25」とすると、
比率は9対5、ということになります。これで、A4のコピー用紙の縦はそのまま使って、
幅だけ狭くカットしました。だいたいですが、30センチ×16.5センチです。
ひとつ気をつけるのは、幅の4分の1がお箸の入る部分の幅になりますので、
お箸が入らないほど、狭くしないこと…ですね。
これでいってみます。先にお詫びですが、すぐ折れたりするのでハサミなどを重石にしています。
9対5の比率にカットした紙を縦4等分に折り目をつけます。
このとき、まず真ん中を折り、左右を真ん中に集めるようにしてあわせて折り目をつけます。
左の下を幅ひとつ分、中に向けて三角に折り、右の下は幅ひとつ分反対側に向けて折ります。
右の上は幅二つ分中に向けて三角に折ります。
裏表がわかりづらいので、表になる部分にざっと色をつけました。
雑な塗り方ですみません。ここから、左右を中に向けて折り、中心であわせます。
すみません、色塗りを間違えました。一番下の三角塗ってありますが、ここは裏です。
その右の小さい三角も裏です。この二箇所が裏が見えます。
更に、真ん中で右を左に乗せるようにして折ります。ここからは裏が出ないので色は塗りません。
下の三角は、元々三角に折ってある形に添って、写真のように後ろ側に向けて折ります。
ちょっと下の三角を広げましたが、下の三角を広げると当然正方形になります。
この正方形を、上に二つ分計って記しをつけます。
このとき、あとあと折り曲げるので、紙の厚さが出ますから、きっちりより少し余分に…
例えば3センチの正方形なら3cm1~2ミリとかです。(紙の厚さによります)
一番上の正方形の線で、折りあげます。
ここから額縁の作り方で、右にきっちり直角に折ります。
(わかりやすいように赤い印がついていますが、目安ですので書かないでください)
矢印の方向にぐるりとまきます。しっかり折りグセをつけてください。
幅を合わせて巻くと、最後の三角が残りますので、これを最初の角に差し込みます。
中は袋になっていますので、お箸はここに入ります。
これでできあがりです。大きさ比較です。
母のメモどおり、爪楊枝も入れてみました。
市販のものと並べてみるとこんな感じです。
少し袋の長さが短いですが、幅はこれくらいでもいいかと思います。
バランスの問題ですから、袋の丈を伸ばすなら最初を30センチではなく、
35センチくらいにして、幅をかえなければ、長い袋ができますね。
最終的には、どこも裏が出ませんから、染が裏まで抜けているような千代紙とかでも、
きれいなものができると思います。
白い紙で作って、例えばお花見ならピンクの和紙を花びらに見立てて貼るとか、
桃の節句や端午の節句なら、それらしく絵を描く、シールを貼るなどしたら、
楽しめるのではないかと思います。
クリスマスにお箸はイメージではないかもですが、プレゼントの包んであった紙などで作ったら
子供は喜ぶかもですね。
広げちゃったけど、元に戻すことができてほっとしている私です。
ぜひ、作ってみてください。
ほんとに「折るだけ」なので、らくです。
いろんな柄とかアイデアが使えるかと思います。
先日の記事を読んで作ってみたいなあと思っていました。
さっそく試してみたいと思います~
折るだけというのがいいですね。
季節の柄の和紙とか、いいでしょうね。
白い和紙で作って、絵心あったら、
絵でも描きたいところです。
楽しんでください。
普通の割り箸でも、オシャレにできますよね。
子供さんなんか、アンパンマンのシールとか
貼ってあげたら、喜ぶと思います。
まにあってよかったです。
基本がわかると、大きさや長さの
バリエーションを増やせますね。
どこも二枚仕立てになるので、母の作ったものも、
もともとの包装紙はそんなに厚くないのですが、
けっこうしっかりしています。
三が日、十分持つと思います。
すぐできますでしょる
これも折り紙のワザだと思いますが、
すごいですよね。今アレンジを考えています。
やってみてください。
可愛い紙とか和紙とかでつくって見ようかな。
ありがとうございました。
中心で付き合わせにして折り筋をつけてから
後にまわしてみました。
この折り方を覚えておけば割り箸もおしゃれに
なりますね。
いい事を教えて頂きました。
検索してみたのですが、どうも底が抜けてる箸袋ばかりで…。
祝い箸を袋に戻してまた使う、という保存のための袋ではなく、装飾っぽい感じでした。
きれいな紙を探して作ると、いいですね。
できあがりの縦・横の寸法から、材料の紙のサイズが計算できそうです。
手近なチラシでやってみましたが、見ながら折るのは簡単、でも何回かやらないと覚えられそうにないです。
うわ~、面白い!
これは是非、やってみたいです。会得したいワザですな(笑)。
こういうことがスルスルっとできるのって、素敵ですよねぇ。