人生の師匠と呼んでいる知人から電話があって「もらいものなんだけど、送ったから」。
届いたのがトップ写真の湯上り着でした。三枚も入ってました。
ちょっと広げるとこんな感じ。
柄はおもちゃや季節のお祭道具尽くし
元々色柄から「息子に」と言ってくださってまして、ちと大きいと思うから縫いつめてあげてと。
こういうとき「和装」は便利でして、肩揚げでもなんでもできますし、
息子はやせていますから、肩揚げをそのまま下の方まで縫い下げれば、着られます。
で…当然のように「このサイズならアタシだっていけそう…」と、息子のものはほっぽって、
自分が早速着てみました。夕べのお風呂上りのことです。
柄が男物だ??んなこたぁきにしません。ダレに見せるわけじゃナシ。
唯一見る男性軍は、私の配下みたいなもんだし(オイオイ)。
着てみたら…はぁぁキモチいい~~。そのまま寝てしまおうかとも思ったのですが、
いやいやお風呂上りの汗を吸わせて…と思いなおし、水分補給、ウチワでぱたぱたの、
湯上りお休みタイムを終えて、汗がひいてから、パジャマ代わりの大判Tシャツに着替えました。
ほんとにさっぱりしました。
丈が長いので(私でひざがちょうど隠れるくらいです)、下がショーツだけでもモンダイなし。
じんべいのように紐二箇所結ぶタイプ。いいものを頂きました。
じんべいといえば…かの「着物教室」の友人、初孫ちゃんが今8ヶ月なのですが、
あっというまにチョコチョコ歩き出すよねぇ、というハナシから、どうやら来年の夏は、
あちらのババさま、本人、孫と親子三代で浴衣を着たいらしいと。いいですねぇ。
それで「できれば小さいうちから、着物もどきでもいいから着せてあげてほしい。
まだよちよち歩きのころは、女の子でもゆかたよりじんべいの方が動きの点でいいと思うよ」と言いました。
「そうだねぇ、それ言っておくわ」から始まって「イマドキは大きな女の子(つまりイマドキお嬢さん)が、
キティちゃんとかの、じんべい着てるよね」という話になりました。
販売するほうは「ゆかたより簡単」「かわいい」と売っていますが、私はスキじゃないですねぇ。
「元々じんべいは男のものだし、本来は下のお揃いパンツはないんだよ」というと、
友人は、まぁ私よりちょっと年下ですし、小さいころからお父さんがいなかったので、
男物というこについては、知らなかったそうです。
元々じんべいは、ひざ下まであるブカブカの上着のみで、下は「ちっと気を使う人はステテコ」、
「涼しいほうがいいんでぇ、という人はふんどし」だったんだよ、で大笑い。
それで彼女も、そういえば、昔は夕方になると、男の人たちがそんな格好で夕涼みしたり、
縁先で将棋さしたりビール飲んだりしてたよね…と思い出しました。
特に蒸し暑いときなどは、更にじんべいの前まではだけて…
だから「夕涼み よくぞ男に 生まれけり」というのだよと…。
最近は、どこかのお祭に行くのか、お父さんが浴衣着た小さい女の子を連れて、
自分はじんべい…という姿を時々見かけます。
いやいや、夏の日のスーパーでは、休みらしいでっぷりダンナが、ぴっちぴちのじんべいセットで、
奥さんの後からカート押して歩いていたりします。紐はギリギリまでひっぱってやっと結んでるし、
おなかの出っ張りはかろうじてじんべいで隠れていて、下はこれまた、汗でこすれて痛かぁないかと思うほど
ぴっちりじんべいパンツ…。ちっとも涼しくなさそうです。
あのセットは、私から見ると、どうにもつんつるてんに見えてしまいます。
パンツお揃いは、いいアイデアだと思いますし、浴衣で電車に乗る時代ですから、
昼間から甚平で外を歩くななんてことは言いません。
でも、暑苦しいのはカンベンしてほしいですね。じんべいは風をはらんでゆるゆるが本来の着方です。
丈の長いものを当たり前のセットとして、売ってくれないものでしょうか。
どうも「じんべい」と「作務衣」が、ごっちゃになってる気がします。
さて、着用テスト?が終わりましたので、これから息子用をちょっと縫い縮めます。
今夜から使えるでしょう…ほんとか?…早く始めなさいってば…。
こちらこそ、お久しぶりです。
じんべいさんは、意外とご存知無い方が多いのですね。
私の持っているふるーい男性用和裁本には、
長いじんべいの作り方が載っています。
嫁入りのときに、主人に縫って持ってきたのに、
いっっっっかいも着てくれませんでした。ふんっですー。
とっくに子供のじんべいになってすでに形もありませんが…。
私は父が丹前だったり、ゆかたで下はステテコだったりしたのを、
かろうじて覚えています。母の話ですと、父は私を背負って
ねんねこもきたそうです。マイホームパパのハシリですかねぇ。
じんべいさんの話、はじめて知りました!Σ(・□・ )
そうだったのですね~
明治生まれの祖父はどうだったかしら?
う~ん、いつもピシッとしてましたね
祖父の着物姿って見たことないかもです。
おかげさまで重宝に着ています。
この暑さの夏、裸でいても暑いですからねぇ。
「サイズ」…コレがもう…ほんっとにかわりすぎて困っています。
肉布団だけでも暑いのでしょうねぇ、コレ。
おなかはにじゅうになっていて冷えませんしね。
ほんとにいいものです。
子供の着物は、礼装を除いては浴衣くらいしかありませんね。
モスはモスそのものが、なかなかありません。
あの蛍光色の独特の柄、おもしろいんですけどねぇ。
私が10歳くらいまでですから、今から60年くらい前の記憶…。
そのあと「ズボンつき」に、すぐなったのでしょうね。
とにかく「長め」でないと、あまりいいカッコじゃありませんね。
とても気持ちいいですー。
昔は蚊帳に蚊取り線香、夜になっても、開けっ放してましたねぇ。
近所のおじさんが、ウチでのんびりしていると、奥さんが、
「まーたヨソさまんちでのったくらしてぇ」なんて、呼びにきたりして。
そのくせ、今度は奥さん同士でおしゃべりが始まったり。
なんだか今よりずっと、のんびりしていて、いい時代だったなぁと思います。
色も柄も
子供の頃は
ご近所のお年寄りは 甚平さんにステテコ
そして 団扇を片手に蚊を追い払い
胸を大きく開けて 風を入れていましたっけ
祖父は浴衣姿しか記憶にありませんが
父は年を取ってからは
父の日のプレゼントに買った
上下揃いの甚平さんも着ていました。
女性でも Tシャツやタンクトップを中に着れば
家庭着として充分ですよね。
体の太さの関係で ぴちぴちにならない様に
ワンサイズ上を買って
柄もかわいくて、こういう柄のモスの子供向け着物とかあったらいいなあというような感じです。
たぶん40年くらい前、祖父が着ていた甚平は既に揃いの下がありましたが、丈は膝の上くらいでした。
下の方はふくらはぎ辺り、祖父は割と小柄だったので、大きかったのかも。
こちらも小学生でしたので記憶は曖昧ですが、今よりはどちらも長めですね。
それくらいあった方が見やすいように思いますが、今のは短いですね。
クーラーの無い昔は表で夕涼みでしたね。
団扇を片手に近所のおじさんに怪談話など
聞いてキャァーなどと言っていました。
あの頃はまだ蚊帳の中で寝ていましたわ。