先に…「カマス型」の作り方だけご覧になりたい方は、すっ飛ばして下のほうへ。
トップ写真は「たわら型」ですので。
猛暑、炎暑、やっこらしょ…いやいやもうジョーダンも出ない暑さですね。
お外はパス…で、オリンピックのテレビ観戦をしながら、またチクチクチクチクチク…と、やってます。
トップ写真は、昨日作った「たわら型」最初のワン・セット。
紫地に白菊、訪問着らしかったのですが、色が少しにじんだりしてしまっているもの。
なかなかいい色目なんですけどね。柄が大きかったので、こうなるとなんだかよくわかりませんが、
セットで揃えるときれいかな…と思って。一個は完全に紫一色になっちゃいました。
さて、昨日の俵型、あのサイズでやってみましたが、どうにも私には大きいのです。
私は手首から中指のてっぺんまで、やーっと16センチぎりぎりの「おこさまさいずハンド」、
私の手に合わせて申し訳ないのですが、高齢者は手の動きも多少鈍くなっている場合もあるし…と、
無理やりこじつけてサイズ変更しました。昨日の記事にもあとで追記しておきます。
俵型、9センチ×16センチにしました。大きさはこんな感じで違います。
左が昨日のです。
さて、今日は時間がなくなりましたので、ひとつだけ…。
カンタン・タイプの2、これがほんとは一番カンタンなのですが、
使い勝手がどうだろか…と、二番目にしました。「カマス型」です。
脱線しますが「カマス」を知らない方もいらっしゃるかと。「カマス」は「叺」と書きます。
これは「国字」、つまり、漢字のふるさと中国ではなく、日本生まれの漢字です。
「蒲の簀」が語源で、後年は藁むしろを半分に折って、両端を縄で綴じた袋状のもの。
土砂や鉱物鉱石、肥料飼料、食料だと塩、穀物などをつめて縄で縛って運搬します。
今でも販売されています。昔の土嚢ってこれだったんですよね。
さて、作り方です。
生地 8センチ×20センチ1枚 縫い代 横5ミリ 口部分1.5センチ
柄が横を向いてしまいましたが、ハギレのはしっこなので、取り方がこれしかできませんでした。
裏返して、半分に折り、輪のほうを下にして両脇を縫い代5ミリで上まで縫います。
赤い線は、表に返してから縫うラインです。あまりにカンタンなので、写真はこれだけ…。
と思ったのですが…カマス型は、そのままだとほんとに平らな袋です。
掴むときに、ちょっとだけ丸みがほしいなあと思ったので、
アレンジして、わざと「底マチ」を1センチ弱ですが、つまんでみました。
これで表にかえし、中身を入れたら、上の口を1.5センチ中側に折り返して、二枚の口布を
そのまま綴じるように縫います。この作りは左右に引っ張ると切れる…という弱さがありますので、
左右だけは、脇にぐるりと糸を回して一回縫いとおし、しっかり巻きました。
これで終わりですー。飾り代わりに細い紐などでくびれ部分を結ぶのもいいかと思いますが、
そのときは、すっぽ抜けないように、脇や結び目を縫い付けてください。
これだけではちとさびしいので「お道具」のほうのおまけ話…です。
ビーズやペレットはこぼれると始末が厄介ですから、小さい目のお盆とか、
箱のふたなど利用して作業しますが、ペレット40グラム…そこまで細かくなくてもねぇ。
今回は、施設で使うもの、ということなので、重さにはこだわっていますが、
自分用家庭用なら、使いやすい量や重さでいいわけですから、たとえばこのカップにこのくらい…でOKです。
それでも「最初の40グラム」とか、できればそこそこ揃えたい…の場合は、量らなければなりません。
キッチン・スケールは、どこのご家庭にもあるでしょうが40グラム量るのに…ははは、面倒がらないでねぇ。
私はこれを使いました。これは「ポスト・スケール」。郵便物専用で100グラムまで量れます。
調べてみたら、同じ会社から新しいものが出ていました。ポストマンという名前です。
でも、目盛りなどは、私の古いほうが細かくてわかりやすい気がします。
まぁ手紙は「○○グラム内」がわかればいいのですから、これでもいいのでしょうけれど…。
で、私は中身を入れるたびに、こんな感じで量りました。
元は「カレー用スプーン4杯で40グラム」なのですが、ちょっとの手加減で5グラムくらい違ってしまうので、
4杯すくって入れてはブラ~リと…。
昔お菓子やさんで、大きな銀色のスコップみたいなので、お菓子をちょいちょいと足したり掬い取ったり
そんなことをしながら、量って売ってくれたことを思い出しました。
今夜は、カマス型をいくつか仕上げたいと思っています。
なんだかまた毎日引き伸ばしてすみませんが、あしたこそ「座布団型」まで書きたいなぁ…です。
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