着物を着られる方なら、1枚目の写真をご覧になって
「あれっ?なんかヘン」と思われるでしょうね。
そうです、着物をこういう形に広げた時、衿はここにきません。
(わかりやすいように衿を裏側に折り返しました。赤いところです)
もっと上、肩線に衿が乗りますね。このまま着ると、背中があまっちゃいます。
これは「かつぎ」と呼ばれるもので「着る」ものではなく「被るもの」です。
それで漢字では「被衣」と書きます . . . 本文を読む
カテゴリー「つれづれ」より「古布」に入れたほうがいいんじゃないの?
といえそうな、古いものばかり・・。僅かに「白」の帯締めのみ「新品」です。
私が普段よく使うもの・・です。いつの間にか帯締めは、
端が「房」でないものを好むようになりました。
別に房が嫌いなわけではないんですが、ちょっとかわったもの・・と
探して選んでいたらいつのまにか、房の方が少なくなってました。
一番上のは、真ん中で片方が5 . . . 本文を読む
この前の「櫛」のページにコメントをいただきました。
「くしけずる」という言葉についてです。
なんか「けずる」ってほんと、痛そう・・。
そのことは、漢字の読み方から・・ということではないかと思うんですが。
「けずる」というとホント、髪の毛ゴソッと抜けそうですよね。
でも実は「けずる」とまではいかなくても、その表現でいいんじゃないか・・
という思いをいだいたことがあるんです・・。
女性が垂髪からま . . . 本文を読む
つれづれの「扇子のお話し」の続きです。
平安時代、扇子というと女性用の「檜扇」がパッと思い浮かびます。
もともと「木簡」をつないだものが原型といわれています。
男性用だと僧侶などが使った「中啓(ちゅうけい)」と呼ばれるものが、
「あ~あれね」とわかりやすいでしょうか、あの先が少し開いた
「三味線のバチ」みたいなかっこした扇子です。
あれもひらこうと思えばひらけるのですが、お飾りみたいなもので
め . . . 本文を読む
この扇子は特別古いものではありません。
単なる私の持ち物・・。実は10年ほど前、つまり体質の変わり目??
そのころから「暑がり」になりました。やたらと汗もかきます。
最近は、真冬でも建物、乗り物の中は暖房完備、これが辛いときがあります。
それで、私のバッグには一年中「扇子」が入っています。
大きいほうが好きで男物も使います。真冬はさすがに大きいのでバタバタと
仰ぎまくるのも気恥ずかしいので、一番 . . . 本文を読む
アケビ、もうとっくに終わっちゃいましたが、
今日は「実」ではなくツルの方のお話し・・。このアケビは実家の玄関先に
毎年大きな実をつけます。実は私は「実」より「ツル」の方が欲しいのですが、
父は「いっぱいはダメ」と、3年にいっぺんくらい、
リース1個分くらいのツルをくれます。なかなか丈夫なものです。
日本は農耕民族で、国には四季があります。いろいろな植物に恵まれ
それを生活にいろいろ利用してきま . . . 本文を読む
これは長襦袢です。真ん中の柄が違うところが「背縫い」で、
右と左にちょっとだけ見えているのが「袖」です。
この画面のすぐ上が衿です。わかりにくくてすみません。
なんでこんなにいろんな模様が入っているかといいますと、
これは「染め見本」を使って作っているからです。
「染め見本」というのは、呉服屋さんや染め屋さんで、
お客様がこれを見て、白生地に染めてもらう柄を選ぶものです。
染めの見本ですから、 . . . 本文を読む