梅雨だからしかたないとはいえ、沖縄のあの大雨、なんてことでしょう。
九州も今すごいとか・・こちらにだんだん来てまして、明日未明から・・と
さっき天気予報でやっておりました。梅雨と言うのはジトジトシトシト・・
といわれるのに、なんだか梅雨末期のような降り方です。
まともじゃなかった春、平年並みの梅雨じゃない今年、夏はどーなるんでしょ。
さて、せめてハギレはさわやかに・・・一足お先に「夏」。
リア . . . 本文を読む
入手ほやほやの羽裏です。みつけたときは、思わず「いってみよー!」と
オークションに参戦しました。ところがだーれもこなくて・・・。
それだけたいへんお安く手に入ったので、ありがたいのですが、
こういうのは人気ないんですかねぇ、でもおもしろいです。
これは「狂言 二人袴(ふたりばかま)」の一場面。
私は狂言についても、いくつかストーリーを知っている・・・という程度で、
深い知識はありません。能・狂 . . . 本文を読む
誠に申し訳ありません、昨日「留袖」と書きましたが、
「羽尺」のまちがいでした! 黒きゃなんでも留袖だと思い込んで・・。
別の箱に入っていた喪服のほうを羽尺だと勘違いしまして、すみませんでした。
で、お詫び?といってはなんですが、羽尺をもう一枚。
それが上の写真です。こちらは光悦垣に菊柄。花の部分の拡大はこちらです。
盛り上がっているのは「糸目糊」、本来隣の色と交わらないように、
糊でガ . . . 本文を読む
こちらは「鯉」の絵、白っぽい丸はレンズの反射です、すみません。
これは「留袖」として染められたものなのですが、
実は未完成・・。これは、以前「染屋さん」をしていた方が、
お仕事をやめられたとき、そのまま家に残ったもの・・だそうです。
ちゃんと柄だけは染められているのですが、紋は入っておらず、
石持ち仕上げでもありませんので、もし留袖にするなら、
紋は描いてもらうか、白く抜いてもらうようになります . . . 本文を読む
ほんとに片付けというものはキリのないものです。
いや、日ごろえーかげんだからこうなるのですが・・。
現在休業中のHPを立ち上げた頃、手持ちだけではたりなくて、
オークションや骨董市などで古着をいろいろ漁っていました。
それを聞きつけた友人や、その友人の知り合い・・などからも、
「要らないから使って」「捨てようと思ってたの」と、あれこれ集まりました。
そういう中に「これはウチでは使わない」と言う . . . 本文を読む
今日は写真説明はあとにさせていただいて・・・。
息子がずっとお世話になっている大学病院、
小児科で順番を呼ぶのに、たとえば「山田たろうさまぁ、川田花子さまぁ~」と
たとえ0歳児であっても「○○様」と呼ぶようになったのです。
ついこの前までは「山田太郎く~ん、川田花子ちゃ~ん」だったのですが。
たぶん「経営方針」とかなんとかで、子供といえども患者さんは「様」で・・
と言うようなことになったのでし . . . 本文を読む
まだ単の季節ではありますが、明日は晴れてかなり暑くなる・・との予想。
だからというわけでもありませんが、最近入手した「絽」の留袖。
さすがに「夏物」、地紙(扇子の紙部分のこと、この紙だけの模様の場合は
扇模様ではなく地紙模様といいます)には、夏の風物がいろいろ描かれています。
たとえば水流の中の源氏車、これは御所車の車輪は木の部品を組合せているので、
洗うと同時に、乾燥による車輪の「割れ」を防ぐ . . . 本文を読む
梅雨入りのようですね。
なんか五月晴れが少なかったので、とっくに入っていたような?・・・。
それでは季節に合わせて、こんな古布を。
傘とツバメ、右下の傘は絞りふうに見せて染めてあります。
これはまだ解いていないじゅばんです。素材はモスで、
こんな柄ですが、木綿のウラがついた袷の男物です。
かなり長身のかたのものだったようで、私が羽織ると完全に「お引きずり」状態。
柄が気に入り「小穴たくさんありま . . . 本文を読む
これは昭和29年の「主婦と生活」12月号付録です。
タイトルに「姿態美をつくる美容仕立ての」と書いてあって
「新しい和裁読本」となっています。「姿態美をつくる」という言い方も
かなり古典的で、要するにスマートに見えるとか、カツコよく見えるとか・・?
と言うことではないかと思うのですが・・・。
この本の最初のほうは、今までの本と同じで、普通の振袖や小紋など
「古典の美・・」とか「伝統の・・」とか、 . . . 本文を読む
古本を探していて見つけました。私はこの本がでているころは
まだ「おこちゃま」でして、実際には読んだ記憶がないのです。
それでも「中原淳一」氏の絵は、描いている人の名前など知らずとも
心惹かれる絵ではありました。中原氏がデザイナーであり、人形作家であり・・
などという細かいことは、もう少し大きくなってから知ったことでしたが、
本屋さんの棚に「それいゆ」「ジュニアそれいゆ」が並んでいるのを見るたび
. . . 本文を読む
こんなものも、出てきました。浴衣地です。
3本とも頂き物、一番下になっているのは大きな市松に区切られた中に、
藍染の花がはいっているもの、下の右は見たとおりの「まとい」、
左下は表と裏で別染めになっているもの、表は細い竹柄、裏は縞です。
大きな市松は、チビの私には似合わないし、竹&縞は、色目と柄の細かさで、
ちょっと老け気味かな・・でも、もらってからすでに15年くらい経ってる・・。
ちょーどよく . . . 本文を読む
黒のちりめん、紋付羽織です。女物、五三の桐のひとつ紋。
すみません、ハンガーのカタチがうつって曲がってます。
紋付羽織というと羽二重か塩瀬が多いのですが、珍しくどっしりとしたちりめん、
もしかしたら着物の仕立てなおしかもしれません。
この羽織はオークションで「ゼッタイ高くなる!いくらまでなら出せるか」と
悩んでいたら案外人気薄で、思わぬ安値で落札できました。
柄は「象の背に乗り、文を読む美女」 . . . 本文を読む
片付けもいよいよ佳境に入ってまいりました!?
押入れの奥に入れっぱなしだった箱も全部だしてみたら・・・
こんなのがでてきました。息子の「フォーマル」の上着。
8歳くらいだったと思うのですが、いとこの結婚式のときのものです。
子供用のフォーマル服を見に行ったのですが、それでなくても体が小さいのと、
体型全てのバランスが標準ではないので、上が合えば下が合わない、
丈が合えば横が広い・・・おまけに「な . . . 本文を読む
片付けは、まだ峠手前なんですが・・今日はちょと「古本」で一息。
これは、昭和26年の「主婦と生活」9月号付録。大きさはB6くらい。
すごい題名です。「一生役立つ 新制花嫁全集」
昭和26年といえば、戦後まだ6年目、ようやく少しずつ落ち着き始めると同時に
戦前の古いしきたりが、少しずつ「?」マークをつけられ始め、
「今の時代は・・」とか「新しい時代は・・」とか、そんなことが
言われ始めた時代だっ . . . 本文を読む
もー必死で片付けておりまして、出てくるわ出てくるわ、ゴミとガラクタが・・。
古着と洋服の整理をしていたはずなのに・・・、気を取り直して、
これは胴裏にまぎれてはいっていました、羽裏です。
さて何の柄?パッと見てすぐにお分かりになりましたか?
「さんすくみ」の図柄、「狐拳」といわれるものですね。
三角の上が「庄屋」、右下が「狐」、左下が「猟師」です。
上からみたところをデフォルメしてうまく三角の中 . . . 本文を読む