拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

2015年 光陰矢の如し

2015-12-31 13:45:40 | 日記・エッセイ・コラム

高崎の自宅を11時半に出て、愛車のアウトバックで高速道路を疾走して大阪なんばに到着したのは夕方5時過ぎだった。目的は息子の初の大阪ライブを観るためである。

仕事は車の移動中にすべて電話連絡で済ませて、岐阜県に入るころには新しく建てる二件の太陽光住宅のプランやデザインを頭の中でデッサンすることもできた。一人旅はめったにしない。私は傍らに妻がいないと楽しくない。なので一人の出張でも大阪や三重県までくらいなら日帰りで行く。必ず帰宅して妻と寝る。これは私の絶対守っている大切な事柄である。

息子は東京NSCの学生である。たくさんの生徒さんがいるなかで毎月たくさんのライヴに出させていただいている.....この事実は親としては素直に嬉しい。大阪NSCと東京NSCの代表とは栄えあることである。来年の大阪VS東京の東京の陣にも出演が決まったと昨夜おそくに連絡が入った。

数年前の正月...グランド花月での吉本新喜劇を一番前の席で観たときは息子は高校三年生だった.....東京農大の醸造学科に入学が決まっていてすでに入学金も払い込んでいたが私も妻も息子が吉本の芸人になりたい夢があることは知っていた。私も妻も心の中の見えない手で、息子の背中を押すつもりでなんばグランド花月に連れていったのだ....当時、大阪の街を歩き吉本の聖地に足を踏み入れた息子の模様はすべてフルHD映像でビデオ撮影してある。花月の劇場内部で係員に静止されるまで息子の姿を撮影し続けた.....息子が芸人になって有名になった時に貴重なドキュメント映像の資料になるはずだ....

息子はその翌年の桜の頃...世田谷の東京農大の門をくぐり....夏にはその門を出た.....そして吉本NSCに入学するためのアルバイトを始めた...NSCの入学金はどうしても自分で出したかったのだろう.....息子は文武両道に秀でていて真面目な人間なので、芸人の道を決断したことは夫婦で大賛成だったので入学金を出すことはやぶさかではなかったのだが....

その息子が吉本の聖地である大阪の吉本漫才劇場の舞台にたったのだ.....立ち見まででた超満員のライブが終わったのは夜の9時を廻っていた。私はそのまま540キロ先の妻の元へ車を走らせた.....私も歳をとったのか途中で二度、軽い仮眠をした。朝5時前には妻の隣で眠ることができた.....

2015年もよい一年だった。旅もよくした....日本国内は沖縄、京都、奈良、比叡山、函館に二度....そして素晴らしい温泉宿の暖簾もたくさんくぐった.....パリの街の深い探訪とフランスの郊外の古城めぐり、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の家、モン・サン・ミッシェル修道院も想い出深いものになった.....

10年ぶりのスター・ウォーズは忙しくてまだ二回しか観れていないが大変満足させていただいた.....J.J.エイブラムス監督、共同脚本のローレンス・カスダンと撮影監督のダン・ミンデルそして今回も素晴らしいスコアを堪能させてくれた偉大なるジョン・ウィリアムスに最大の喝采を贈りたい。

馳走なか川・川越風凜・大宮風凜・沼田網元・ゆき藤・千駄ヶ谷スパゴ.....今年も私と妻の食を満たしてくれた食事処にも感謝したい。明日のニューヨーク行きはキャンセルした....2日は仁川空港に降り立つ。一年ぶりのソウル。最高の食の街....楽しみえある......

年の瀬に大阪の難波の街は観光ではなかったが、自分が親であることを実感できた....今も私の傍らに孫たちが遊んでいる....大晦日に孫が家にいることは初めてだが、それはそれで慣れてきた.....私は三人の子供の親で、三人の孫のおじいちゃんである。あれだけ衝撃的な出来事だった今夏の長女の離婚も遠い昔のことに思えてきた....孫たちのためのおせちも妻が用意した。とても自然である....

 

昨年暮れはソウルにいたが、今年は日本にいて妻はずっとキッチンにいて大晦日のごちそうやおせちの準備をしている。今年のおせち料理はサブでセブン・イレブンのおせちをお願いした。私の強い希望でもあるのだが三段重ねの見事なおせちである。さきほど引き取りに行ったら、入れ物の上に御礼状まで添えられていた......

気分が良いので来年も頼むことにするかな......

 


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