拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

それでも行きたい...花の都

2015-10-02 19:34:51 | 日記・エッセイ・コラム

サウナより暑いケーブルカーに乗ってモンマルトルの丘の頂上についた。サクレ・クール寺院からパリの街が一望できる。不思議と函館の公会堂あたりから眺める景色と雰囲気は似ていると感じた。夏の暑さで体臭がきつい外国人が多い...といって私も相当な汗まみれで...デオドラントやフェイス・シートはまめに使っていた....

多くの芸術家に愛された高台の街は観光客でごったがえしている。白い石畳のコルト道りの中腹には音楽家のエリック・サティの旧家があり、さらに下っていくと絵画の巨匠たちに縁のある店が並ぶ。坂道の角度なども函館の西部地区や元町界隈の雰囲気に近い。妻も同様に感じたようで『なんか...函館みたいね』と疲れきった顔で話す。妻は坂道が苦手だ....モンマルトル地区のアップダウンは心臓が弱い人にはきつい。だがこの街はいい。今度は丸一日散策したい。最高の芸術の街でもある。

パリの北に位置するこの地区は細い路地の隅々まで散策したくなる。先日テレビ番組で俳優の向井理くんが『パリの撮影の自由時間にモンマルトルに朝から夜まで居ました』と話していた。映画『アメリ』に出てくるレ・ドゥ・ムーランというカフェがある街でもある。地下鉄に乗ってホテルに帰るときは疲れきっていてさすがに座席にへたりこんでしまった....二時間ほど休憩してシャワーを浴びて、ちょっとだけオシャレをして夜のレストランに行くのだが...これがなんとも楽しい....美味しい食事とホテルに帰る時の夜のパリの景色が...たまらなく美しかった...

帰国する飛行機に乗る直前までパリ散策を楽しんだ。マレ地区のカフェでサンドウィッチを食べてルーブル美術館方面からセーヌ川を渡りサン・ジェルマン・デ・プレ地区まで歩き、『アメリ』の映画にも出てくるが、フランスではカフェの定番なクリーム・ブリュレをいただいた。山手線でいったら相当な駅の数を歩き回った後なので甘さもなんの...けっこう食べれた。フランスのお菓子はどれもこれも美味しい。日本にいるとそんなにデザートは食べないのだがフランスのお菓子は、たまらない....次回はさらに研究してパリのお菓子の食べ歩きを企画したい。

ミシュラン・ガイドの星付きレストランのラ・グラン・カスケイドのミルフィーユとマカロンも絶品だった。写真のエクレアはFAUCHON(フォション)の二階のレストランで出たものだが抜群だった。ジャムや紅茶で有名なFAUCHONのレストランの料理も相当に美味しい。私にはミシュラン・ガイドの星付きレストランよりも肩肘がはっていなくて楽しめる。

パリもフランス郊外もよく歩き、よく食べた。かなりランクの上のレストランばかりで食事したので毎回ほっぺたが落ちた....来年は南フランスの田舎や海辺を旅したいと思う...パリやイギリスには毎年行きたいと思う。住みたいとは思わないが、ちょこちょこ行きたい....

私は美しい海辺でお酒を呑みボ~ッとするというバカンスより、ひたすら足で歩き街並みや建物を堪能するのが好きだ...現地での食事も楽しい。日本人の口に合わないものがあっても、まあ...いいかと思う。イギリスの食事はあまり美味しくないが、嫌いでもない。私も妻も根性がないのか必ず帰国前に中華を食べる....でもソウルにいても結局は日本食が恋しくなる。

パリからの帰り、羽田空港を出て、まずしたことはセブン・カフェでアイス・コーヒーとサントリーのウーロン茶を買った....やはり私も妻も日本の普通の庶民なのだと実感する....

花の都の写真や動画を編集してみたが6時間弱になったのでブルー・レイで5枚にわけて再生している。4Kで再生する写真や動画は圧巻で旅の感動がよみがえる.....それにしても女性はトイレの便座が無いとか....汚いとか....その点は慣れたくはないだろう....私はホテル以外では大便はしないように自己暗示をかけた....

美しい街並みや風景とひきかえに....きついトイレ事情.....

が...しかし.....それでも生きたい花の都

 


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