ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

ブータン  ④  仏教の教え

2012-05-22 | ポルカさんのちゃぶ台だよりから
政教一致。ブータンはチベット仏教の一つドック派を国教とする仏教国です。国王とジェ・ケンポ(大僧正)の地位は同格。GNHという理念、価値観にはこの宗教的背景があるといわれます。 田中敏恵氏のことば・・・ 「ブータンではかつて家族からひとり僧侶として出家させるのが不文律のようになっていたという。今ではそこまでの割合で割合ではないにせよ、親戚まで含めた一族には僧侶になった者が必ずいるそうだ。寺院以外でも僧侶の姿はあちこちで見かけるし、彼らと一般大衆の距離も非常に近い。僧侶たちの生活がブータンの人々の生活のお手本であり、価値観に大きく影響を与えているのだ。」 . . . 本文を読む
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ブータン  ③  ブータンは現代の桃源郷になれるか?

2012-05-22 | ポルカさんのちゃぶ台だよりから
日本の江戸時代にスリップしたような面影をもっていたブータンも、最近首都ティンプーなどは急速に都市化が進んでいるという。民族衣裳ゴ・キラの布地もインドから機械折りの安価なものが流通。特にインターネットテレビの導入によって世界の情報が一瞬のうちに入ってくる。「陸の孤島」「秘境」「桃源郷」というイメージは徐々に変容していくに違いない。「近代化はするが西洋化はしない」とは四代国王の言葉であるが、若い世代は西洋の刺激に敏感に反応していくのでは、と予想される。 . . . 本文を読む
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ブータン ②  シンプルな幸福観

2012-05-22 | ポルカさんのちゃぶ台だよりから
「私が国民総幸福量という言葉で表現したかったのは人生の充足である」 「“幸福”というのは非常に主観的なもので個人差がある。だから本来は国の方針とはなりえない。私が意図したことはむしろ“充足”である。それはある目的に向かって努力する時、そしてそれが達成された時に誰もが感じることである。この充足感を持てることが人間にとって最も大切なことである。私が目指していることはブータン国民一人ひとりがブータン人として生きることを誇りと思い、自分の人生の充足に充足感を持つことである。」 . . . 本文を読む
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ブータン ①  人類の希望の国 

2012-05-22 | ポルカさんのちゃぶ台だよりから
私はブータン王国に関心を寄せていました。それはいわゆる有名な「国民総幸福量」という言葉によってです。日本はじめ世界各国が“経済のさらなる発展”という錦旗をふりかざしながら疾走している中でGNP8国民総生産)よりGNH(国民総幸福量)こそ、大切と言う国とはどんな国なのだろう?・・・経済大国ではなく幸福大国を目指すという気骨あるアンチテーゼを提唱する国とは?・・・ずっと憧れのような思いを抱いてきました。 . . . 本文を読む
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