ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

こころに花を咲かせましょう③

2012-05-11 | 季刊誌なな色メールより
3月末、長女の進学のお祝いに彼女の希望した東京を訪れました。私としては家族旅行の行き先としては山奥の秘境や九州の邪馬台国復元のテーマパーク、もしくは海外(インド、ネパール、それからIさんお奨めのブータンなど)を選びたいところでした。都会はまるで玩具のようにビルが犇めき合い人人人でごった返していました。東京は昨年のうちに被災地の瓦礫を受け入れ、放射能汚染の度合いが高いと聞いていましたが、沢山の人で賑わっていました。

昨年大阪でマクロビオティックレストランに行き損ねていた私は、東京に期待して数件ネットで事前にピックアップしていました。それと是非とも行きたかったのが三軒茶屋のカフェ・オハナ。ここは先の野呂美香さんの本中でも酵母ジュースが飲めると紹介されていたお店です。東京での友人母娘を誘ってこちらも私と長女とで訪ねました。

扉を開けると、そこにはまさに私がやりたいお店が!・・・フェアトレード商品、オーガニック化粧品類、月の暦カレンダー、うちにもある『月の癒し』という本や自然農や放射能関連の本など陳列されている棚・・・。ホメオパシーや、フラワーレメディのワークショップなどのイベントもやっています。
店を訪ねた経緯を友人に話していたのが店長、店員さん(秋田出身)にも聞こえており、秋田での放射能に対する状況を聞かれるまま話しました。瓦礫受け入れが反対しても聞き入れられず進んでいること、一般市民では危険という意識を持っていないこと、活動もやりにくい状態であること、すると、えこ&ぴーすな雑誌“Actio”と、そこへも記事を書いており全国でスローライフのワークショップを行っているという冨田貴史さんのこと、彼の監修によるブックレット『今、わたしにできること』を紹介してくれました。この中には神奈川県や茨城県のお母さんたちの活動について載っていて、皆悩みながらも前向きな活動をされていて元気をもらえました。
『Actio』、秋田県内には小売店舗が全くない状態ではないですか。秋田のより多くの人の目に触れさせたい。そのため今回私はActioを普及させるべく考えに賛同してくれそうな店舗を捜し小売をお願いするということをしています。
 

私は昨年から米のとぎ汁乳酸菌を作り、解毒効果を期待して、入浴に使ったり、スプレーボトルに入れて室内噴霧しています。肺にいっぱい吸い込んで深呼吸をしたら、痰が出ますよ。
それから、ペクチンを子どもたちに摂らせるために、リンゴをおやつに出しています。酵母ジュースもカフェ・オハナで買った乾燥いちじくで作り飲ませています。  


〈米のとぎ汁乳酸菌〉----飯山一郎先生作
① 米の一番とぎ汁をペットボトルに口切りいっぱいに詰める
② 室内常温で約一週間寝かせる
③ 鼻を近づけてみる・・・成功は酸っぱい匂いと味(発酵)でわかる。(失敗は臭い!腐敗臭)


〈酵母ジュース〉-----ふろむ・あーす 藤田さん(カフェ・オハナ)
① 720mlの蓋付きの瓶に乾燥レーズン(乾燥いちじく)10粒前後と白糖を好みの甘さに応じて入れ、水とリンゴジュースを半分ずつ注ぐ。この時は白糖が良い。成分が変わるので毒でなくなる。
② 蓋を閉め、常温で夏なら数時間、冬なら一日でレーズンに含まれる酵母が混ざって発酵しおいしい酵母ジュースができあがる。冷蔵庫保存で時間が引き延ばせる。ピリッとして美味しいです。
③ 酵母ジュースをコップ半分まで入れ、もう半分に水とリンゴジュースを1:1で混ぜたもので割る


危険なものを避けることばかりでなく、何を選ぶか、いかにして食べるかが大事でおいしく感謝していただきたいです。放射能は陰性なので陽性のものを摂るように心がける。塩、梅干(解毒)、味噌汁(味噌を煮立たせない)、漬物など発酵食品がいいそうです。玄米にはキレート作用のあるフィチン酸と亜鉛、ミネラルがあります。生の酵素(大根おろしや、りんごのすりおろし)、ぬか漬けも水溶性のセシウムを排泄しやすいとのこと。カルシウムを多く摂っていれば、ストロンチウムが骨に吸収される割合が少なくなります。ヨウ素を昆布、わかめ、のり、ひじき、もずく。また、大豆、あずき、さつまいもから摂って、甲状腺を守る。
食事を昭和30年代以前に戻し、食べ過ぎない。これが体にいいようです。肉や魚介類は水で洗って茹で、それから塩漬けが一番放射能を減らせます。脂肪分の多い食事には放射能が溜まりやすいのだそうです。塩麹や味噌を下味に漬けて焼くのに今はまっています。私と長女は水切りしたお豆腐に。
とにかく、冷静に正しい恐がり方をして、自分の選択に不安を持たないことがいいと思います。活動についても、焦ったりイライラしたりしがちなのですが、できることとできないことを見極めて割り切り、やりたいことはやって、人生悔いなく愉しまなくてはと最近は思っています。


4/22はアースデイです。色んなイベントが世界各地で毎年あります。代々木公園では色んなロハスなお店が出店したお祭りのようなものもあり、グリンピースでは再稼動反対のデモがあるとか。秋田では「地球食堂・ボノボ」でアースデイの集いがありました。私も参加して『Actio』の紹介と知人の福島県の子どもたちの保養プロジェクト(※短期保養)のボランティア、協賛金募集の呼びかけをして来ました。
※アースデイ;(地球の日・4月22日)は、地球のために行動する日。地球に感謝し、美しい地球を守る意識を共有する日。“エゴからエコへ”。アースデイには、代表も規則もありません。アースデイは、民族・国籍・信条・政党・宗派を越えて、誰もが自由にその人の方法で、地球環境を守る意思表示をする、国際連帯行動です。自分と地球とそこに住むたくさんのいのちとの対話、やってみた日、それがあなたのアースデイです。
全米学生自治会長をしていたデニス・ヘイズ氏がネルソン議員のアイデアを受けて1970年全米中にアースデイを呼びかけ4月22日をアースデイであると宣言しましたことから始まる。(1960年代終わり頃、農薬や殺虫剤などの化学物質の過剰な使用が自然の生態系を破壊することを論証したレイチェル・カーソン著の「沈黙の春」が浸透し、ようやく環境問題に人々の関心が集まり始めた。)
東京では2001年より新たに実行委員長にC.W.ニコル氏を迎え、代々木公園と明治神宮、新宿パークタワーを会場に坂本龍一氏のフリーライブをはじめさまざまなイベントが催さている。(ネットより)



※内部被爆とは;呼吸をすることによって空気中放射性物質を、または放射能汚染された食べ物を食べて、体内に取り込まれた放射性物質が体のさまざまな部分に蓄積し、放射線を出し続けて細胞を破壊すること。
※短期保養とは;放射能汚染区域に住む子供たちを一時的にでも避難させ放射能の影響のない場所で暮らさせると、体から放射能は排泄されて健康を取り戻し、正常な成長をし始めるということがわかっている。日本では野呂さんのいる「チェルノブイリのかけはし」が働きかけて北海道でベルラーシの子供たちを受け入れてきていた。

2012年8月、秋田でも横手市にかほ市での福島っ子たちの保養プロジェクト『秋田でのびのびわくわく保養プロジェクト!2012』を象潟の知人が企画しています。協賛金の宣伝ご協力お願いします! 
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