ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

ホリスティック医療について

2014-01-19 | 季刊誌なな色メールより
私は今介護施設内の看護師として勤務しています。地域の在宅包括支援の中で短期の施設利用をされる方の健康面のお手伝いをするのが仕事です。家族、医療機関との連携が重要となります。実際、医師との連携の難しさや、結局西洋医学がまかり通っていてすぐ薬剤で解決しようとする人間の多いことにうんざりしています。中には昔ながらの民間療法に長けたしっかりした高齢者の方との嬉しい出会いや要らない薬を使いたがらない昔ながらの地元のホームドクターもいますが。

私が目指す理想の医療は、根本治療と、生活改善と死の受容です。ホリスティック医療に関心があり、ホメオパシーもその中の一つの手法だと思っています。

ホリスティック医学の提唱者でもある医師クリスティン・ペイジの『チャクラー癒しへの道』を随分と時間をかけて読み進んでいます。彼女はホメオパシー療法医です。(職業を選択する年頃になって、人々を救いたいと医師を選びましたが、研修医となると「生は神聖なもの。死は敗北である。」と教えられ、対象はただ肉体だけという学びで命が抜け落ちている事に徐々に気づき疑問を持ちます。(E・Q・ロス博士と同じです。)

人間を全体として見るには心と体だけでなく魂も考えるべきなのです。代替療法、リフレクソロジー、鍼灸、ホメオパシー療法では体内と流れる気や生命力がブロックされた時に生じる肉体的不調和から病気になると考えられています。この内なる真実と結びつくと、治癒が始まるのです。WHOでも魂の健康が唱われています。

彼女の言葉を紹介します。“私たちは本来霊的な存在です。この地球でやるべき仕事を成し遂げるため、感情、論理的思考、肉体という三枚の洋服を身につけており、それらが合体してパーソナリティやエゴができているのです。病気になるのは肉体などパーソナリティの波動のみに注目し魂のレベルの波動をないがしろにしていることで、心が不調を感じ取り緊張、不満、怒り、憂うつなどの症状が出、それでも気づけないと病気になる…。病気は変化をもたらすための乗り物であって、治癒は元にもどるということでないのです。医者にかかって「(体を)治してください。」と言うだけは無責任なのです。感情的な問題こそを大事にするべきで、自分を知り、自分を表現する、自分に敬意を持ち評価することが大事なのです。

感情的な問題をきちんと解決されない限り、たとえ病気の症状を最新の薬で一時的に抑えられたとしても、不調和な心の状態はそのまま放置され、いつかまた現れます。心身に衰弱や消耗の兆候があらわれたら、友人からの助言と考えるべきです。

全ての生命体にとって病気は体罰でも衰えの前兆でもなく、バランスを回復するための自然なプロセスの1つです。今に生かせるもの以外を捨て去ることで、前へ進む能力を得られるのです。

 感染症に罹患するのも病原菌が問題なのではなく、土壌(個人の内側の状態と外側の環境)によるのです。すべての出来事は変化のための機会(プロセス)なのです。生命の目標は、精神と物質の総合交流をはかりながら、意識レベルを高めていくことです。”

こういう次元を考えていく必要が今後はあると思います。
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