12月16日(水) 曇り
知人からポケット型ステレオラジカセの修理を頼まれた。
依頼内容は、『電池が新しい時は鳴るが、少し経つと回転が遅くなり、音も低くなる。』
まず再生してみる。
ワウフラッターのひどいカセットレコーダー
あー、こりゃひどいワウ・フラッターだ。
ゴムベルトが伸びているな。
電池がすぐに無くなる症状とは別に、まずゴムベルトを見てみよう。
Panasonicステレオラジカセ RQ-A320 2003年製かな。
分解の仕方がわからない。
ネットで探してみよう。
この人が分解していた。
Panasonic カセットウォークマン RQ-A320が直りました
おかげで分解ができた。
カセットテープ側のふたを外すには、このボスが
本体ケースのくぼみに入っているので、ボスが外れるように押して片側づつ外す。
スピーカー側を外すには、カセット側の方から2本のビスを外し、本体ケースまわりの白いビス6本を外す。
このように開くが、スピーカー部を外すにはL・Rのスピーカー線と、真ん中の細い赤・黒の線(「主な仕様」を見ると、直径1.1cmのツイーターか? )のはんだ付けを外さなければならない。
今ならこういうところは、フレキケーブルでコネクターに刺しているだろう。
まだこの時代には「フレキ」は無かったのかな?
今度はこのプリント基板を持ち上げ、メカ部にアクセスできるようにする。
矢印のところのビス1本を外す。
右側のイヤホンジャックとマイクジャックが本体の穴に差し込んであるので、基板の左側を持ち上げるのだが、左側のリード線を外さないと持ち上がらない。
この5本の線のはんだ付けを外す。
わからなくならないように、線の色と基板の表示をメモしておく。
まだリード線が付いたところはあるが、開いたのでメカ部に触れる。
キャプスタンのゴムベルトに触ってみると、伸びてゆるゆる・ふにゃふにゃになっている。
伸びてふにゃふにゃのベルト
外そうとするが、カバーがかかっている。
このカバーは受け側のボスに入っているので、小さいマイナスドライバーなどで少しずつ持ち上げて外す。
カバーが取れた。
このカバーをつけるときは、穴を合わせて押し込めば取り付く。
ゴムベルトは直径38mmくらい。
厚さは0.5mmくらい。
断面は角形だった。
代替品を探してみる。
青い輪ゴムが似たような直径なのではめてみたが・・・
大きすぎる。伸びたゴムの寸法に近いものはダメだ。
さっきの写真の、一回り小さい輪ゴムをつけてみる。
プーリーを回転させると、モーターの軸も回る。
使えそうかなとカバーをしたが・・・
耐用年数はどうなのかと気になった。
ただの輪ゴムだ。すぐに伸びてしまうのではないか。
しかも断面が1mmあるので、オリジナル品の2倍だ。
ネットでゴムを探した。
オーディオ 機器 ゴムベルト 修理 交換 用
アマゾンとYahoo!ショッピングの両方に注文してみた。
届いてから続きの作業をやろう。
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