穀菜食堂なばな

オーガニックを日常に
昭和の香り漂う路地の奥、尼崎の和風ヴィーガン食堂。

今年のしょうゆ搾り

2020年07月13日 | ┗尼崎しょうゆ部

梅雨の合間を縫うようにして、尼崎チームでは、今年も醤油搾りを実施することができました。
この間にも、九州地方での長く強い雨のニュースが続きます。
犠牲になられた方のご冥福と、これ以上の被害が拡がらないことを、心よりお祈りします。

**********************

2019.3.31にスタートした、尼崎で3年目の醤油仕込み。




今年はメンバーのMさんに、お日さま醤油のリーフレットも作ってもらいました。
※「お日さま醤油」とは、戦後、長野県の萩原忠重さんという方が、研究を重ねて独自に開発された方法。
物の無い時代を経て、自由に醤油を仕込めるようになったことへの、深い思いが込められています。

日々のお世話を重ね、諸味が仕上がり、あとは搾りの日を待つだけ。

今年度は、オガクロさんの猪名川チームと合同で、搾り日程を3/22に決めた矢先、コロナがやって来ました。

集合時間を分けたり、日程を分けたり。
搾り師の松岡さん、オガクロ出口さんと、いろんな方向で検討を重ねましたが、最終的には延期の判断を下しました。

ちなみに、今年度は仕込みも、人が集るのを避けるため松岡さんと私の二人で静々と行いました。




その後やっと緊急事態宣言が解除され、天気予報とにらめっこしながら、梅雨の合間を縫うようにして今日を迎えることができました。

搾りの場所は、松岡さんの拠点がある、篠山市の「インターナショナルデモクラティックスクールまめの木」さん。
自由で楽しい空気が満ちています。


私は生まれて初めての薪割りに挑戦しましたが、これがびっくりする程、できないのです。
傍で見るのとやってみるのとでは、まったく違う。
生活能力を高めたいと切に思います。

さて、2019年度の諸味の仕上がりは。
香りが強く立ち上がってきて、今まで見た事ないくらい濃厚な感じ。
思わず、笑顔がこぼれます。


竹のササラを使って、丁寧に丁寧にお湯で伸ばして、搾って頂きました。
最初の一滴が流れ出す、感謝と感動の瞬間です。

無事にゴールに辿りつけた、嬉しさが込み上げます。
今回参加の皆さんと。

搾りのあと、昨今の気候変動のこと、環境のことなど話し合いました。
自分が住んでる所でできる事はなにか?
折しも、先日の大雨で、九州に大きな被害が出たばかり。
50年、100年に一度とも言われる災害が、いつどこで起きてもおかしくない状況が続いています。


土の中の環境を整えて、土の吸水・保水力を高め、そのことで防災に繋げていけないか。
できる道筋が探せないかと考えています。
※この冊子は、先日の高田宏臣さんの講演会で頂いてきたものです。

篠山と尼崎は遠く離れてるように思いがちですが、俯瞰してみると同じ武庫川流域で繋がっています。
上流で起きることは必ず下流に影響するし、逆もしかり。
私は、自分が住む下流側の土中環境をよくする方法を、探ります。
まずは自分の手の届くところから始めて、拡げていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。