南部吟遊詩人の写真館

このサイトは2023年3月、容量の不足により更新を断念しました。以後は「南部吟遊詩人の写真館2」に続きます。

姫神山に登ってきました。

2016年06月09日 03時36分46秒 | 〇〇山に登ってきました。
国道4号線、滝沢あたりから見える、姫神山。


このシルエットがとても特徴的です。

登山口はいくつかありますが、最もメジャーなのは「一本杉登山口」でしょう。



駐車場も広く、この時期は周辺小学校の遠足も多いです。バスも入れるわけです。

案内板です。周辺の地図。



こちらは登山コースの案内。これで十分です。なにしろここから山頂までほぼ一本道ですから。



では、早速登ります。当然、クマよけの鈴は必需品です。その他、装備をきちんと整えて登りましょう。



トイレも済ませて、入山記録も書いておきましょう。万が一のためです。


歩き始めます。



最初のこの、開けた場所が気持ちがいいです。



天気がいいと、岩手山を望むことができます。

さて、森の中に入って行きます。



そこから登山道。



緑のシャワー。



道は自然ですが、人が多いので、道跡はしっかりしており、迷うことはありません。



杉の木もきれいです。





基本的には広葉樹林ですが。


登って間もなく、「一本杉清水」にでます。



昔はここに「一本杉清水」の看板がかかっていたような気がしましたが…。



実際には「清水」というより、地下を流れてきた谷川がここで再び地上に出てきたところなのですが。

ここの水は冷たくおいしいので、喉を潤すにもってこいです。

↓で、これがその「一本杉」です。巨木です。

周りのと比べ、圧倒的です。まさに圧巻。

そこからすぐに「ざんげ坂」というところにでます。急勾配の登りがしばらく続きます。




とはいえ、階段が出来ているので、たいした辛さではありません。






山肌に巨岩が露出しています。多分、切削の跡が見られます。古くは石切り場だったのではないでしょうか。

「ざんげ坂」も20分ほどで終わります。

そして、五合目のちょっとした「平(たいら)」に出ます。


しかし、ここからが長いのです。
言ってみれば、四合目まで車で上がってきたようなものです。まだ、1合分しか登っていないと思った方がいいでしょう。



山道を行きます。





巨岩がだんだん増えてきます。



時短のため、六合目すぐに出します。





それにしても、巨岩がとても多いのですが、しかもその多くが直線的だったり、皿のようになっていたりと、加工の跡のように思われてなりません。頂上付近になるとそれが一層露骨になります。







こういう岩とか。




かつての巨石文明でも在ったのでしょうか。


梯子もあります。一か所だけ。岩の間をちょっとだけ登ります。




ちなみに、あまり人を写していませんが、登山客はとても多いです。挨拶を忘れないようにしましょう。



















天気の良い日は森林浴がとても気持ちいいです。
足を動かして軽く汗をかき、森の空気を吸う。至福です。



で、山頂近くなってくると、巨岩が増えます。というか、岩だらけです。

こういうあり得ない積み方を見ると、「絶対ここは巨石文明あったな。」と思ってしまいます。











こういうのが自然に出来ることってあるのでしょうか…?逆に人力でもかなり厳しい気もしますが…。

そして、森も途切れ、見晴らしのいい場所に来ます。八合目過ぎて、多分九合目です。



道が二股に分かれます。

アドベンチャー派は右をお勧めします。



こんな感じになります。石の上や隙間を進む感じです。

眺めは抜群です。が、怖い人は足がすくむでしょう。



なんせ、こんな感じ。一つ間違えば転落の危険があります。



一方、左は安全派の方にお勧めです。



ほこらを巡りながら、森の中を進みます。



安全なコースです。



山頂にたどり着きました。


↑ちなみに右コースからの眺めです。



この日は天気がよかったのですが、風がすごかったです。



ほこらには「嘉永」の文字が。どうやら江戸時代のもののようです。



察するに山岳信仰、山伏の信仰の跡でしょう。これほどの巨岩の多い山なら、相当な信仰心を集めたでしょう。
修行にはもってこいの山だったでしょう。


山頂からの眺めは絶景。パノラマビューです。
遠くに岩手山が見えます。

↓南側です。


↓南東方向です。


↓東側です。遠くに湖が見えます。


↓北側はやや林に遮られています。さっきの左のコースです。


山頂です。「一本杉駐車場」からここまで、90分ほどのコースです。ゆっくり登っても二時間でたどり着けます。


↓三角点です。測量の跡ですね。「剣岳~点の記」という映画を思い出しました。


あとは、眺めを惜しみながら降りるだけです。



帰りは当然もっと早く降りてこられます。
一時間も見ておけば充分でしょう。



登山は楽しいです。



【撮影日:2016/6/4】

↓↓↓一応、姫神山の位置です。超有名なので探すまでもないかもしれませんが…。












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