totoroの小道

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花のみち

2012-05-22 22:54:40 | 1年 国語

1年生の国語「はなのみち」

少し、仕事の手がすいたので、何か先生方の手助け出来ることがないか校内を歩いた。
1年生が国語を行っていた。
姿勢の悪い子、私語の目立つ子がいたので、そっとクラスに入れてもらった。

浜松授業研究の会で、川村先生の国語があまりにすごかった。
それをイメージすると、同じ1年生の授業なので、私もやりたい問題がたくさん見つかった。

くまさんが ふくろを みつけました。
「おや、なにかな。 いっぱい はいっている。」
くまさんが、ともだちの りすさんに ききにいきました。

という部分を学習していた。

「ふくろって、何?」
「どんな、ふくろ?」
「何でできているふくろ?」
「ふくろのなかに、何がはいっているの?」
「どれぐらいの大きさの袋なの」
なんて、子どもたちに聞いてみたい。

落ち着かずに先生を困らせている子の横に座って
落ち着かせながらそう考えた。
落ち着かない子が、なぜ落ち着かないか?
それは、やることがよく分からなかったり、ひたすら待つ時間が長かったりする。

そこで、その子が落ち着いたところで
「どんな、ふくろ?」って聞いてみた。
おもしろいことに、3人に聞いたら
3人とも、ビニルと答えた。
どうやら、スーパーの袋を想像しているようだった。

う~ん、スーパーの袋のなかの、「花の種」
あんまり、夢がないなあ。


走行している間に授業が進む。
くまさんが ふくろを みつけました。
「おや、なにかな。 いっぱい はいっている。」
の部分は、一度読んでおしまい。

くまさんが、ともだちの りすさんに ききにいきました。
は視写させた。

う~ん。私なら
「いっぱい」で問題作りをするなあ。
どのぐらい、いっぱい?
何が、いっぱい?
いっぱいだと、どのぐらいの大きさ。
いっぱいって、どう読むの。
いっぱいだと、重いの?
いっぱいだと、どんな手触り?

そうこうしているうちに、
くまさんが、ともだちの りすさんに ききにいきました。
から、くまさんは、リスさんに会って、なんと言ったと思う?
ワークシートに書き込んでね。
と指示がでた。

ますます、授業はやかましくなり
姿勢が乱れる子が増えた。

子どもたちは、何をワークシートに書いたらいいのか分からないのだ。
学びを、丸投げされているからだ。

この部分で書き込みをさせたいのなら
「おや、なにかな。 いっぱい はいっている。」
を、徹底して、学び合っておかないといけない。

おや=気がついた。
    ちょっとびっくりした感じ。
    不思議な感じ
何かな?=何か分からないけど、知りたい物。
       見たことがないけど、なんだか素敵だからしりたい。
       かな?だから、知りたがっている。
いっぱい=こぼれそうなぐらい。
       いっぱいだと、嬉しい気がする。
入っている=もともと入っていた。
         誰が入れたんだろう?
         何のために入れたんだろう?

何か分からないけど、良さそうな物が、いっぱいいっぱいあったから
何かとっても知りたくて仕方ないんだね。

全体で、このような話し合いをした後で
くまさんは、リスさんに会って、なんと言ったと思う?
ワークシートに書き込んでね。
と指示するべきだと思う。

 

事実子どもたちは、
「こんにちは。リスさん。」
なんて書いている。
教師の求めた答えが、なかなか書かれていなかった。     

浜松授業研究の会の御案内をいたします。

  開催日 曜日 開始時間 終了時間 施設名 場所名
第23回 2012年6月9日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第2会議室
第24回 2012年7月14日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第2会議室

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2 コメント

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鉄は熱いうちに (totoro)
2012-05-24 22:57:13
鉄は、熱いうちに打て。
本校の新採君に、時々声を掛けています。彼は1年生なので、川村さんが来るときに彼が来てくれると刺激になるのですが..
返信する
大半はこんな授業なんですね (Mrヒデ)
2012-05-23 15:06:54
 勉強していないと大半はこんな授業ですよね。どこの学校でもね。
 私たちは、授業研究の会で勉強しているから、問題の作り方、発問の投げかけ方、子どもの集中のさせ方などが、他人の授業を見ながらでも瞬時にできるようになったのだよね。このノウハウを何とか多くの教師に伝えていきたいです。でも、またこれが難しいですね。でもなんとか工夫して伝えていきたいです。
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