最後に滑った。出足快調。北のひとり星。
さらせ冬の嵐。オオ受け。ある程度予測できた。
おばさんたちから、絶賛の嵐。満足できる。
その中に、猫なで声の女がいた。ながいので
撫で声にしよう。上手い。沖縄民謡風の歌をうたう。
その声を普通に出して、歌ってくれないか。
できないと思ったら、身振り以外は、普通に
歌って見せた。そのあとを歌うのが大変。
舞酔い雪。女のグラス。まあまあな出来。
ここでやめればよかった。時の花びら。
みんなが帰ってしまった後に一人の歌が響く。
さみしい。さみしい歌です。早く新曲を探さなくちゃ。
なかなかない。これはと思う歌。ディエットに行くしかないか。
ネットで探してみる。ない。ディエットしたいな撫で声。
怖くて、声をかけられない。猫パンチを食らいそう。百足が出た。
何かソワソワする今日。明日は台風がやってくる。嵐になりそう。
しかし静まり返っている。むなしく響く時の花びら。翁かわいそう。
ママがなでなでしてくれる。水仕事で荒れた手のひらが涙を誘う。
あんましてやろうか。体の節々が痛いでしょ?。魂胆は見えてるよ。
ああどうして女はかわいいの。いくつになっても女は女。どう?
指圧の指で押してみて。何だずぶずぶと入っていく。むくんでいる。
何処押してるの。脇腹構ったらくすぐったい。もう爺ったら。猫パンチ。
白ちゃんおまえもしてやろか。皮と骨だな。18歳。もっと栄養のあるエサを。
吐くから駄目だ。ご主人様ずるい。丸々太って。食べちゃうぞ。ママが言う。
鬼婆か?。包丁研ぐな危ない。さばき方を知ってるか。つかまりました大岡越前。
何か最後の望みは?。竹取の翁を食べたい。豚で我慢しろ。アジが違う。一味違う爺でした。