冷たい冬のような雨が降る。なんとなく町中が、怒りに満ちている。なんでだー。
隣の爺が、怒り出す。ちょっとアドバイスしただけなのに。逆鱗に触れてしまった。
まあ天気が悪いから。それにカワセミが、男とイチャイチャしてるから。うらやましい。
翁も弟子が欲しい。思い切りアドバイスしたい。ローダウンは曲がらん。鬱憤はたまる。
雨の中をかけて帰る。泣きたい気分の翁。むなしくカーステレオが流れる。帰り着いた。
家内は、文化祭の飾りつけ。パッチワークを小学校に貼りだす。何と帰った駐車場の
目の前に、昨日あれだけ猫除け剤をまいたその場所で、家族そろって、イノシシがお食事中
慌てて写真撮るも、ぶれて見えない。確か3匹。立木の整理も落ち葉拾いも全く役に立たなかった
あとは、政治家に頼るしかないか。イノシシ党。まず当選はすまいが、何とかしてほしい。
翁はあまり気にならないが、家内が怪我でもしたら、困る。道を渡ちゃ人間界。安全を
保証できないぜ。今度は機械を設置するか。イノシシ脅し。牡丹鍋にするぞ。鍋を山に
設置する。翁をなめんなよ。表書きに書いておく。どうぞごゆっくり汗を流してください。
長湯歓迎です。どうだ。引っかかるかバカ。イノシシは現れなくなった。入ったのは妖怪。
いい湯だぞ。鬼太郎も入ったらどうだ。目玉おやじ。そんな雨の一日。