かなり降ったが、膝上10センチ。まだまだミニスカートでは短くない。鳥取なら
そんなに珍しくない。ミニスカートが珍しい。なにいってんだろ。したがって
何もできない。パソコン眺めて、転寝して、昼飯のざるそば食って、またねる。
家内がじれて、雪かきを迫る。そこへ緊急連絡網。なんとわが町内は大型の
雪かき機を持っている。小学生用は別の一台。往復したら、自動車が通れる。
どうだ。すごいだろ。さらに隣の町内も持っている。近代化された町内。
さらに翁も持っている。単に山の上に住んでいる。人力じゃ住めない。
さらに雪かき機を買えと提案したのは、誰あろう私竹取の翁でアール。
あっという間に終わった雪かき。ただ明日は平日なので、運転者に困る。
降らなきいいが。しかしまだまだ余裕。停電さえなければ余裕。倒木が心配だが
鳥取は気にしない。みんなかかわったら、財政なくなる。悲しい現実。
雪は降って当たり前なのだ。寒い。でも雪以外は何もない。コロナだって少ない。
水害も、無い。いいところなんだ。ただ雪が降る。湿った雪だ。雪の降る街を
歌おう。何もすることがない。爪でも切るか。ほれ爪タイ。冷たい雪が降る。
冷たいビールを飲むか。雪で冷やしたビール。雪降る街でしかあじあえぬ。
だが冷たすぎて、あんまり。雪かきした後のビール。これは雪国の特権。
雪に埋もれたビールを、開けて喉に流し込む。芸者の駒子のかおが見える。
ほんのりほほが赤かった。そんな素朴な町鳥取。いつまでもこのままでいてくれ。