どうしよう。いい曲が見つかったと思ったら
声が高すぎて、歌えない。湿った一日。
いつものように買い物。魚はサバの刺身。
いつものようにムーミンの横顔を眺めて
美味しそうと思う。帰宅する。
ひるから思い切りからおけの準備と思ったら
歌えないじゃないか。愕然とする。さらせ冬の嵐。
ああ高いところが声が出ない。最近の歌手は高い音域がでる。
真似ができない。キーを下げればいけるかもしれないが練習できない。
愕然とする。心凍らせての様な曲を探したが見当たらない。
ものになりそうな曲は、北のひとり星。これだけでは足りない。
カラオケ店では7曲は歌う。心凍らせて、冬恋悲し、時の花びら。
影唄。あと三曲。ここに北のひとり星。であと2曲。初恋を持ってくるか。
あと一つがない。普通の演歌ではつまらない。何かないかなとネットで探す。
見つからない。誰か教えて。軽快な曲。お祭りサンバ。それじゃだめだ。
かっこいい曲が欲しい。黒猫のタンゴを歌え。白が言う。馬鹿言うな。爺が言う。
だいちおまえは白い。雪のように白い。最近は汚れている。白が言う。昔は砂糖を
かけて食べたっけ。そしてお腹を壊す。白の何倍も生きている。私も食べたい。雪の
かき氷。さんま鰺でお願いします。唄はどうなったんだ。すいませんのどが凍傷で。
なんてくだらないことを考えながら、心凍らせてを練習する竹取の翁でした。