長旅のまえに

好きなだけ、存分に、思ったまま、怒涛のように書こう

あのマンション

2023-12-13 15:16:48 | 日記
33年前だった。
夜中にトイレに起きる事はまずないタイプの私である。
あの日は偶然なのだろうか?
目が覚めたら台所の窓の外が赤い。
恐る恐る窓を開けて覗いた。

雑木林の中にショベルカーが動いていた。
撤去しているのはお稲荷さんの古い祠。
私にできることはなにもない。また布団に潜り込んで眠った。

子供たちが白い髭のお爺さんが階段にしゃがんでると言ったりしてたけど別に怖い思いはしていない。
その後、雑木林は整地されマンションが建った。

あの雑木林はね、戦前はいっとき死体置き場だったんだよ。
あの神社の裏手は子供が遊んじゃいけない場所だったしね。
あんなに家が建てこんじゃったけど。

お稲荷さんの祠の撤去はきちんとお祓いをする約束を地元の人と交わしていたそうだ。
アパート暮らしだったから私は無関係だったけど。
お祓いをしたとは思えない。

マンションの完成まえに引っ越したのでその後の事は知らない。
でもいまだに、窓の外を染めるあの赤い色は私の記憶に焼き付いて離れない。

ルパン三世

2023-12-13 06:34:41 | 日記
今朝はカフェオレ。
マグカップはムーミンパパ。

ふっと思い出したのはルパン三世だ。
まだアニメにもなっていなかったし私も幼かった。
思春期入り口あたりかな?

友人の家で見た。
エッチな漫画だと思ったけど好奇心はエッチに勝って読み終えた。

今になれば何がエッチだったのかわからない。
エッチなんて感じることができた思春期の私に戻りたいものだとほろ苦い気さえする。

作家のモンキーバンチは子供を仕事場に入れたくない。
お父さんはこんなエッチな漫画を描いてると見られたくないとインタビューに答えていた。

やっぱり、エッチなんだとほっとした記憶がある。
あれから年月が流れた。
体力が落ちるにつれてふじこちゃんに生まれ変わりたいなと思う一瞬が増えた。
ゴミだしも草取りも楽々だろうなって。

男を惑わすあの魅力より体力をうらやむようになるなんて私の女の人生とやらはキレイサッパリ消えたようだ。