長旅のまえに

好きなだけ、存分に、思ったまま、怒涛のように書こう

正直不動産

2023-12-26 13:59:41 | 日記
NHKなのかと驚いた。
Amazon見放題ばかりを見てるのでなんだかNHKであることに驚いたのだ。

知らない役者さんが多くてこれまたびっくり。
そして知ってる役者さんが老いていたりなんでこんなに若いの?とまたまた驚く。

思い出すのは若い頃に分譲マンションの受付アルバイトをしていた時のこと。
窓を開けて空気の入れ替えをするたびに最上階のエレベーター脇の部屋がなんだか嫌な感じなのである。
振り返っても誰もいないまだ分譲前の部屋だ。

新たにバイトとして入った私には伏せられていた事件があった。
エレベーター横にある非常口から女性が飛び降りた。
警察も来たし神主も来たそうだ。
不動産屋は誰も神主のお祓いの力は信じていなかったが総工費に対しての命の犠牲者数は信じていた。
「これで帳尻が合ったな」
怖い台詞だ。

女性は愛人と新たに買ったマンションで暮らしだした男の妻であった。
夫を呪い愛人を呪っての追い詰められた心が選んでしまった道なのだろう。

私に霊感はない。
バイトを始めた私は失恋し職を辞してやっとバイトをする気力を取り戻していた時期だった。
心が共鳴してしまったのだと思う。

柏の木

2023-12-26 08:19:38 | 日記
私よりも年上のこの柏。
父が三軒茶屋の家から若木の方を掘り起こして持ってきたものだ。

私は今年になって初めて柏が紅葉することに気がついた。
いつの間にか茶色く乾いて冬の風にガサゴソ、煩い音を立てまくるだけの木だと考えていた。
差し込む秋の陽に照り映える「紅」が柏であると知った驚き。

柏は縁起物として家族とともに移り今、ここにあるのだ。
新芽が出るまで古い葉が落ちないので家督を守る樹であるとされた。

私はそのいつまでもしがみついている葉が嫌いだった。
老いさらばえてなおしがみつく葉は新芽を「護る」というより惨めに映った。
老醜をさらしているとしか思えない。

傲慢だが若さなんて傲慢なものだ。
だからこそ歴史も動かす「力」があるのだろう。

陽射しのなかに柏葉の紅をみてしまった。
自身で老いも知ってしまった。

私は初めて柏に話しかけている。
なんの返事もないけれど。
「あるがまま」
それが答えかなと勝手に考えている。