長旅のまえに

好きなだけ、存分に、思ったまま、怒涛のように書こう

バクダットカフェ

2023-12-21 12:41:09 | 日記
1987年のドイツ作品「バクダットカフェ」を今、観終えた。

緑の少ない砂漠化した中にあるうら寂しいモーテルが舞台だ。
珈琲も大型トレーラーも寂しさを伝える小道具になる。

暮れゆく空は光を含んだ透明感のある濃いピンクから群青へと繋がっている。
モーテルのネオンサインは「H」だけが点かないまま裏側から撮される。

日常のゆとりのなさは心のゆとりのなさへと繋がってゆく。
そこへスーツ姿のご婦人があらわれるのだが「絶対に掃除を始めるぞ」と私は期待した。
やっぱりである。

私は掃除が嫌いなのだが整理整頓は大好きだ。どの映画であれ掃除して室内が整ってゆくのをみるとワクワクする。

このご婦人はメアリーポピンズを彷彿とさせた。
少しずつカフェに集う人々は幸せになってゆく。

台詞もない映像がそれを伝える。
ハッピーエンディングである。

私はこのハッピーエンディングについて行かれなかった。
幸せ慣れしてないのか根性が曲がっているのか?
己が情けない気分になってしまった。

ぬくぬくと幸せそうに眠る猫は可愛い。
見習うべきである。
けど、今さら私にどうしろと?
仕方ない、根性まがりのまま生き抜くのみだ。

機械おんち

2023-12-21 09:00:52 | 日記
載せたつもりの和菓子の写真が載せられてなかった。
やっぱり世の中の現役じゃあなくなったんだわと世代のせいにしたいが単に私がアホなだけ。

アピールブログのなかに
読めない文字があった。
「婚活痛女」である。
たぶん婚活はこんかつで正解だろう。
省略言葉の多い昨今で時々、解るような解らないような言葉も増えてきた。
「痛女」が読めない。
意味はなんとなくわかる。
いや、よくわかる。

読んでみた。
理解はできるけど共感意識が私にはもうあるような無いようなで薄れているらしい。
現役ではないのだとここでしみじみ感じた。

どちらの女の子も女の子だなぁ、可愛いなと思ってしまった。
若さだな。
いいなあって。

こりゃ、もう縁側で日向ぼっこしている婆さんだ。
でもそれもいい。
とはいえ、心が平和で穏やかになったわけではない。
色恋に穏やかになっただけなのである。
いろんなことに戦う体力が落ちる。

もしや「恋」とは体力でするものなのかな。


和菓子のChristmas添え

2023-12-21 06:16:49 | 日記
頂き物の和菓子。
綺麗と素直に喜ぶ。
ちょっぴりクリスマスを添えようと紙ナプキンを敷いてみた。
100均である。
でも雰囲気はアップと内心、嬉しい。

さてどれにしようか?

これにした。
小皿はエキゾチックがいいなとメドゥーサにした。
花のお菓子の下にメドゥーサ。
私はいつもメドゥーサたちの話が哀れに思える。
美しさをひけらかす若い娘への罰を下したのは老いの陰りが見え始めた女。
「美」とはご縁が深かったら取り扱いが難しいシロモノなのだろう。

なんて考えながら花の和菓子を堪能する。
甘味も塩気も絶妙で最高だった。