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小春日和生活のあれこれ綴ります

美作あきらバースディ二次

2010-02-25 14:55:04 | 小春的〝小花男二次〟
私のついあきら編書いちゃったよ度   

道明寺とはうまくいかなくなって結局別れてしまってどうやらあたしは古臭い「身分違いの恋」という言葉に大きなアレルギーをもってしまったみたい。

スズメバチに刺された時とおんなじ。一回目はいいけれど、体に抗体が出来るから二度目刺されたら命取りになりかねない。

もう決してお金持ちのおぼっちゃまには関わらない。
特に道明寺と同じぐらいのセレブF3とは友達という立場さえ返上したい。共通点なんか無んにもないのだからと思っている。

今日、美作さんから突然「ちょっとでいいから会わねぇー?」と電話があった時、断ろうとしたのだけど、美作さん独特の先々を読む心使い?

「確か牧野、木曜日に客寄せで日替わりセールをするスーパーで特売品だけピンポイント買いするとか言ってたよな。オレそこまでいくから」それだけ言って返事も聞かず切ってしまった。

長く話せば断ることさえ見越している。
わざわざあたしに無駄な遠回りなんかぜったいにさせない気使いが美作さんらしい。

あたしがスーパーの前に着くと(30分も前には着いていたのだろうけれど・・・)
美作さんが一年中クリスマスイルミネーションかと思えるムダに明るい、どこまでも甘ったるい笑顔で今着いたところとばかりに通りの向こうから小走りで近寄って来る。

「おっ、わりぃ。待たせたか? しっかし牧野相変らずだな。眉間の皺がもはや溝だぞ」

「なっ、なによ。そんなわけなー」

皆まで言う前にきれいにラッピングされた包み紙を手渡された。

「なっ、なによ。そんなわけわからなー」

F3らしい即行・突拍子には何回巻き込まれてもまだ慣れないらしい。

語彙(ごい)の乏しさを露呈するかのように同じ言葉を繰り返しで返答することになってしまう。

「そんなこえー顔で覚えの悪いオウムみたいに話してねぇで包み紙は噛みつきゃしないから、落ち着いてちと開けてみろって」

そう言いながら顔近すぎ・・・。

はちみつを入れて焼いた生地にたっぷりシュガーコーティングしたデニュシュに見えるほど甘すぎに整っている。
マダムでなくてもそこら20メートル四方の女性すべてを引き寄せてきそう。

事実、遠巻きに見つめている女性たちは美作さんを先ずうっとりと見つめたあと、何でこんな女がとあたしを敵意の込もった目で見る。

だからイヤなのだと思いながら好奇心には勝てなくて包みを開けてみた。

いくらブランドに弱いあたしでも見間違うことのないブルーの箱から三日月を模(かたど)ったプラチナのペンダントが出てきた。
ペンダントヘッドの三日月の先に大きなピンクダイヤモンドが1個燦然と輝いている。

「きれい。」思わず言ったあと「これ?って」と疑問のまま素直に聞いたら

「あ、逆・誕生日プレゼント」

「明々後日オレの誕生日なんだ。で、うちの家訓は『感謝と柔順』なんだけど、
柔順ってのは謙虚とか謙譲にも近い意味で慎み深さを持って温和なさまを言うんだ」

「それとこれとがいったいどう結びつくのかあたしにはさっぱりわからないけど?」

「誕生日ってのは自分を生んでくれた親と今自分がここに在ることへ感謝をする日なんだと思うわけ。オレにとっては牧野はある種メンタルの恩人なんだ」

「?」

「オレさ、自分を幼馴染の中に混じると一番目立たなくて、一番劣っている人間に思えてあいつらが太陽ならオレは月、それも欠けた三日月だとずっとどこかで思ってた」

「そんなこと普段は思わないんだけどな、嫌なことがいくつか重なって、うち帰るのも嫌で時間つぶしてたとき牧野に偶然会ったことあるだろ?」

「あーいつか公園で会った」

「あんとき偶然じゃなかったんだ、いや必然でもないんだけどな。歩き続けてたら牧野の家の近くにたどり着いてたってのがホントのとこなんだけど・・・」

「牧野言っただろ?オレを月みたいだって。一瞬気にしてる一番痛いところ突くティラノサウルスかこいつ///と思いながら・・・。心のダメージ防ぐべくシールドかけて次の言葉待ち構えてたら・・・。」

「ひどっ、あたしって同じ恐竜さえ餌食にする最強肉食恐竜?」

「いや、言ってくれたな。オレが月みたいな存在だから俺らがうまくいくみたいなこと。うまく言えねぇんだけど、凍てついた心に春の風が一陣吹き込んだみたいに暖くなれた。類の奴と違って寝つきが滅法わりぃオレがその日はぐっすり眠れたんだ。」

「それは良かった。ってだからどうしてこれ?」

「バレンタインデーも今って友チョコとか逆チョコってのも流行ってるらしぃからオレからチョコを渡そうかと思ったけど、牧野だとオレがわざわざ買って渡したってもらったチョコのおすそ分けぐらいにしか思わねーだろうし」

「オレの誕生日の明々後日に逆プレゼント。で、いかにも女性ものならいくらなんでももらいものたらい回しとは思わないだろうからさ」

「ならましてもらえないよーこんな高そうなもの」

「ほー、牧野はオレにうちの家訓『感謝と柔順』の実行を邪魔する権利あるわけ?オレ、親父に家訓を守ろうとして断られた不甲斐無い息子ですと許し請わなきゃなんねぇわけだ?」

「みっ、美作さん、それってずるい。」

「何ーんとでも。ピンクの石はオレの心にあの時吹き込んだ一陣の春風のイメージだから。でも『感謝と柔順』を具象化したらこんな色かも」

「わっ、わかりました。よろこんでいただきます。二日早いけれど美作さん、お誕生日おめでとうございます」

「ありがと。で、もうひとつ。ちゃいはやバースディのディナー予約してあんだけど。まさか一人で食べろなんて薄情なこと牧野は言ったりしねぇよな?」

・・・・・美作さん、レストランの予約まで既にしてあったんだ。この気回しと用意周到さに勝てる人間がこの世の中にいるわけない。
あたしは観念した・・・・・

「はいはい。わかりました。『感謝と柔順』でごちそうになります。」

そう言ったら美作さん、女性だけでなく蜜を求め飛び回っているだろうみつばちも根こそぎ集めるのではと思うほど極上で甘い笑顔をあたしに向けた。

実はあきらは密かに三日月とピンクダイヤモンドと対になる指輪も既に用意してあった。
万一の確率で気持ちが通じ合った時はステディリングとして贈ろうと考えてしたこと。

言ったってわからない司は別にしても、さすがの人3倍鋭い総二郎、眠り狂四郎のように感覚・感知の類を持ってしてもそこまで気づきはしない。

ましてや鈍感さで道明寺と対と言えるぐらいの牧野つくしに0.01%成功の可能性「甘ったるいロックオン作戦」が密かに開始されていることなど考える由さえ無かった。

ーおしまいー

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※明々後日は花より男子のF4の一人美作あきらのバースディとされています。魚座でA型のあきらの性格、誰よりも私、わかりますよー。

実を言うと小春@管理人の誕生日は明後日、2/27日。私も魚座でA型です。

時に悲しいぐらい人に対して気回ししてしまう。そんなあきらにはたとえ二次小説でもいいから幸せになってほしい。心から願います。

いつもは花沢類が好き!と公言の私ですが、あきらの誕生日に寄せて文才の無さは理解ながらちょい書いてみました。

次はやはり花沢類バースディ3/30日ですか?
でも過去に2回ほど書いたのでもしかしたらスルーして心の中でおめでとうだけ言うかも。

きのう02月24日の閲覧数:879PV ご訪問者数:266IP
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 いつもご訪問いただきお読みくださる方、初めてお立ち寄りくださった方、ありがとうございます。
今日も良い日をお過ごしください~♪ よければまた遊びにいらしてくださいね(*⌒ー⌒ *)

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