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Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

2040年の労働力不足のこと

2023-04-26 23:45:25 | ひとから学ぶ

 久しぶりに羽鳥慎一モーニングショーを見た。たまたま出が遅かったため、少し見ただけのことではあるが・・・。本日放送の「人口減少…2040年の労働力不足どうなる?」、合わせたように新聞記事などにもこの問題が報道されていたが、このまま人口が減少すると、2040年の人口と労働力はどうなるのか、というもの。日本の総人口は、2022年10月時点で1億2494万7000人。 これが2040年には、1億1091万9000人。 1400万人以上減少するという。約1100万人の労働力が供給不足となるらしい。都道府県別にみると、不足率最大の京都府は39.4パーセント、長野県も33.5パーセントと全国ベスト3に入る。例えばとして介護の場合は、2040年に58万人の不足し、週5日必要な介護が3日しか受けられないという。極論すると日本の4分の1の地域は居住できない状況になる可能性があるというのだ。

 久しぶりに見て玉川徹さんが出ていてびっくり。「復活したんだ」と。そして玉川さんは農業問題を捉え、現在の総人口は約1億2500万人で、食料自給率は38%、2040年には約1億1000万人に減少し、食料自給率は43%となる推計でだという。しかし、それは現状から推定するものであって、農業従事者が減少するからそうはいかない。主に農業を仕事とする人の割合は現在123万人いるが、うち8割が60歳以上。 20年後はこの8割の大半が農業の現場からはいなくなる。 残りの2割にあたる50代以下は25万人ほどだという。 新たに増えたとしても、20年後には30万人ほどにしかならない可能性がある。

 いろいろ解決策はあるのだろうが、もう20年もない時代のこと。わたしは生きているとしたら80代。まさに介護時代にあたっているのかも。インパクトのあるのは「日本の4分の1の地域は居住できない」ということだろうか。長野県の労働不足から推定すれば、山の中はもはや居住域ではなくなる。廃村どころかあまたの公共施設をどうするのか、とはいえ国土を保全しないと災害は居住地を襲う。根本的に何をどうするのか、小さな自治体の足の引っ張り合いは「無しにしないと」生きる術もなさそうだ。そして出生率はさらに低下しそうな感じ。日本の若者に少しでもその道の選択肢を残しておいてあげないと、大変なことになる、などとここで言うほどでもないような状況なのかも・・・。


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