『ツボイ塗工』~亡き父の魂と共に~ 関西ペイント・リフォームサミット参画店、水谷ペイントパートナー施工店・認定施工者

『生ける建物の声を聴け!』

建物は生き、意志を持ち、あなたの気付きを待っています。建物を笑顔にする塗装がここに!

日本の屋根を涼しく~遮熱塗料はなし

2010年08月01日 23時23分55秒 | 日記
町場職人を支える日本ペイントさんの企画で
『ペイントかわら版』と言うのがあります。

日本ペイントの新製品情報や現場の声など、
とてもわかりやすい冊子を毎回送って頂いております。

その中で新規採用に至った材料も非常に多く、
新規材料への敷居を下げてくれています。

そのかわら版の企画の中で、
サーモアイという遮熱塗料のお話があり、
先着限定で遮熱キットをプレゼントして頂けると言うお話。

実際に遮熱効果を体感できるキットと言う事で、
即座に応募・・・・が、応募者多数で頂けない事に(TT)

仕方ないな~と思っていたら・・・編集部から届きました♪ブツが。

これを使った実験をしてみましたが、付属している温度計がどうも心もとない。

なので放射温度計を注文して、到着を待ってから公開に向けて段取りしたいと思います♪

今後ご紹介を予定しているのは日本ペイントのサーモアイシリーズ。
既に上級グレードのサーモアイSi(シリコン樹脂)を受注済みですので、
暑い暑いピークに塗りましてその効果を試します!



さて、遮熱塗料って?と思われるでしょうが、
高反射塗料で太陽光をカキーンと打ち返しましょという技術。

日本ペイントさんは太陽光の中でも近赤外線に着目し、それを狙い撃ちする機能を強化してます。

実は近赤外線と金属とは波長が近い為に吸収されやすく、
金属屋根などはこの近赤外線と仲良くなってカチカチ山。

車のボディーがチリチリになるのも近赤外線の悪さだとか。

それを狙い撃つスナイパーがサーモアイには在籍してます(^^

そうなると特にトタンなどの金属屋根には絶大な効果が期待できますネ♪


日本ペイントさんのコマーシャルをするつもりはありませんが、
鉄部塗装用の塗料に絶大な信頼を寄せている当方としては、期待感最大です。

あとは施主様の笑顔が見れれば・・・


追ってご報告致します!



低予算階段塗装工事

2010年08月01日 00時32分11秒 | 日記
今回は低予算依頼を受けての階段塗装工事です。

階段の一部に大きな錆びによる劣化が伴っており、
施主様は『鉄骨階段掛け替えの時間を稼ぎたい』との事。

当方点検でも階段の一部に強度不足を伴う大きな錆びが発生している事を確認、
施主様へは点検ポイントをお教えし、
何か異常があったらすぐに当方を呼んでほしいと申し上げての作業開始となりました。

今回の塗装対象は活膜(錆びの無い正常な塗装膜)も多かったので、
ご予算に合うように錆止め塗装を省き、
大きく錆びている部分に関してはサービスでエポキシ樹脂系錆止めをタッチアップ塗布、
2液反応硬化型ポリウレタンの防錆仕様をご提案することとなりました。

防錆型は硬化剤にシアナミド鉛系錆止めと同等の効果を発揮する錆止め剤が混入されており、
今回のような活膜の多い鉄部の低予算塗装に威力を発揮します。

シアナミド鉛系錆止めはエポキシ系錆止めが主流になる以前に頻繁に使われていた錆止め。
当方では10年以上前に既に扱いを停止しておりますが、
同等の効果を硬化剤を変えるだけで実現できるというのは驚きというか、
技術の進歩というか。

当方が通常御提案するのは、エポキシ樹脂系錆止めを塗り、更にこの防錆型を塗るダブル防錆仕様。
かなり良い効果が出ていますが、今回は防錆型のポリウレタン樹脂塗装が主。

今度どのような動きをするか、点検を密にしたいと思います。


『シアナミド鉛系錆止めの問題点』
成分中に鉛を含む(微量含む安全なものもありますが…)事から、
安全性・環境配慮の点から業界ではエポキシ樹脂系錆止めの移行が進んでおります。



写真は一枚目が塗装前、二枚目が塗装後です。