『ツボイ塗工』~亡き父の魂と共に~ 関西ペイント・リフォームサミット参画店、水谷ペイントパートナー施工店・認定施工者

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太陽光発電の故障率と雨漏り

2010年08月19日 00時11分54秒 | 日記
今流行りの太陽光発電。

エコだし補助金も出るし売電出来るし良い事だらけ、
そんなイメージを営業マンがしきりに作り上げている
ように感じますが…

機械製品なので故障の問題、
また既存住宅の屋根に設置した後の
メンテナンス(雨漏り等)の問題が気になっていました。


○―――○―――○―――○―――○―――○―――○―――○―――○


NPO法人による調査で10年で3割に不具合が…
というニュースでやっぱりかあ、と。


別に太陽光発電を否定するわけではなく、
『太陽の恵みを受け故障しない万能機械』的な
営業方法がどうも私は気になっていたんです。

やはり故障と言うリスクがあると言う事をしっかり理解して
その上で失敗のない導入をして欲しいなと。

私がここでうんちくを書いても不正確なので、
しっかりとしたレポートに詳細は譲ります


さて、もうひとつ気になっていたのは設置方法。
太陽光パネルを乗せる前提で重量計算をし、
設計された建物は大丈夫だろうと思うのですが、
問題は既存住宅に後載せする場合。

まさか屋根に直接穴を開けて取り付けるんじゃあるまいな、
でも、取り付け不備があれば風で飛んでしまうし…


と、とあるホームセンターで丁度、設置見本があったので、
実際に見てみると…開けてます、穴。。。


シリコンするから大丈夫的な説明ですが。。。

正直、雨漏りの不安が増大しました。


下地にまで貫通するようなビスでないとしっかり固定出来ないでしょうし、
そうなるとその貫通ビスから雨が流入するリスクはかなり高まります。

シーリング(シリコン注入措置)は紫外線劣化によりおおよそ5年で効果が薄れ、
割れやヒビが発生し、防水効果が無くなります。

その都度、補修をしてゆくのでしょうが、
一度屋根に乗っかった部材をマメに点検してくれる業者さんが
はたしてどれほど存在するか…

メーカーは10年とか15年などの保障をしているので、
点検はしてくれるらしいですが、
『パワーコンディショナや接続箱など、
屋根のソーラー・パネルからくる電線にテスターを当てて、
電圧(開放電圧)を計測するだけ』。

設置の保障は施工業者がと言う事でしょうから、
施工業者の良心に掛る部分が多いと言う事でしょうね(くわばらくわばら…

実際、雨漏りなどの不具合を各所で聞きますので、
設置方法の検討はすべきかも知れません。


個人的には後のせをするならば、屋根を改修してソーラー用に造り直し、
その上で載せた方が良い、
そうでなければ載せるべきではないと思いました。